仲里依紗主演NHKBSプレミアム「昨夜のカレー、明日のパン」最終回見逃した方のためにあらすじと関連動画

2014年11月18日15時00分ドラマ

ギフ(鹿賀丈史)が置き手紙を残して旅に出た。恋人富士子(毬谷友子)と温泉旅行だと知ったテツコ(仲里依紗)は自分の存在がギフの恋の邪魔をしているのではないかと考えるようになった。ところがギフは富士子にダマされて… 16日(日)最終回を放送した「昨夜のカレー、明日のパン」はNHKオンデマンドにて全話有料配信中(無料お試し視聴あり)。
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作家で脚本家の木皿泉が書いた『昨夜のカレー、明日のパン』(河出書房新社)。第27回山本周五郎賞候補作、第11回本屋大賞で2位にランクインしたベストセラー小説である。主人公テツコ(仲里依紗)は19歳で一樹(星野源)に嫁入りし、21歳で一樹を病気で亡くす。それ以来、義父である連太郎(鹿賀丈史)と一緒に暮らす普通のOL。恋人の岩井さん(溝端淳平)に何度もプロポーズされるのだが、踏ん切りが付かず…。

登場人物はすべて「特別な人」ではなく、私たちの日常にフツーにいそうな人たち。しかし、原作者でこのドラマの脚本を手がけた木皿泉は、登場人物それぞれに、心に染みいる台詞を与えている。ドラマを見ていて毎回、ホロッと涙したり、暖かい気持ちになったり…。そして何よりもこのドラマでは「生と死」、そして「再生」をテーマにしていることが重要だ。
主人公テツコも、ギフも、岩井さんも、隣に住むムムム(ミムラ)も…みんな傷ついて悲しみに打ちひしがれても、毎日を一生懸命生きている姿が描かれていた。それは視聴者の心の奥深くまで届いた。それが「Yahooテレビ」に寄せられた視聴者の評価平均4.89点/5点という著しい高い数字となって現れているのではないだろうか。

大切な人を思う気持ち…大切な人を失った悲しみを乗り越える強い力…人はみんな一人で生きてるんじゃないってことを、改めて痛感させられたドラマだった。

■前回のあらすじ
ある朝、ギフ(鹿賀丈史)が置き手紙を残して旅に出た。心配するテツコ(仲里依紗)だったが、ギフの恋人の富士子(毬谷友子)との温泉旅行だと分かり、自分の存在がギフの恋を邪魔しているのでは…と不安になる。しかしその頃ギフは岩井さん(溝端淳平)の家にいた。富士子にだまされて大量に買わされた北欧家具の処理に困り、家具と一緒に岩井さんちに転がり込んでいたのだ。
大量の家具に囲まれて、岩井さんとギフは居場所がなく結局ギフの家に戻ることに。家具が処分できるまで、岩井さんも寺山家にやっかりになることになった。
翌朝、炊きたてのご飯を食べるギフと岩井さん。テツコはお仏壇にお供えしたご飯を食べる。それを見た岩井さん、何かを感じたようで…。
一方、テツコは急にギフがいなくなってショックだったことに気づく。誰もいない家で一人淋しく夕飯を食べた…もし自分がこの家を出たらギフも同じ思いをするんじゃないかと思うと、やっぱり岩井さんと結婚できないと思うテツコだった。

会社の後輩ギタリエ(小野ゆり子)が結婚することになった。北欧家具のカタログを見ているギタリエを見た岩井さんは、ここぞとばかりギタリエに声をかけ、自分の家にある大量の北欧家具をギタリエに引き取ってもらうことになった。

そんな中、立ち食い蕎麦屋で昼食中のギフ、偶然そこで富士子を見つけた。慌てて逃げだす富士子を追いかけるギフ。富士子はギフを騙したことを謝ったが、ギフは「あなたを利用しようとしたのは私です。年を取って嫁に面倒を見てもらうのがイヤで、あなたを利用しました」と告白。富士子も本心ではギフに好意を持っていたようで「あの家で死ぬまで(テツコに)気を遣って暮らすんですか? ここじゃないところで、一緒に暮らしませんか? でも、私の言うことなんて信じてもらえませんよね…」という富士子にギフは「気を遣ったり遣われたり…信じるってそういうことでしょ。亡くなった妻がもうダメだとわかったとき、病院から自宅につれて帰りました。妻は庭の銀杏の木を眺めながら『私はあと、金色に輝く庭を見つめてくらすんだね、なんだかとても贅沢だわ』と言いました。だから私はあの家で、あの金色の銀杏の木をもう何回か見届けようと思っています」と言い、富士子と別れた。

惣菜屋の「パワースポット」にも変化が訪れていた。新しく設立される病院に来て欲しいとサカイ君(福士誠治)に声がかかったらしい。しかしムムム(ミムラ)はサカイ君から何も聞かされていなかった。ムムムのほうからサカイ君に聞くと「断るつもりだから」と言う。まだ断ってないということは、迷っていることでしょ? とムムムはサカイ君に医者に戻るよう説得する。しかし、店で料理を作るのはサカイ君。「パワースポット」が立ちゆかなくなるから…と心配するサカイ君にムムムは「私、調理李学校行くから、一人でこの店やれるよ」と笑顔で答えた。
その後、サカイ君は医者に戻り、ムムムはもう1人の店の出資者で元坊主の深っちん(趙珉和)と一緒に店を切り盛りするようになった。

久しぶりに同僚と飲んだ会社帰りの岩井さん。「路上コトバ師」と看板を出す露店を見つける。その店主が一樹(星野源)そっくりの男だった。酔った岩井さんは一樹だと思い「アナタには負かいけませんからね!」と大声で言ったあと、すっこんでその場で寝てしまった。ちょうど岩井さんのケータイにテツコからの着信。露店店主が岩井さんのことを伝え、テツコが迎えに行ったのだが…。
テツコも店主(一樹?)の顔を見てびっくり! 店主は岩井さんのことを「この人は世界で一番大切な人?」とテツコに聞き、「はい」と答えるテツコ。そしてテツコは店主に「私、幸せになっていいのかな?」と聞くと店主は「誰よりも幸せになってよし!」と答えてくれた。

テツコは、岩井さんのプロポーズを受けることを決意。岩井さん、テツコ、そしてギフという新しい家族の生活がスタートした。


「昨夜のカレー、明日のパン」NHK BSプレミアム
【放送期間】2014年10月5日から11月16日
【原作・脚本】木皿泉
【演出】茂原雄二、阿部雅和、佐々木詳太
【出演】仲里依紗、鹿賀丈史、溝端淳平、星野玄、ミムラ、片桐はいり、美保純、小倉一郎、筒井真理子、小野ゆり子、賀来賢人、吉田羊、福士誠二ほか。
原作本『昨夜のカレー、明日のパン』(木皿泉著)は河出書房新社より刊行。

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