センバツ11日目 清峰、花巻東が決勝へ、両エースに注目-毎日放送
第81回選抜高校野球は11日目が開催され、報徳学園(兵庫)対清峰(長崎)、花巻東(岩手)対利府(宮城)の準決勝2試合が行われた。
第1試合では、清峰のエース今村と4番山崎の主役2人が活躍。山崎が2回裏に先制のソロホームランを放つと、一方の今村も準々決勝まで26イニング無失点の実力をいかんなく発揮し、報徳学園打線を0点に抑えていく。すると山崎は3回裏に2点タイムリー、5回裏にもタイムリーを放ちひとりで4打点。好投を続けるエースを主砲がバックアップした。今村の連続無失点イニングは、8回表に報徳学園4番西郷にタイムリーを許し、33回で終了。しかし、1点こそ失ったものの素晴らしいピッチングで完投。投打の軸がしっかりと活躍した清峰が4対1で勝利し、3年ぶりの決勝進出を決めた。
第2試合は今村同様に無失点を続けるエース菊池を擁する花巻東と21世紀枠で初の決勝進出を目指す利府が対戦。先制点を奪ったのは利府。3回裏、無死二塁の場面で1番遠藤が右中間スタンドに飛び込む2ランホームラン。花巻東・菊池相手に先制点を奪ってみせた。しかし、ここから花巻東が反撃にでる。5回表に1点を返すと、続く6回表、二死ながら満塁のチャンスを作る。すると8番菊池が逆転の2点タイムリー。エースが自らのバットで逆転に成功した。さらに8回表には一死二三塁からのスクイズを利府がエラーし、花巻東がさらに2点追加。菊池は2点失った後は利府の攻撃をしっかりと抑えて5対2で試合終了。花巻東が岩手県勢として初めての決勝進出を決めた。
決勝進出をかけた白熱の2試合の模様は、毎日放送公式サイト内で無料配信中のハイライトでチェックできる。決勝のカードは清峰対花巻東。ここまで話題をさらい続けている清峰・今村、花巻東・菊池の両エースの投げ合いに注目だ!
毎日放送「第81回選抜高校野球11日目」