真賀田四季(早見あかり)から最後の挑戦状!?武井咲×綾野剛主演「すべてがFになる」第9話あらすじと予告動画

2014年12月15日21時00分ドラマ

IT業界随一の成功者・塙(城田優)が運営する「ユーロパーク」内別荘で犀川(綾野剛)ゼミの旅行が計画された。大株主の萌絵(武井咲)は前乗りして塙と会食することになっていたのだが…武井咲×綾野剛主演「有限と微小のパン:前編」第9話はフジテレビ16日(火)、夜9時より放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

10月からスタートした「すべてがFになる」もいよいよ残すところあと2話。最終話の原作『有限と微小のパン』(講談社文庫)は、森博嗣S&Mシリーズの完結編となる。
森博嗣ミステリーは他に類を見ない独特な世界観を持ち、殺人の犯行動機がいつも凡人にはわかり得ない難解なものとなっている。第7、8話で放送された「数奇にして模型」も、殺人の動機が自分が惚れ込んだボディを、フィギュアの型として保存したかったから…というものだった。たしかに、日本でのフィギュアブームは世界的にも有名で、アニメやゲームのキャラなど、多くのフィギュアが流通されている。しかし、殺人を犯してまで「型」が欲しい…という発想は凄すぎる。劇中、犀川(綾野剛)自身、犯人の動機は理解しがたいと言っているが、そういうストーリーを考えつく原作者・森博嗣の頭の中がどうなっているのか…だれか解析してくれないだろうか。
S&Mシリーズを始め、Vシリーズ、四季シリーズ、Gシリーズと多数の作品に登場する殺人者たちの中で、群を抜いてすごいのがこのドラマにも登場する真賀田四季博士、その人である。
これらの凡人には理解しがたいストーリーを書き綴る原作者森博嗣。ファンの間ではそれを「森イズム」と呼んでいる。森博嗣はミステリーだけでなく、自身の思想的分野に関する書籍を執筆(あえてエッセイとは呼ばない)。集英社新書、中公新書ラクレ、幻冬舎新書、新潮新書、朝日新書から刊行されている。森作品に興味を持たれた方に、ぜひこれらの新書もオススメしたい。

【“森イズム”が分かる森博嗣新書作品】著書一覧
『孤独の価値』(幻冬舎新書)
『科学的とはどういう意味か』(幻冬舎新書)
『「やりがいのある仕事」という幻想』(朝日新書)
『自由をつくる自在に生きる』(集英社新書)
『自分探しと楽しさについて』(集英社新書)
『創るセンス 工作の思考』(集英社新書)
『小説家という職業』(集英社新書)
『臨機応答・変問自在』(集英社新書)
『臨機応答・変問自在2』(集英社新書)
『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』(新潮新書)
『大学の話をしましょうか』(中公新書ラクレ)

■前回「数奇にして模型」後編あらすじ
紀世都(中島渉)のアトリエに行った萌絵(武井咲)は、その異様な光景を見て、紀世都が明日香(山川紗弥)を殺害したのではないかと犀川(綾野剛)に話す。そこへ再び儀同世津子(臼田あさ美)があらわれ、犀川と親しいそぶりを見せつけ、萌絵は苛立ちをかくせず研究室を後にした。
そんな中、寺林(山本耕史)から連絡があり紀世都のアトリエに行くというので萌絵も一緒に。アトリエに到着すると、紀世都と連絡が取れずに心配で来たという喜多(小澤征悦)と大御坊(小松和重)と合流。4人でアトリエに入ったのだが…そこには殺された明日香(山川紗弥)の頭部と、全身白く塗られバスタブの中で死亡している紀世都が発見された。
紀世都殺害は寺林の犯行だった。寺林は紀世都を「フォルム」として惚れ込んでいた。そして紀世都は「フォルム」として妹・明日香を愛していた。その明日香が死んだ今、紀世都は生きる目的を失った。紀世都は寺林が自分の身体を欲していることを知っていて、あえて寺林に殺害された。寺林はシリコンで紀世都の身体の型をとったので、遺体は白塗りになっていたのだ。
犀川の推測では、そもそも明日香殺害は寺林の同級生・上倉(ハマカワフミエ)で、寺林との仲を嫉妬したと思われる。寺林は明日香殺害が上倉と知ったため、上倉を殺害した。なぜならば寺林は殺された明日香の頭部が欲しかったのだ。紀世都の身体で型を取る練習を、明日香の頭部で試したかった。上倉がいなくなれば、明日香の頭部を切断しても誰にも知られる事がないと考えたからだった。
原作は森博嗣著『数奇にして模型』(講談社文庫刊)

■第9話「有限と微小のパン:前編」あらすじ
名のクラフト社が運営する「ユーロパーク」内の貸別荘で犀川(綾野剛)ゼミの旅行が企画された。ナノクラフト社の大株主でもある萌絵(武井咲)は事前に訪れ、社長の塙(城田優)と会食する約束をしていたのだが、萌絵が連れて行かれたのは、限られた社員しか知ることのない秘密の地下室だった。そこからさらに別のエレベーターで1階にあがり、地上に出たと思いきやそこは教会の内部で、塙が萌絵を待ち受けていた…。
原作は森博嗣著『有限と微小のパン』(講談社文庫刊)。

フジテレビ12月16日(火)夜9時より「すべてがFになる」第9話「有限と微小のパン:前編」を放送。主演、武井咲&綾野剛。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。なお、フジテレビオンデマンドにて見逃し配信中。

フジテレビ「すべてがFになる」番組公式サイト
フジテレビオンデマンド「すべてがFになる」公式サイト

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