国内公開仏映画興行収歴代1位!実話をもとに作られた『最強のふたり』Huluにて配信、あらすじと予告動画
頸髄損傷で体が不自由になってしまった大富豪と、その介護人になった貧困層の移民の青年との交流、実話をもとに描いた『最強のふたり』(2012)がHuluにて配信中!人種や社会的地位、年齢の垣根を越えた2人の男の友情の物語で、日本で公開されたフランス映画の興行収入歴代第1位!予告動画は映画公式サイトで公開されている。
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単館系上映作品だったにもかかわらず、2012年に公開された洋画興行収入ランキングで13位(16.5億円)にランクインした『最強のふたり』。それまで日本で公開されたフランス映画で『アメリ』が1位だったが、11年ぶりにその記録が破られた。クチコミで評判が広まり、公開から4カ月経過していたにもかかわらず、全国40館へ拡大公開された。
2003年、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュはある1本のドキュメンタリーを見た。パラグライダーの事故で頸髄損傷し首以外は動かせなくなってしまったフィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴと彼を介護する若者アブデルに密着した作品だった。フィリップはフランスでも有数の大富豪。一方アブデルはアルジェリア出身の移民。フィリップは事故で障害を負った3年後に妻を敗血症で亡くすという不幸に見舞われていた。自身の障害もふくめこれ以上不幸はない…と思う毎日だったがアブデルと過ごすことでフィリップに「生きたい」という気持ちを戻させることができた…という実話である。
エリックとオリヴィエはいつの日か、このドキュメンタリーを映画化したいと願いついにそれが実現した。2011年、本国フランスで公開されるやいなや、同年仏興収第1位、歴代3位、フランスでは国民の3人に1人が観たというほどの大ヒットとなった。2011年開催、第24回東京国際映画祭コンペティション部門で上映され、最高賞である東京サクラグランプリを受賞、主演の2人も最優秀男優賞を受賞。さらに第37回セザール賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、撮影賞、脚本賞、編集賞、音響賞にノミネートされ、主演のオマール・シーが主演男優賞を受賞した。
■あらすじ
パリに住む大富豪フィリップ(フランソワ・クリュゼ)は事故で首から下が麻痺してしまい、介護人を要していた。何人か面接したが気に入った人材は見つからず…。一方、スラム街出身で無職の黒人青年ドリス(オマール・シー)は失業保険をもらうため不採用の証明書がほしくてフィリップの介護面接に来ていた。別世界に住む2人の出会いはサイアクだったが、なぜかフィリップはドリスを介護人として雇い入れた。高級スーツとスウェット、文学と下ネタ、クラシックとソウルミュージック…何から何まで正反対の2人だったが、ドリスはフィリップは本根で語り合えるようになっていく…。誰もがフィリップを“腫れ物”を扱うように接する中、ドリスだけがフィリップを「普通」に扱った。それこそ、フィリップが求めていたものだったのだ…。
映画が完成して試写会にやってきたフィリップとアブデル。上映中、フィリップの車いすが動いているのを見た監督2人は、フィリップが笑っているのかと思ったが、上映後フィリップは「こんな姿になってから鏡を見なくなった。久しぶりに自分の瞳を見たよ。私は両手で拍手してるんだ」と監督に語ったそうだ。ハリウッドでのリメイク決定とニュースが出たが、その後どうなったのか不明…。昨今、ハリウッドはオリジナル作品がなかなかヒットしない。人気シリーズの続編ばかり制作されている。さらにリメイク版が必ずしもいい作品ともいえず…このお正月休みに、『最強のふたり』せひ、オリジナル版をご覧いただきたい!
【最強のふたり】
2011年制作、2012年日本公開
監督・脚本:エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ
出演:フランソワ・クリュゼ(フィリップ)、オマール・シー(ドリス)
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実話をもとに作られた『最強のふたり』(2012)、事故で体に障害を負った大富豪と彼を介護する移民の黒人青年、正反対な2人の友情を描いた物語。『最強のふたり』はHuluにて配信中。予告動画は映画公式サイトにて視聴できる。
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