一雄（西島秀俊）と忠雄（香川照之）を乗せたワゴンは最後の目的地へ。そこは広樹（横山幸汰）が受験を失敗した頃の永田家だった！一雄があれほど奮闘したにもかかわらず美代子（井川遥）のギャンブル狂もそのまま、さらに借金も増えていた！TBS 8日（日）夜9時「流星ワゴン」第8話予告動画は番組公式サイトで公開。

今までの放送回の中で、前回（第7話）は本当に感動した。幼くして命を落としてしまった健太（高木星来）が母に甘え、やっと未練を断ち切り成仏した。橋本（吉岡秀隆）が健太との別れのシーン「ごめんな、パパのせいで死なせちゃって。ママと離ればなれにしちゃって」のセリフを聞いたときに号泣した視聴者は多かったのではないだろうか。この物語は一雄（西島秀俊）と忠雄（香川照之）親子の物語であり、橋本、健太親子の物語でもある。この世に幽霊が本当にいるかどうかわからないが、こんなステキな幽霊の親子がいたらいいな…なんてことを思わせてくれるドラマだ。
いよいよ「流星ワゴン」もあと少しでラストを迎える。もしかして、一雄はもう死んでいる？　それとも死んでしまう？　現世の忠雄とは和解せずに逝ってしまうのか？　どうか最後はどちらの親子もハッピーエンドで終わってほしいと、祈らずにはいられない。

■前回あらすじ
健太（高木星来）の成仏を願っている橋本（吉岡秀隆）。成仏すれば生まれ変わって新しい人生を送ることができるからだ。健太はもう一度、母に会うことを決意した。いつまでも自分が母に未練を残しているから橋本も成仏できない、橋本の未練を断ち切れば、自分と一緒に成仏できると健太は思っていた。健太がやっと成仏する気になったことを喜ぶ橋本だが、忠雄（香川照之）にはどこか寂しそうに見えた。忠雄は橋本から本当のことを聞く。橋本の本当の未練は、一雄（西島秀俊）と忠雄のように、健太と朋輩のような本物の親子になりたいことだった。健太が成仏してしまったら、橋本の未練は永遠に解消されることがない、つまり永遠に幽霊としてさまよってしまうのだ。
忠雄は、それじゃあ橋本があまりにも可哀想だと泣く…。その話を聞いた一雄は、それでも健太を成仏させてあげることが一番なんじゃないかと言うのだが、忠雄はどうしても納得できずにいた。
再び健太は母親に会いに行く。ところが庭先で母が倒れているのを発見。一雄は救急車を呼ぶ。どうやら三脚から転倒したらしく命に関わるケガではなかった。健太は夢の中で母と再会。最後にたっぷり甘え、自分が先に逝ってしまったことを詫び、母に別れを告げた。
成仏するためには、もう一度事故現場へ行かねばならない。橋本が運転するワゴンはあの現場へ…。橋本、忠雄、一雄が見守る中、健太は事故現場へ歩いて行き、姿を消した…。号泣する橋本、忠雄、一雄。健太が成仏して嬉しいはずなのに、3人の男たちは涙を流した。ところがしばらくすると健太が再び姿を現した。「ぼく、やっぱりパパと一緒にいたい！」そう言って、健太は橋本の元へ戻ってきた。できなかった逆上がりを克服した健太なら、幽霊の常識（？）を覆し、きっと橋本と一緒に成仏できるだろうと、一雄と忠雄は確信した。
そしてワゴンは最終目的地へ向かった。

■第8話あらすじ
橋本（吉岡秀隆）が運転するワゴンに乗っているのは、幽霊になった橋本親子と、死の淵にいる忠雄の生き霊・チュウさん（香川照之）。一雄（西島秀俊）は、なぜ自分がこのワゴンに乗っているのか…「もうすぐ死ぬから？」と橋本に聞くのだが、橋本は応えない。そしてワゴンは最後の目的地へと…。
そこは、広樹（横山幸汰）が滑り止めの中学受験も失敗した頃の永田家だった。美代子（井川遥）の借金問題をかたづけたはずなのに、美代子のパチンコ狂はそのまま、さらに借金はもっとふくれあがっていた。あれだけ頑張ったのに何も変わっていないことに愕然とする一雄。しかし忠雄は忠雄のやり方で一雄を救おうとしていた。

TBS 3月8日（日）日曜劇場「流星ワゴン」第8話を放送。出演は西島秀俊、香川照之、井川遥、吉岡秀隆ほか。第8話の予告動画は番組公式サイトで視聴できる。TBSオンデマンドにて番組終了後、最新話が1週間無料見逃し配信中。

◇TBS日曜劇場「流星ワゴン」番組公式サイト
◇TBSオンデマンド公式サイト
◇「流星ワゴン」TBSオンデマンド/GyaO!ストア
　各話：324円/8日間、お得な見逃しパックも

　【冬ドラマ一挙紹介】　　【各話のあらすじ】