別れ、それぞれの再出発!田中麗奈主演「美しき罠 残花繚乱」最終回見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年03月13日12時30分ドラマ

りか(田中麗奈)と圭一(青柳翔)は、自分たち夫婦を陥れようとしている美津子(若村麻由美)と荘太(村上弘明)と直接対決するため、柏木家を訪れた。そこでお互い本音をぶつけ合うのだが荘太(村上弘明)は開き直り…TBS木曜ドラマ「美しき罠 残花繚乱」最終話は12日放送された。TBSオンデマンドにて全話配信中。

散々盛りあがったわりには、あっけない終わり方だった「美しき罠 残花繚乱」。人を人とも思わない、親友だろうと家族だろうと愛人だろうと、全てビジネスのため…という荘太(村上弘明)は最後までその意志を貫きとおし、圭一(青柳翔)、りか(田中麗奈)そして妻・美津子(若村麻由美)から何を言われようとも一言たりとも謝罪はしなかった。確実に自分の目的を達成させている荘太が、このドラマの中で一番の勝ち組、と言えるのではないだろうか。

「美しき罠」の見どころは、なんといっても嫉妬に狂う美津子だった。夫の愛人を懲らしめるため、自分を慕っている男を敢えてあてがい夫と別れさせる…。それから先、予想外にりかと圭一が結婚してしまったり、夫に別な愛人ができたり、父の会社を夫に乗っ取られたりと散々な目にあい、精神状態もおかしくなっていった。ドラマ後半では、意味なくクッキーを大量に焼いてみたり、小麦粉をぶちまけてまるでドリフのコントのように粉まみれになってみたり、とてもセレブ妻とは思えぬ行動に思わず笑ってしまった。これは敢えてウケを狙っていたのか? 
最終回、圭一とりかの感動の再会ラストシーン、橋の上で抱き合う2人の周りにシャボン玉が飛び交う…それは橋のたもとで美津子が2人をじっと見つめながらシャボン玉を吹いていたのだ。あのシーンの意味は? 「まだまだ2人には苦しい目に合わせてやるわよ」という美津子の底意地の悪さなのだろうか? それは視聴者の判断におまかせします…的な終わり方だったが、抱き合う田中麗奈と青柳翔のまわりでシャボン玉を飛ばすという演出に、やっぱり笑いが込み上げてしまった。このドラマは一体何だったのだろう…。良くも悪くも、若村麻由美の怪演に魅せられたドラマだった。

■最終話あらすじ
りか(田中麗奈)と圭一(青柳翔)は、美津子(若村麻由美)と荘太(村上弘明)と直接話し合いたいと申し出て、柏木家を訪れる。そこで圭一は亡くなった兄が書き残した書「剣」を見せる。圭一の兄は荘太と大学の同期で親友だった。2人してよく山に登ったが、一番思い出深い山が劔岳だったという。大学卒業後、兄は起業し荘太はショウズホールディングスへ入社。その後も2人の親交は続き、兄の発案がショウズホールディングスに採用され、2人して商品開発に取り組んだ。その商品は大いに売れ、ショウズホールディングスはさらなる成長を遂げた。しかし、荘太は手柄を独り占めするため兄の会社を切り、それがきっかけで兄の会社は経営不振になって倒産。無理がたたってか、兄は体をこわし亡くなった。圭一はずっと荘太に対して憎しみを抱いていたことを告白。さらにりかは、自分のことを愛していたのではなく、新しい事業発展のため女性社員だったら誰でもよかったと荘太が泉(高橋かおり)に話しているのを聞いたと伝えた。何も知らなかった美津子は驚きを隠せず、荘太に詰め寄る。自分との結婚すら仕事のためだったのか…と。
圭一は荘太に対し、みんなに謝罪すべきだと言うと荘太は開き直り、貧乏からここまで這い上がるのにどれだけ苦労したか、ビジネスに友情を持ち込むほうが悪い。結婚して生活にこまらないよう稼いでいる。それに何の文句があるんだと言い放った。

美津子は荘太から愛されていなくとも、家庭を守ること、荘太を支えることが自分の務めと思い直す。そして圭一は、大阪への会社移転の話をりかに伝え、新たに新天地でやり直そうと言うのだが、りかは最後のワガママだと言って、圭一に離婚してほしいと言った。最初からこの結婚は間違っていたと…。
それから半年後。臨月を迎えたりかは実家にいた。しかし父・俊夫(平泉成)はりかの妊娠を圭一に伝えていた。そして再び圭一はりかの元を訪れ、改めてプロポーズし、りかはそれを受け入れた…。

TBS 木曜ドラマ「美しき罠 残花繚乱」。最終回は3月12日放送。出演は田中麗奈、若村麻由美、青柳翔、三浦理恵子、高橋かおり、吉田里琴、平泉成、池畑慎之介、村上弘明ほか。TBSオンデマンドで見逃し配信中。

TBS木曜ドラマ劇場「美しき罠 残花繚乱」番組公式サイト
TBSオンデマンド公式サイト
TBSオンデマンド/GYAO!ストアで視聴
 各話:324円/8日間、見逃しパックも有

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