倫太郎(堺雅人)、明良(蒼井優)へ愛の告白…「Dr.倫太郎」最終回(第10話)見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年06月18日14時21分ドラマ

治療者と患者は一線を越えてはならない…それを信条に夢乃/明良(蒼井優)の治療を行ってきた倫太郎(堺雅人)はとうとう一線を越えてしまった!結婚してほしいとプロポーズするが明良は…「Dr.倫太郎」最終回(第10話)の視聴率は13.0%!日テレオンデマンド、Huluにて見逃し配信中。

17日(水)放送で最終回を迎えた堺雅人主演「Dr.倫太郎」。大ヒット連ドラ「半沢直樹」後、初の連ドラということもあり放送前から注目度の高いドラマだった。平均視聴率は初回13.9%、第2話13.2%、第3話13.7%、第4話13.9%、第5話10.8%、第6話12.6%、第7話12.3%、第8話11.0%、第9話12.7%、そして最終回13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となり、全話安定した2桁をキープすることができた。「半沢直樹」ほどの爆発的ヒットとはならなかったものの、全話2桁はほかのドラマと比べてもかなり好調だったといえる数字だ。

「解離性同一性障害」と診断された夢乃/明良(蒼井優)2つの人格を統合させる治療をするため、主人公・倫太郎(堺雅人)は「治療者」と「患者」の一線を越えることなく第9話まで接してきたのに、最後の最後でプロポーズしてしまうとは…。治療者が患者に対して特別な感情を抱くことを、専門用語で「逆転移」という。まさに倫太郎自身が逆転移したことを認めてしまったのだ。
そのほか、明良の母・るり子(高畑淳子)のギャンブル依存症、円能寺(小日向文世)の急性ストレス障害、蓮見(松重豊)の心因性視力障害など、だれもがかかり得る病気が扱われ、現代人がかかえるストレスの大きさを、改めて痛感させられた視聴者も多かったのではないだろうか。

倫太郎のように、患者に寄り添いじっくり話を聞いてくれる医者は本当にいるのだろうか…。限られた時間の中で1人でも多くの患者を診なければならないであろう。単に薬を処方して終わり…それも決して悪くはないのだろうが、倫太郎のような医者は、患者にとって、また医者にとっても理想像なのかもしれない。

今秋には第一子が生まれパパになる堺雅人。夏からは三谷幸喜脚本、来年のNHK大河ドラマ「真田丸」の撮影がはじまる。公私共々絶好調の堺雅人の活躍に今後も期待したい。

■最終回(第10話)あらすじ
円能寺(小日向文世)から謹慎を命じられた倫太郎(堺雅人)は、その間、明良/夢乃(蒼井優)の治療に専念する。倫太郎との穏やかな時間をすごすごとに、明良と夢乃の人格は良い方向で統合されつつあった。そんな中、病院新設の野望が敗れた円能寺が急性ストレス障害になり、倫太郎をはじめ蓮見(松重豊)、宮川(長塚圭史)ら全員クビにすると大騒ぎをする。蓮見から円能寺の治療を依頼された倫太郎は、円能寺から話を聞くのだが…。そもそも円能寺が買収しようとした病院は、円能寺の父親の病院だった。幼いころから出来のいい兄たちと比較され、医大にも入れなかった円能寺は、父の病院を買収することで復讐したかったと語る。倫太郎は「あなたは今まで1人で頑張りすぎた。これからは誰かの力を借りてもいいのでは…」と助言する。そして円能寺の治療を荒木(遠藤憲一)に託す。荒木は倫太郎が医者を辞める覚悟で、明良と向き合うことにしたと悟った。
倫太郎は明良を連れて母の墓参りに行く。亡くなって以来、初めての墓参り。倫太郎はずっと母を死に追いやったのは自分だと責め、墓参りに来ることができなかった。そんな倫太郎を抱きしめて明良は「もう自分を許してあげて」と言う。倫太郎は母の墓前で明良にプロポーズする。しかし明良の答えはNO。
倫太郎を求めている患者は大勢いる、だから独り占めできない…そんな本心を隠して涙を流しながら倫太郎の元を去った。
再び彗南大学病院に戻った倫太郎。以前の倫太郎は大学の講義で「恋愛とは一過性の精神疾患」と言ったが、今は「真の愛を知らなければ人を救うことができない」と学生たちに言った。

日本テレビ「Dr.倫太郎」最終回(第10話)は6月17日放送された。主演は日本テレビの連続ドラマ初主演となる堺雅人、共演は蒼井優、吉瀬美智子、内田有紀、高梨臨、高橋一生、真飛聖、中西美帆、余貴美子、遠藤憲一、酒井若菜、長塚圭史、松重豊、石橋蓮司、高畑淳子、小日向文世ほか。日テレオンデマンド、Huluにて見逃し配信中。

日本テレビ「Dr.倫太郎」番組公式サイト
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