一介の銀行員が商工大臣にまで登りつめた!阿部サダヲ主演12日「経世済民の男 小林一三」後編あらすじと予告動画

2015年09月11日20時00分ドラマ

大株主だった北濱銀行が倒産!一三(阿部サダヲ)は借金をして北濱銀行が所有していた箕有電車の株を全て買い取り名実ともに自分の会社にした!大阪から神戸まで沿線を延ばし阪急電車、阪急百貨店、宝塚少女歌劇団を設立した!12日(土)夜9時より「経世済民の男 小林一三」後編を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

【放送90年ドラマ】「高橋是清」と同様、小林一三の生涯を2週(2時間)にわたって描くのだがから、必然的に駆け足的な展開になってしまう。とはいえ、阿部サダヲ主演だけあって、一三の人間味あふれる人物像がうまく描かれていたように思う。裕福なボンボンが銀行に就職し、とんでもない上司の下で世間の荒波に揉まれ…一流の経済人になってゆく。

後編はいよいよ全株を所有することになった「箕有電車」がどう発展し、現在の阪急阪神ホールディングスまで発展していったかが描かれる。駆け足だが、激動の日本経済を垣間見ることができるドラマであり、後編の展開も楽しみだ。

■再放送情報
NHK総合9月11日(金)24時10分より前編、18日(金)24時10分より後編を再放送。

■前編あらすじ
明治27年、甲州の裕福な家庭に生まれた小林一三(阿部サダヲ)は、三井銀行・大阪支店で特に出世浴にまみれることもなく、趣味の小説を書きながらのんびり暮らしていた。ところが新たに配属された上司・岩下清周(奥田英二)が着任してから職場の雰囲気は一変。独断で融資を決める破天荒な岩下に振り回され、一三は仕事漬けの毎日になるのだが、金融市場の面白さにも目覚めていった。ところがあまりの破天荒ぶりに岩下は辞任に追い込まれ辞職。部下だった一三も左遷され、東京本店調査係で異例の6年間も務めることになった。
一方、岩下は自分で銀行を設立、北濱銀行は的確な判断と大胆な融資で大阪経済の発展に貢献していた。岩下は、北濱銀行が設立した会社の社長にならないかと一三を誘い、一三は三井銀行を辞め、大阪に戻った。
ところが大阪に戻ったタイミングが悪かった。世の中は株大暴落、岩下から北濱銀行が関わっていた行楽電車「箕有電車」の清算事業を任されることになる。ところが一三は、妻・コウ(瀧本美織)が言った「空気の奇麗な郊外で暮らしたい」で思いついたのが、箕有電車沿線を住宅地にし、サラリーマンが払える程度、家賃並の金額で住宅ローンを組む、というシステムを考案した。

■後編あらすじ
箕有電車の客足が延びず、設立した宅地販売もうまくいかない。そこで一三は家族そろって出かけられる場所をつくることを考案。箕有電車沿線終点に、女子だけでオペラを上演する劇場を作った。これが宝塚少女歌劇団である。やっと順調に動き始めた矢先、箕有電車の大株主である北濱銀行が倒産。一三は一念発起して北濱銀行が所有していた箕有電車の株を全て買い取り、名実ともに自分の会社にする。さらに大阪から神戸まで線路を延ばし「阪急急行電車」を設立。駅に隣接する百貨店を創業するなど画期的なアイデアで業績を伸ばしていたのだが、日本は戦争の時代に突入してしまった。

NHK総合9月12日(土)夜9時より「放送90年ドラマ経世済民の男 小林一三」後編を放送。出演は阿部サダヲ、瀧本美織、草刈正雄、矢島健一、井上芳雄、星田英利、麿赤兒、大東駿介、神山繁、奥田英二ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK総合【放送90年ドラマ】「経世済民の男」番組公式サイト
NHK総合「経世済民の男 小林一三」番組公式サイト

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