国民投票にて泰山(遠藤憲一)再び総理へ!遠藤憲一×菅田将暉「民王」最終回見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年09月20日09時30分ドラマ

城山(西田敏行)と貝原(高橋一生)が泰山(遠藤憲一)を裏切って離党、新党を立ち上げ城山は首相に立候補!泰山は内閣総辞職を余儀なくされ、首相任命選挙に追い込まれた!蔵本(草刈正雄)は泰山、城山どちらにつくのか!?テレビ朝日「民王」最終回(第8話)は18日(金)放送された。テレ朝動画にて見逃し配信中。

池井戸潤原作『民王』とだいぶ異なる展開だったドラマ「民王」も18日放送で最終回を迎えた。父・泰山(遠藤憲一)、息子・翔(菅田将暉)、官房長官・狩屋(金田明夫)、秘書・貝原(高橋一生)、公安・新田くん(山内圭哉)と、主要人物のキャラがみんな際立っており、最終回まで飽きずに楽しく見ることができたドラマだった。

なんといっても、ワニ顔の泰山の脳波と、超草食系女子力高い男子の翔が入れ替わり、ワニ顔で女子力高いオッサンになった泰山(中身は翔)には、毎回大笑いさせられ、毎回感動させられ、毎回ウルっときてしまうシーンが必ずあった。男らしくはないけれど、本質を見抜く力を持つ翔の言葉には妙に説得力があり、リアル国会議員にもぜひ見て欲しいドラマだと思った。

城山が黒幕だと気づいた貝原は、敢えて敵陣に潜り込み証拠を掴もうと城山の秘書になった。最終回、裏切り者かと思われた貝原と泰山のハグシーンには感動。全国の高橋一生ファンはうれし涙を流したに違いない。 

それにしても、最終回の豪華ゲスト(?)には驚いた。「キッチンやみくも」店内に小銭がじゃらーんと落ちた(カネの雨が降る)と思ったら…そこに表れたのは「レインメーカー」こと新日本プロレスのオカダ・カズチカがチャンピオンベルトを掲げて本人役で登場! やみくも夫妻(原金太郎・池谷のぶえ)がオカダ・カズチカの大ファンという設定で、店内のいたるところに「リスペクト・オカダ・カズチカ」状態になっていた。まさかオカダ本人が登場するとは!?

気になる視聴率は、初回8.5%、第2話7.0%、第3話4.8%、第4話6.6%、第5話6.3%、第6話8.1%、第7話7.3%と推移し、シルバーウィーク開け24日に最終回がゴールデンタイムのドラマをしのぐ8.5%の数字を記録したことが発表された。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

■DVD&Blu-rayBOX情報
2015年12月16日「民王」DVD BOX(16,200円+税)、Blu-rayBOX(21,000円+税)発売される。特典映像、ならびに副音声企画「たみちゃんねる」も収録。

■最終回(第8話)「民王」あらすじ
泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)の入れ替わりが元に戻り、大喜びだったのも束の間、民政党を離党した城山(西田敏行)は新党・前進党を立ち上げ、すぐさま武藤内閣不信任案を提出。泰山は10日以内の内閣総辞職か衆議院解散の後の総選挙かを選ばなければならなかった。
さっそく閣僚会議を開き、泰山は解散総選挙を希望したが、閣僚たちは選挙を拒否され、内閣総辞職となった。
泰山、城山が首相に立候補し、蔵本(草刈正雄)率いる憲民党が、とちらにつくかで勝敗が決まる。城山は蔵本に「どんなポストでも与える」と自分の味方に付くよう打診するが、蔵本は返答を濁らせた。
公安の新田君(山内圭哉)の調べで、どうやら黒幕は城山らしいということが判明。しかし確たる証拠がない。翔は城山の事務所に行き、城山に抗議しようとしたのだが、そこでまた脳波が入れ替わってしまったのか…翔の人格が泰山のようになり、城山に向かって威勢よく罵声を浴びせた。
インターンネット討論会が開かれ、泰山、城山、蔵本の3者が顔を揃えることになった。その場に表れた泰山は、すっかり草食系オヤジになっており、城山は泰山と翔の脳波が再び入れ替わったと思ったのだが、実は城山が黒幕だという証拠を掴むための芝居だった。泰山は討論会で「初心に返って、制度と制度の間に落ちこぼれて苦しんでいる人たちを助けたい。ハコモノを作るのではなく、人材を育てたい、女性の活用を国が本気になって考えるべきだ」と述べるのだが、隣にいる城山は笑いを堪えるので必死。そして、泰山か城山どちらにつくのか注目を浴びていた蔵本は、自分も首相立候補すると宣言し、政界は騒然となった。
討論会の休憩中、城山は控え室で秘書の貝原(高橋一生)に向かって「大衆は愚かだよ。働く女、シングルマザーなど男の言うことを聞かない女が増えると、この国は滅びる」と本音を漏らす。ところがピンマイクは生きており、その会話は全てネットに流れてしまった。
いよいよ首相指名選挙が始まった。結果は…蔵本1票、城山202票、泰山270票で泰山が再び内閣総理大臣に任命された。蔵本の立候補は城山をダマすため、憲民党は泰山に投票していた。
新たに総理大臣となった泰山は、本来ならこの場で衆議院を解散させたいが、選挙となると莫大な税金が使われることになる。しかし、国民の民意を知りたい。泰山に総理を任せていいかどうか、国民投票をやるといい、泰山は国民に向かってテレビのリモコンのデータ放送用ボタンを押して投票してほしいと訴える。異例の国民投票となったのだが、過半数を超える数字を得た泰山は、国民から承認され総理大臣になった。
一方、第1希望のアグリトラディショナルの最終面接を受ける翔。前回は中身が泰山だったため、すばらしい演説で面接官を圧倒させたが今回は翔本人。それでも翔ははっきりと「父は政治で、私は食を通して国民を笑顔にしたいと思っています」と述べ、無事内定を得ることができた。

テレビ朝日、金曜ナイトドラマ「民王」最終回(第8話)は9月18日に放送された。原作はベストセラー小説家・池井戸潤の同名小説(文春文庫刊)。出演は遠藤憲一、菅田将暉、本仮屋ユイカ、知英、原金太郎、池谷のぶえ、峯村リエ、山内圭哉、六角精児、高橋一生、金田明夫、草刈正雄、西田敏行ほか。ドラマ公式Twitterアカウントは「@tamioudrama」。テレ朝動画にて見逃し配信中。

テレビ朝日金曜ナイトドラマ「民王」番組公式サイト
テレビ朝動画公式サイト

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