“俺のフレンチ”“くら寿司”の海外進出を「ガイアの夜明け」が追う!外食革命は輸出できるか?予告動画

現地の規制や習慣の違いから、撤退に追い込まれるケースも多く、日本で人気の外食チェーンでも海外進出を成功させるのは簡単ではない!明日9月22日(火)よる10時からのテレビ東京「ガイアの夜明け」は、立ち食いで中国へ進出した“俺のフレンチ”や規制の厳しいアメリカ市場に乗り出した“くら寿司”の海外進出に迫る!番組公式サイトで予告動画が公開されている。
一流のシェフが高級食材で作る料理を格安で提供する“俺のフレンチ・イタリアン”は、ちょっと凝ったフレンチやイタリアンを気軽に食べられると日本でも人気。立ち食いスタイルにすることによって客を長く滞在させず、回転率を上げて収益を得る画期的なビジネスモデルで外食業界の常識を覆した。
最も最近は座席がある店舗も増やしているが、時間を制限するなど回転率を追求するやり方は変わらない。その「俺フレ」に海外からのラブコールが届いた。相手は中国の大手飲食店グループ。俺フレのビジネスモデルに興味を持ち、上海の一等地に店を出したいという中国人たちに受け入れられるのか?
中国進出の責任者で総料理長の遠藤雄二は「中国は新しいものを取り入れる姿勢がある。立って食べることもステータスだと思ってもらえるのではないか」と、強気の姿勢だ。
だが、さまざまな壁が立ちはだかった。回転率を上げるためには店内のレイアウトが重要だが、図面になかった柱が動線を遮り、スタッフも慣れないスタイルに戸惑い、効率良く動けない。いよいよオープンの日。立ち席に着こうとする客は一人もいないおらず、座り席ではパソコンを広げてくつろぐ始末。果たして、「俺フレ」スタイルは中国で成功するのか?
一方、規制の厳しいアメリカ市場に挑んだのは全国に36店舗を展開する回転寿司チェーン“くら寿司”。タッチパネルで料理を注文すると、高速レーンで運ばれてきたり、客が食べ終えた皿を「皿カウンター水回収システム」に入れると、5皿ごとにルーレットが回り、当たると景品が飛び出すゲーム「ビっくらポン!」が楽しめるなど、「楽しくて何度も来たい」と思わせる仕掛けがリピート客を獲得している。
もちろん鮮度にも配慮。回転レーンでは「鮮度くん」と呼ばれるプラスチックドームが皿を覆い、回転する間のネタの乾きを防ぐ。ICタグで時間が管理され、規定時間を超えるとドームが開くようにもなっている。
そんなくら寿司の田中邦彦社長は、この独自のシステムで海外に挑もうとしていた。実は、くら寿司は6年前からアメリカに進出し、8店舗を展開してきたが、アメリカにはさまざまな規制があり、これまではシステムを導入することができなかった。いわば、普通の回転ずし店として営業してきたのだ。しかも、アメリカは多様な人種が混在しているため、マーケットを絞るのが難しく、日本の外食チェーンにとって非常に難しい市場なのだという。実際、成功している日本のチェーン店は少なく、くら寿司も思うように店舗を増やせずにいた。ようやく許可がおりた今年、くら寿司は日本と同じシステムを導入して巻き返しを図ることに。
番組では、閑古鳥が鳴いていた不振店の改修に密着。果たして、日本の“客を楽しませる”外食システムは、アメリカ人を「ワオ」と喜ばすことができるのか?
放送は、9月22日テレビ東京にてよる10時から放送。番組サイトで予告動画が公開されている。
◇テレ東「ガイアの夜明け」番組公式サイト