新商売はびっくりぽんの石炭!はつの妊娠!NHK朝ドラ「あさが来た」第5週見逃し配信と詳細あらすじ
あさ(波留)は奈良の豪商に、はつ(宮﨑あおい)は実家の父にそれぞれ借金を頼んだが…前週はあさのおかげで幕末から明治へと激動の時代を加野屋が乗り越え新たな商売を考えつく!一方、はつ一家はすべてを無くしたが惣兵衛との絆も強まったが…見逃した方のためにNHK連続テレビ小説「あさが来た」の第5週「お姉ちゃんに笑顔を」(10/26-31)の詳しいあらすじを紹介、NHKオンデマンドおよびGYAO!ストアで見逃し配信もしている。
誰もやったことのない商売をやりたい!そういって炭鉱経営をはじめようとするあさ。原作「小説 土佐堀川」では、後年、政府は積極的に石炭の奨励策を出し、鉱山を民間に払い下げられるようになり、多くの財閥が争って鉱山経営に手を出した。これはあさが鉱山経営に乗り出した十数年後のことと紹介している。
先週は、五代の言葉が薩摩言葉から大阪弁に代わったのにお気づきだろうか。そして、あさへの大阪への申し訳なさを流暢な英語でしゃべったところも印象深かった。こうすることで五代の言動が押しつけがましくならず、作り手の粋も感じられた。
そして、相変わらず粋な新次郎だったが、あさが“白蛇はん”と呼んだ義兄・惣兵衛の「喧嘩を買うお金も残ってやしない」というセリフも粋。すっかり明るくなり、かつて新次郎が言った「子供のころは面白くていい奴だった」のことば通り、妻・はつと心を通わせ、優しい気遣いも見せた。だが、自分が斬りつけてしまったはつの傷を見つめたときの惣兵衛の悲しそうな目が気になった。
■第5週「お姉ちゃんに笑顔を」詳細あらすじ
大坂では山王子屋だけでなく次々と両替屋がつぶれ、加野屋も他人事ではなかった。幼い栄三郎が上方商人の意地を見せようと言って庄吉や番頭たちを感心させたのに対し、新次郎は他人事のよう。それでも稽古で聞いた石炭の話しを伝えた。だが、姉・はつのことが気がかりなあさは心ここにあらず。見かねた新次郎があさを連れだし山王子屋の様子を見に行き、一家が夜逃げしたことを知った。あさは、貧乏長屋に暮らすはつをやっと見つけたが追い返されてしまった。そして、はつたちは再び姿を消した。あさは実家の父が借金を断ったことを恨み、気づかなかった自分を責めた。落ち込むあさに義父・庄吉は、山王寺屋が抱えていた借金の多さを教え、今井家が借金に応じてもすでに手遅れ、父を恨んではいけない、自分を責めてはいけないと、慰めた。
そんな中、新政府の役人となった五代才助(ディーン・フジオカ)が加野屋を訪れ、庄吉に「都が東京に移った今、今後は西洋諸国に向けてカンパニー=会社を作るべき。大坂を商工業都市に育てたい」と、アツく語った。だが、庄吉は「今の苦境を乗り越えるだけで精いっぱい」と。さらに五大は、覇気のないあさを見て「つまらん女になった」と言い捨てた。それを聞いたあさは激怒!五代を憎たらしい新政府の役人呼ばわりし、「両替屋が落ちぶれたのは新政府へのびっくりぽんの上納金と借金を返さない大名のせいだ」と、五代に掴み掛らんばかりに激昂。新次郎たちが必死であさを止めたが、五代は「それでこそあさ!」と喜んだ。そして、あさに大坂商人の寄り合いに出るように勧めた。しぶしぶ参加したあさだったが、山屋与平らの大坂に造幣局が出来ること、鉱山や鉄道の話が始まるや目をキラキラさせて話に聞き入った。素直なあさは、これに感激し、五代に感謝した。そんなあさを見て庄吉は、「今やることはお家を守るために動き出すこと」とあさの背中を押した。あさは積極的に寄り合いに参加し、山屋与平たちを質問攻めにした。そんなあさのことはいつしか大坂中の噂になった。あさは家に戻っても帳簿の確認。商売の勉強にのめりこんだ。
一方、借金取りに追われ、再び姿を消したはつ)たち。相変わらず菊(萬田久子)はわがまま邦題で、「お家が潰れたのははつのせいだ」と言いだした。この言葉についに惣兵衛(柄本佑)がキレ、包丁で母・菊に斬りかかった。はつが間に入り腕を負傷。正気に戻った惣兵衛は、腰を抜かした菊を背負って歩き出した。
毎日ふらふらしていると思った新次郎(玉木宏)は、はつ(宮崎あおい)を探しあて、一家の面倒を見、繕い物の紹介をしたりしていた。絶対に居場所を言わないで欲しいとはつに頼まれ、あさに内緒にしていたが、時期を見計らい、着物の繕い物をしてくれた女性として、あさをはつのところへ案内した。久しぶりに再会した姉妹はお互いの近況を話しあった。
寄合で山屋与平から石炭で動く鉄道の話しを詳しく聞いたあさは、鉱山経営に興味を示したが、鉱山を買う資金や荒くれ者相手の商売はとても両替屋にはできない。だが、あさは諦めきれない。朝から晩まで石炭のことを考え、ついには九州の炭鉱を買いたいと言いだした。はつからは、旦那様のことを一番に考えるように釘を刺されたが、言いだしたら聞かないあさ。炭鉱視察のために九州に行きたいと。いつもはあさの言いなりの新次郎だが今度ばかりは、「危険な場所に一人ではいかせられない」と大反対。庄吉はあさならできるかもと言うが、よのは行くなら離縁だと言いだした。
五代が提唱した商いの組織、「カンパニー構想」に加野屋が賛同したことで、他の商人たちもこれに賛同。五代を中心に勉強会がはじまった。そんな矢先、東京に一極集中化するのを懸念する五代に、横浜で会計官の任につくようにとの命令が下った。偶然この話を耳にしたあさは、必ず大坂に戻って来てほしいと言い、他の商人たちも五代は大坂になくてはならない人と続け、五代はきっと帰って来ると約束した。
その頃、体調不調を訴えていたはつが妊娠していたことが分かった。
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■キャスト
ヒロイン・あさ 役:波瑠
あさの許嫁・新次郎 役:玉木宏
あさの母・今井梨江 役:寺島しのぶ
あさの父、京都の豪商・今井家の当主・今井忠興 役:升毅
新次郎の父、両替屋「加野屋」の当主・白岡正吉 役:近藤正臣
あさの姉・今井はつ 役:宮﨑あおい
■スタッフ
原案:古川智映子「小説 土佐堀川」
脚本:大森美香
音楽:林 ゆうき
演出:西谷真一、新田真三、佐々木善春
プロデューサー:福岡利武、熊野律時
制作統括:佐野元彦
■放送予定
平成27年9月28日(月)~平成28年4月2日(土) <全156回>
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※各話(108円/3日間)、月額パック(972円/毎月・自動更新)