【韓国映画】「マザー」、カンヌ映画祭で確かな手ごたえ!インタビュー映像も

2009年05月19日15時58分映画

先日の「コウモリ」に続き、「マザー」が高い評価を得ている。このニュースをKBSニュースが動画で報じている。

「マザー」は、冤罪(えんざい)で殺人の罪に問われた息子を救うため闘う母の話を描いた作品。罪に問われる息子を元祖韓流四天王で“国民の弟”と呼ばれたウォンビンが演じ、“国民の母”と呼ばれる名女優キム・ヘジャが母親を演じている。監督は、映画「グエムル」のポン・ジュノ監督。

*** 以下、記事翻訳 ***

「コウモリ」に引き続き、ポン・ジュノ監督の「マザー」も好評を博して、韓国映画がカンヌ映画祭で大いに輝いている。

[レポート]

今度は「マザー」の番だ。カンヌ映画祭非競争部門に招請された「マザー」は、異例のレッドカーペットの栄光までもらって、特別のもてなしを受けた。長く続いたスタンディングオベーションはその人気を感じるには十分だった。

<インタビュー>キム・ヘジャ(「マザー」 主演)
拍手が儀式的なものでなく、とても長く続いたので、本当に私たちの映画は評価されたようです。胸が熱い感情がこみ上げました。

外国からの反応は爆発的だ。「マザー」が息詰まる母性の根本を探求したと、ポン・ジュノ監督をスリラーの巨匠アルフレッドヒッチコックにたとえたりしている。

また韓国国民の母、キム・ヘジャの演技をほめたたえ、どうして競争部門に招請されなかったのか不思議だとの反応も出た。

<インタビュー>ポン・ジュノ(「マザー」監督)
カンヌ映画祭が最も熱い舞台であること否定することはできない。そしてレビューが良いので、さまざまな希望を持っています。

韓国映画に対する愛情はフィルムマーケットにもつながっている。スペインなど 3か国に販売された「コウモリ」を筆頭に、韓国映画に対する契約の問い合わせが殺到している。

<インタビュー>
ステファニー・トレパニエ(カナダ映画輸入社関係者)
「怪物」と「追撃者」のような映画が出て、韓国映画に対する国際的関心が高いです。韓国映画はずっと発展していると思います。

韓国映画特有の色と感性で世界映画市場を沸かせながら、カンヌは今、その強烈な魅力にすっぽりと陷っている。

カンヌ映画祭、韓国映画の魅力に「すっぽり」陷る!