14日の放送では、新ドラマ「スペシャリスト」の草なぎ剛（草彅剛/SMAP）がゲスト出演したが、明日21日の「科捜研の女」シーズン15、第9話では、山村紅葉をゲストに迎え、マリコ（沢口靖子）たちがニセ妊婦殺人事件の謎を解く！番組公式サイトで予告動画が公開されている。最新話は、テレ朝動画、ビデオパス、TVerなどで無料配信している。

前回は、マリコ（沢口靖子）ともう一人のスペシャリスト・早月（若村麻由美）をフィーチャーした回だった。早月は、夫を殺人事件（2008年・第8シリーズ、第5話）で亡くしており、その後女手一つで2人の子供を育ててきた。
前回は、親友を想う娘の気持ちと、解剖医のスペシャリストとしての早月との親子のすれ違い、母としての子育ての悩みも描かれた。その中で、良き師との出会いが未来のスペシャリストを産むというエピソードを描いた。
医学の2人のスペシャリストにあやかって同日新放送したドラマ「スペシャリスト」の主演・宅間善人役のSMAPの草なぎ剛も登場した。宅間は、誤配達された荷物を取りにやって来て、科捜研のスペシャリスト・マリコと対面した。

■前回あらすじ
京都市内の宝石店で強盗殺人事件が発生。日野所長（斉藤暁）のお手柄ですぐに実行犯は強盗常習犯の進藤と特定できたが、防犯カメラの映像や状況からマリコたちは共犯者がいたと考えた。一番疑わしいのは、当日急なシフト変更を申し出た保坂という警備員。ところが保坂は行方不明で保坂への容疑が深まった。そんな中現れたのは解剖医の風丘早月（若村麻由美）の娘・亜矢（染野有来）。保坂は亜矢の親友の父だった。亜矢は、親友の父の嫌疑を晴らそうとマリコに近づき、協力を申し込んだ。
ところが進藤が意識不明の状態で発見された。亜矢は、進藤の病室に忍び込み証拠を見つけようとしたが早月たちに気づかれた。亜矢の無謀な行動から進藤が死ぬ場合もあると厳しく叱責された亜矢は、「死んだらお母さんが解剖すればいい」と暴言を吐き、早月は子育ての難しさを改めて実感した。
そんな中、科捜研に「特捜係」の荷物が誤配達で届いた。中の木彫りの猿を手にした日野所長が、ニスに含まれる化学物質に反応し突然くしゃみ。マリコは、防犯カメラに映っていた進藤の不自然な動きも、こうした化学物質過敏症による反応ではと考えた。早月の検視で実証された。これがきっかけとなり、行方不明だった保坂も発見できた。
共犯者は、保坂ではなく、彼に無理にシフト変更させた宝石店社員の国元の仕業だった。

マリコは、早月が亜矢の信じる真実のために進藤を検視し、手掛かりを見つけようとする姿を亜矢にみせた。亜矢は、改めて自らの行動と暴言を悔い改め母・早月に謝罪した。亜矢は、母と同じ医学部に進学することを決心。喜ぶ早月だったが、亜矢が師事したいのはマリコの方で、科捜研に廃油ことを将来の目標とした。

■第9話「ニセ妊婦殺人事件」予告
インターネットで子ども服を販売する橘静香（須藤理彩）が、自身の仕事場で刺殺された。
静香は臨月を迎えた妊婦だったが、マリコ（沢口靖子）は、彼女が妊娠していないとを見抜いた。静香は妊婦ジャケットを着用し、周りを騙していたのだ。
DNA鑑定などの結果、現場には妊婦のフリをした被害者とは別に、本物の妊婦がいたことがわかる。
土門刑事（内藤剛志）の調べによると、事件の当日に被害者は自分の口座から一千万円を引き出していたらしいが、現場には見当たらない。
現場に落ちていたお守りから、マリコたちは“マザーズテラス”という団体にたどり着く。マザーズテラスは、さまざまな問題を抱える女性たちを受け入れ、共同生活を送らせる“駆け込み寺”のような施設で、代表の秋山可奈子（山村紅葉）は助産師の資格を所持していた。
マザーズテラスを訪れたマリコを、可奈子は入会希望者と勘違いし、やさしく抱きしめる。だが、警察だとわかると打って変わったように仏頂面になり、協力を拒むが…!?

「科捜研の女」は毎週木曜日よる8時からテレビ朝日で放送。予告動画は番組公式サイトで、最新話は、テレ朝動画、ビデオパス、TVerなどで無料配信している。

◇テレビ朝日「科捜研の女15」番組公式サイト

　【2016年冬ドラマ一覧】　【関連記事・各話のあらすじ】