毎回登場するちかえもん(松尾スズキ)の替え歌に注目!?28日「ちかえもん」第3回あらすじと予告動画

2016年01月27日20時00分ドラマ
(C)NHK

運命の出会いを果たしてしまった徳兵衛(小池徹平)とお初(早見あかり)。傷心の万吉(青木崇高)は徳兵衛に一緒に「不幸糖」売りをしようと誘い2人は意気投合するのだが…次回、ちかえもん(松尾スズキ)の替え歌は!?NHK総合28日(木)夜8時より「ちかえもん」第3回を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

ちかえもんこと近松門左衛門(松尾スズキ)の心の声「浄瑠璃作者として名を残し教科書にも載ってる、あの近松です。大河のナレーションもさせてもろうたこともある、あの近松です」もう、これだけで大爆笑。「ただのスランプ中の初老のシナリオライターです」こんな近松が可哀想すぎて涙が出るほど笑ってしまった。これが本当にNHKのドラマとは思えない。ネットでもこれだけ革新的、斬新な時代劇の演出に賞賛、驚きの声が多数あがっている。

もう一つ、視聴者の間で話題になっているのが毎回(?)披露されるちかえもんの歌。前回の第2回ではBOROの「大阪で生まれた女」の替え歌を熱唱。わざわざテロップに「うた 近松門左衛門」と出る。これが視聴者にはウケまくりで、Twitterには「#次回のちかえもんの替え歌を当てよう」というハッシュタグまでできるほど。

ドラマの中で万吉(青木崇高)が売っているのが、当時流行った「孝行糖」に対抗して「不幸糖」。この「孝行糖」とは有名な上方落語の演目でもある。主人公の与太郎が、親を大事にしているからと奉行から報奨金が与えられる。与太郎が住む長屋の大家、住人らは与太郎が無駄遣いしてしまわないよう、その報奨金を元にできる商いを考えてやる。それが「孝行糖」。これを売り歩く…という噺。「ちかえもん」には文楽、歌舞伎、落語の要素がたくさん散りばめられている。明治期に三代目三遊亭圓馬がこの噺を東京に持ってきたとされ、現在は上方のみならず、東京の落語家も高座によくかける噺である。

■前回のあらすじ
堂島新地の「天満屋」に新しく入った遊女・お初(早見あかり)に一目惚れした万吉(青木崇高)は、近松に恋の指南を頼むのだが、近松はテキトーに「恋にはイモリの黒焼きが効く」と答えるのだが、それを真に受けた万吉はイモリを捕獲し黒焼きにして粉にする。それを不幸糖に混ぜてお初に食べさせようとするのだが、近松から「そんなこそくな手を使っていいのか!?」と諭され、自分の力でお初をふり向かせようと努力する。そう言っておきながら、近松は万吉が置いていったイモリの粉をそっと懐にしのばせ、思いを寄せるお袖(優香)に飲ませようとする。ところが万吉に渡してほしいと母(富司純子)からあずかったゴマとイモリを間違って渡してしまい…。そうとは知らない万吉は、イモリの粉入りの不幸糖をお初に食べさせてしまう。食べて最初に見た者に惚れる…というこう効果(?)があるのだが、お初が最初に見たのは徳兵衛(小池徹平)だった。目が合う2人…お初は初めて笑顔を見せた。

■第3回「放蕩息子徳兵衛」あらすじ
徳兵衛(小池徹平)とお初(早見あかり)がイイ仲になってしまい、傷心の万吉(青木崇高)。しかし万吉は近松門左衛門(松尾スズキ)を連れだし、徳兵衛の実家・平野屋に乗り込む。そして徳兵衛に「不幸糖」売りを一緒にやろうと誘い、2人は意気投合するのだが…。

NHK総合1月28日(木)夜8時、木曜時代劇「ちかえもん」(全8回)第3回を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。再放送は2月2日(火)午後2時5分より。出演は青木崇高、優香、小池徹平、早見あかり、山崎銀之状、徳井優、佐川満男、北村有起哉、高岡早紀、岸部一徳、富司純子、松尾スズキほか。予告動画は番組公式サイトで公開。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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