無実の罪で10年10か月服役した元受刑者の刑事が難事件を解決する「スペシャリスト」（テレビ朝日系、21時）、最終回は数々の事件を解決へ導いてきた宅間善人（草彅剛/草なぎ剛、SMAP）にまさかの殺人容疑者が‼自ら仕掛ける“容疑者・宅間を探せ”というゲームの目的は？そして“我々”の全貌が明らかになる！予告動画は番組公式サイトで公開。前回と最終回のあらすじを紹介。これまで見逃した方はテレ朝動画で全話配信している。

1月スタートの民放連ドラの中で、全話二ケタの数字を残したのは「スペシャリスト」だけ。初回平均視聴率17.1％に始まり、12.5％、14.1％、11.8％、12.1％、12.2％、11.5％、10.9％、11.3％と安定したッ数字を残し、明日の最終回を迎える。（視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区）
Twitterには、「すっごくワクワクして楽しみにしてますが、明日で終わると思うとたいへん寂しいです」「続編、スペシャル、映画があることを願ってます」など続編を期待する声。最終回はどうやら「すべての真相が明らかになるシリーズ最高傑作」となるようだが、「続編のためにも少しの謎を残してください」と、切実な声も上がるほど熱烈だ。
見ごたえのある本格的なサスペンスに、脇を固める演技派俳優たちの熱演。そして何より草彅の抑制の効いた演技がいい。緻密なストーリー展開に毎回ヒリヒリさせられ、SMAPファンならずともグイグイ引き込まれ次回を心待ちした。Yahoo!テレビでも★4.36点の高評価を獲得しており、明日の最終回に向けての期待値も最高潮に達している。

明日は、朝4:55～8:00「グッドモーニング」にて、スペシャリストのオールアップの様子を紹介する予定。最終回の放送前にチェックしてみては？

■前回あらすじ
美也子（紺野まひる）は意識不明の重体。殺人トーナメントの背後に“犯罪脚本家”こと佐神稚洋（上川隆也）がおり、これが自分への挑戦だと考えた宅間は、ターゲットが美也子に代わったことに疑問を抱いた。その理由を探るため、佐神を見つけ出すため総合事犯対応係のみんなと共に動き出した。
防犯カメラで、ボーイに扮した男性が美也子の部屋に侵入するのを確認し、安西桂子（井上和香）は、サイトの管理者に脅され仕方なくトーナメントに参加したこと、管理者は頭の切れる男だろうと証言。
一方、宅間と我妻真里亜（夏菜）は、最初の殺人の第一発見者・交番の巡査の元を訪れたが、すでに何者かに毒殺され、拳銃も奪われていた。野次馬の中に不審な男を見つけた宅間は男を追跡。振り向いた男は真里亜の亡父・公昭（羽場裕一）だった。拘留中の桂子に公昭の写真を見せると、面識があるようだが、彼が管理者ではない。
その後、佐神から宅間宛てにある展覧会の招待状が届いた。宅間は千波の介入を許さずひとり会場へ。佐神は、今回の事件は自分が描いたシナリオだが危険すぎてボツにしたものだと教えた。シナリオは“我々”に盗まれたらしいと話し、“我々”について語った。
15年前に多様化する犯罪に立ち向かうため、警察や司法関係などあらゆる組織が関わる非公式な勉強会が設立され、この会を“我々”と呼んだ。健全な会だったが、一つのコラムをきっかけに変わってしまった。そのコラムは、警察と犯罪者の関わりについて書かれたもので「更生の見込みのない犯罪者も利用次第では犯罪の抑制や防止に役立つ」という内容だった。これが“我々”の理念と合致した。そして会は、メンバーの中の正義感が強よすぎる高倉本部長（大杉漣）や邪魔者を次々に消し、犯罪者を集め犯罪に関する知識などのあらゆるデータを収集しだした。それはまるで、宅間のような“犯罪のスペシャリスト”を人工的に作る試みだった。
結局計画は失敗。“我々”は空中分解。ところが集められた犯罪者が情報やデータを持ち出し、全員逃亡。生まれついての犯罪者が膨大な犯罪データを持ったまま野放しになってしまったのだった。

このコラムを書いた人物こそが、当時、京都府警広報課にいた宅間だった。このコラムは、美也子の小説から引用したものだった。佐神は宅間が“我々”を作ったといい、トーナメントはそんな宅間と美也子を消すためのもので、管理者はまだ宅間を狙っていると忠告。宅間とは再戦したいので生きろといって姿を消した。消えた佐神を追う宅間を銃が狙った。腕にケガを負いながらも宅間の頭脳は激しく動いた。そしてひらめいた。宅間は銃を持つ男の仮面を剥いだ。男は小池智英（山本裕典）だった。小池は、我々にスカウトされた犯罪者の1人で、元メンバーである“雇い主”からの指示で汚い仕事を引き受けていた。
小池は身代わりをたてて偽の小池を殺害させることで、自分はいち早く安全圏にいた。美也子に毒を運んだのも、巡査を殺害したのも小池だった。怒りに震える宅間は拳銃を小池に向けた…。

■第10話
ギャラリーの屋上に小池智英（山本裕典）を追い詰め、拳銃を向けた宅間善人（草彅剛）。追いかけてきた我妻真里亜（夏菜）、姉小路千波（南果歩）たちの目の前で、小池はビルから転落し、死亡。
監察官の聴取が行なわれようとする中、一瞬の隙をついて宅間は逃走。宅間に容疑がかかっていることで、総合事犯対応係（仮称）は捜査からも外され、謹慎を命じられてしまう！
呆然とする千波たちに、滝道博喜（吹越満）は「本当に宅間が小池を殺害したと思うのか？」と問い、捜査一課が宅間を見つける前に、総事係（仮称）で見つけ出すよう指示。
その矢先、野方（和田正人）が、ネット上で宅間が“あるゲーム”を開始したことを突き止める。地下鉄、私鉄、バスなどを駆使し、都内を縦横無尽に駆けまわる宅間を、ネット上のヒントを手がかりに見つけ出す、というゲーム…。宅間は何のためにこんなゲームを仕掛けたのか？千波たちは真意をつかめないまま、宅間の行方を追い始める。
宅間を追う中で、徐々に明らかになっていく“我々”の正体。そして、10年間密かに生きていたことがわかった真里亜の父・我妻公昭（羽場裕一）は、なんのためにモグっていたのか？
最終回、これまで謎だったすべてのことが明らかになる…！そしてそれは誰もが驚く驚愕の真実だった！

木曜ドラマ「スペシャリスト」はテレビ朝日系にて毎週木曜日夜9時から放送。出演は草彅（草なぎ）剛、南果歩、芦名星、和田正人、夏菜、平岡祐太、吹越満ほか。番組公式Twitterアカウントは「@specialist244」。予告動画は番組公式サイトで公開。

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◇テレビ朝日1月14日（木）夜9時スタート「スペシャリスト」番組公式サイト