最終回前週でびっくりぽんの孫誕生!NHK朝ドラ「あさが来た」第25週見逃し配信と詳細あらすじ

2016年03月26日13時47分ドラマ
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残り1週となったNHK連続テレビ小説「あさが来た」第25週は、千代(小芝風花)と啓介(工藤阿須加)の結婚と女児誕生、そして惣兵衛(柄本佑)の逝去、事業では加野屋最大の大改革である3社の生命保険会社の合併で誕生した淀川生命保険会社の設立を中心に物語は展開した!2016年3月21日(月)~26日(土)「誇り高き人生」を見逃した方のために詳しいあらすじを紹介、NHKオンデマンドおよびGYAO!ストアで見逃し配信もしている。

第25週は、千代の美しい花嫁姿や、ウェディングドレス姿も見られた。このドレスは、本当はドレスにあこがれていた千代が、あさ(波瑠)に先を越されたために着なかった、と宜(吉岡里帆)から聞たあさが用意した。その千代役を演じた小芝風花(18)は3月12日、東京・日出高等学校を卒業したばかり。メインキャストでの朝ドラ出演だったが、和服に日本髪のせいか意外にも周りからの反響は少なかったとのこと。今回初々しい洋装を披露したことで注目度もアップかも。素顔の彼女は千代と違って母・あさのようにバリバリ仕事がしたいらしい。

あさ商売では、あさが加野屋最大の大改革を打ち出した。大阪金融恐慌の中、あえて“攻め”の姿勢を崩さないとはさすが、大阪、いや日本を代表する女傑!そんな女傑と握手した古川生命の社長。「ミヤネ屋」では舌好調の宮根誠司が大緊張で演じた。
ところで、150話(土)に話題に上った「内国勧業博覧会」。これは、1877年(明治10年)8月、初代内務卿大久保利通の提案により、内務省の主導で開催された近代化促進のための博覧会。明治時代に5回開かれ、これがその後の博覧会の原型になった。147話(水)では、アメリカの建築家ヴォリンガーが30年の間に、日本があまりにも急速に近代化、西洋化を進めたことに苦言を呈した。あさは「これが日本を生き延びるための手段だった」と話し、先人たちの苦渋の選択を垣間見ることができた。ちなみにヴォリンガーは実在の人物で、大同生命第二代社長・広岡恵三(劇中、工藤阿須加扮する啓介)の妹である一柳満喜子の夫となった。
そして150話最後に「三つ割制度」という言葉が出た。これは伝統的な近江商法。会社の利益を会社・積立金・社員配当に分配する法で、社員に利益が帰って来るということで勤労意欲につながると、伊藤忠兵衛が「紅忠」で取り入れた。ちなみにこの紅忠が現在の伊藤忠と丸紅につながっている。

あさ終盤になると回想シーンを使って、懐かしい名場面がたくさん登場している。長丁場の朝ドラで、視聴者はまるでわが子や親せきの子供を見守るような気持ちで登場人物を見守った。当然、登場人物たちは年を重ね、いろいろな形で“死”を迎える。25週では惣兵衛の臨終で宮﨑あおいと柄本佑が最高の夫婦愛を見せてくれた。いよいよ最終週、次にお別れするのは…。

あさ■第25週「誇り高き人生」詳細あらすじ
戦争景気の揺り戻しで大阪を金融恐慌を襲い、他行が支払い停止をしたために加野銀行にも顧客が押し寄せた。だが、銀目廃止(第4週)で経験済みのあさ(波瑠)は、今回も顧客の要求に全額応えようと榮三郎(桐山照史)たちに告げた。新次郎(玉木宏)も渋沢栄一(三宅裕司)の「信用第一」という言葉と亡き正吉(近藤正臣)の「円はご縁」の言葉であさに賛成し、榮三郎たちもこれに同意した。好調の炭鉱事業を手放した理由のひとつもここにあった。そんなあさの豪傑ぶりを千代(小芝)の婚約者の啓介(工藤)は頼もしく、好ましく見つめ、世間とは逆転の新次郎との夫婦関係も好感を持った。啓介もすっかりあさのバイタリティーに魅せられ、和服が好きだがあさの洋装は素敵といって千代にやきもちを焼かせた。

大阪の銀行はどんどん倒産に追いやられたが、あさはこんな時こそ会社の規模を大きくするべきと、保険会社を他社との合併で大きくするといいだした。さらに、政府が日銀の救済融資決定を発表し加野銀行に顧客が戻ってきた。その後の協議の結果、福豊生命と古川生命との3社合併で、淀川生命保険が誕生。初代社長は榮三郎が、平十郎(辻本茂雄)も取締役に就き、あさは特待役員として相談役、新次郎は榮三郎に継ぐ大株主になった。2階建てのビルも完成し資本金30万円と加野屋最大の事業が誕生した。

事業も好調で千代と啓介との結婚式を待つばかりとなったあさと新次郎だが、あさは新次郎の体調が気になって仕方がない。そんな新次郎は、はつ(宮﨑あおい)たちの暮らす和歌山を訪ね、惣兵衛(柄本佑)と昔話に花を咲かせた。
あさ千代と啓介の結婚式と盛大な披露宴が行われた。美和(野々すみ花)のレストランで結婚パーティーも開かれ、多くの人が祝福に訪れ千代はウェディング姿も披露した。成瀬(瀬戸康史)から「千代のどこが好きか」と聞かれた啓介は、「全部」と言いながらも上方言葉に「堪忍出す。いやや~」に痺れたことを白状した。政治家を目指していた啓介だったが、加野屋の婿になる決心をしてからは、積極的に会議にも参加し、銀行家としての気構えもあることに榮三郎たちは驚いた。
年が明けて千代が懐妊し、あさと新次郎は大喜び。
あさだが、そんな中和歌山から惣兵衛が倒れたという電報が届いた。急ぎ和歌山に帰った藍之助(森下大地)は、肺の病に冒された父・惣兵衛と対面。医師から余命宣告を受けたことで泣き顔のはつを見た惣兵衛は、死力を振り絞って息子たちに「ええ人生やった」と、はつとの人生に満足したことをいい遺した。はつの琴の音を聞いた惣兵衛は、幸せな人生を閉じた。
電報で惣兵衛の死を知り和歌山へ駆けつけたあさは、新次郎が惣兵衛から聞いた「はつに一目惚れで、山王寺屋の頃は笑わせることができなかったが、今ははつを大いに笑わせて幸せに暮らしている」というのロケ話をしてやった。話を聞いたはつは、「笑ろて生きないかん。でも寂しい。悲しい」とつぶやいた。その後、長男として和歌山に帰って来るという藍之助に、「身の丈に合った生活をするから心配ない」と、藍之助を大阪に戻した。
家族や知人が次々と亡くなり新次郎も寂しかった。そんな新次郎に成瀬は、生と死について話をし、魂は永久に滅びないという言葉を告げた。

あさが来た事業も日の出女子大も順調だったが、世間では女子が高等教育を受けることにまだまだ反感があり、新聞でもバッシング記事が出た。成澤から講義を頼まれたあさは、この新聞記事を題材に女子高等教育を受ける人間としての自覚を促す講義を行った。
そんな中、また新たな女子が誕生した。千代が産気づいたのだ。急いで大阪に戻ったあさを待つように女児が誕生。母になった千代は、あさに産んでくれてありがとうと、礼を言った。もちろんその日は雨だった。

新次郎の体調を気にしながらも相変わらず仕事三昧の毎日だったあさは、平十郎からみせられた病気の初期症状の一覧をみて、新次郎にも同じ症状があることに気づいた。そしてあさは、新次郎に病院へ行くことを強く勧めた。

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■キャスト( )は原作役名⇒相関図(NHK)
白岡あさ役(浅子):波瑠
白岡新次郎(広岡新五郎)役:玉木宏
白岡千代(亀子)役:小芝風花
眉山はつ(春):宮﨑あおい
眉山惣兵衛(大眉五兵衛)役:柄本佑
成澤泉(成瀬仁蔵)役:瀬戸康史
田村宜(井上秀)役:吉岡里帆
東柳啓介(一柳恵三)役:工藤阿須加

■放送予定
平成27年9月28日(月)~平成28年4月2日(土) <全156回>

■原作
「小説 土佐堀川」

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