さだまさしの珠玉の名編が映画化!緒形直人主演NHK BS 8日『サクラサク』あらすじと予告動画

2016年04月08日15時40分映画

祖父・俊太郎(藤竜也)が認知症になったのをきっかけに途切れた家族の絆が再び結ばれる!さだまさしの傑作短編を実写映画化!出演は緒形直人、南果歩、矢野聖人、美山加恋、津田寛治、藤竜也ほか。映画『サクラサク』はNHK BSプレミアム8日(金)夜11時45分より放送。予告動画はYouTubeで視聴できる。

人々に歌で感動を与えている歌手・さだまさし。作家としてもその才能を発揮しいくつもの小説を刊行。そして『精霊流し』(2003)、『解夏』(2002)、『眉山』(2007)、『アントキノイノチ』(2011)と次々に映画化されている。自身の学生時代を綴った『ちゃんぽん食べたかっ!』(2015NHK出版)は、菅田将暉主演でドラマ化された。歌手として、作家として(時に落語家として)、番組MCとしてここまで活躍する逸材はさだまさし意外いない。

2002年刊行された、さだまさし著短編集『解夏』(幻冬舎文庫)。表題の「解夏」も2003年映画化されたが、同じ本に収録されていた「サクラサク」も映画化された。メガホンを取ったのは、同じくさだまさし原作『精霊流し』(2003)を撮った田中光敏監督。一度は別な配給会社での映画化が決まっていたが、田中がどうしても撮りたいということで、さだが映画化権を引きあげ、あらためて田中にオファーするという経緯があった。さだが、どれほど田中光敏監督に信頼を寄せているかがうかがえるエピソードである。

認知症を患った祖父・俊太郎を演じたのは、北野武監督『龍三と七人の子分たち』でめちゃくちゃかっこいい、渋い龍三親分を演じた藤竜也。若いころからニヒルな俳優として女性ファンを魅了してきた俳優で、出演した作品も比較的硬派なものが多かった。ここ数年、円熟した年齢になってやさしいおじいちゃん役などが増えてきたが、藤竜也の「目力」は衰えることなくいまもなお、大きな存在感を醸し出している。

■あらすじ
大手家電メーカーに努め、順風満帆な生活をしていた大崎俊介(緒形直人)。しかし、家庭では妻・昭子(南果歩)とは冷え切った関係、息子の大介(矢野聖人)は大学受験に失敗しアルバイトを転々とするようになり、娘の咲子(美山加恋)は高校生だというのに夜遊びばかりで毎晩遅くに帰宅する。そんなバラバラになってしまった家族が、自分たちの絆を見つめ直すきっかけになったのが、認知症になった祖父・俊太郎(藤竜也)。当初、家族はおかしな行動が増えた俊太郎を見て見ぬフリをしていたのだが、そんな薄情な家族に失望した大介が、人知れず俊太郎の介護をしていた。それを知った俊介は、息子の優しさに触れ目覚めるのだが…。

【サクラサク】(2014)
監督:田中光敏
脚本:小松江里子
原作:さだまさし
音楽:大谷幸
出演:緒形直人、南果歩、矢野聖人、美山加恋、津田寛治、NAOTO(EXILE)、嶋田久作、佐々木すみ江、大杉漣、藤竜也ほか。
備考:カラー/レターボックスサイズ
『サクラサク』DVDは東映より好評発売中。

NHK BSプレミアム4月8日(金)夜11時45分より『サクラサク』を放送。家族の絆を再発見できる感動の物語。出演は緒形直人、南果歩、矢野聖人、美山加恋、津田寛治、NAOTO(EXILE)、嶋田久作、佐々木すみ江、大杉漣、藤竜也ほか。予告動画はYouTubeで視聴できる。

NHK BSプレミアムシネマ番組公式サイト
映画『サクラサク』公式サイト
映画『サクラサク』予告動画(YouTube)

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