世子の政治は危険？小説「洪吉童伝」発見！「秘密の扉」第18話＜民との約束＞あらすじと見どころ！予告動画

平民も両班と同じように科挙を受けることができるように動くソン！だが、それは当時の厳格な身分制度を壊すことでもあった…「秘密の扉」第18話のあらすじと見どころを紹介！DVD-BOXも好評発売中で、商品サイトに予告動画が公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、※朝鮮時代劇が始めての方や、もっと詳しく知りたい方は【「秘密の扉」を2倍楽しむ】の「（２）時代背景」 の①～③を呼んでおくことをお勧めします。

【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

■キャスト
英祖役：ハン・ソッキュ【声・てらそままさき】
イ・ソン（思悼世子）役：イ・ジェフン【声・川田紳司】
ソ・ジダム役：ユン・ソヒ／キム・ユジョン【声・小松未可子】
恵慶宮ホン氏役：パク・ウンビン【声・合田絵利】
ナ・チョルチュ役：キム・ミンジョン【声・山本兼平】
チェ・ジェゴン役：チェ・ウォニョン【声・中村章吾】

■第18話の前に
▼世子ソンを全面的に応援すると言いながら人事権をソンに渡さない英祖。もし、ソンが無茶をしたら人事権でいつでもソンの権力を制限する腹積もりだった。チェ・ジェゴンをソンのもとに返したのも、彼の慎重さでソンの暴走を止め、監視させるのが狙い。
▼3年前の逆賊の一件について再論しないというソンの心中は、老論派を刺激したくないため。不要な対立を避け、時機を待とうとしたのだ。ソンは戦いではなく、党派歩み寄りながら不偏不党の政治をやろうとしたが、一人の青年言葉でまたもや無茶をしてしまう。。
▼隙あらばソンを世子の座から引き下ろそうとあらさがしをしている英祖の側室ムン氏。ピンエ＝ジダムを呼び止め身分を確認。ホン氏が新しい封書内人と紹介したにも関わらず、今度は縁者の近況を訊ねた。万事休すと思いきや、ジダム宮女のしきたりや縁者の墓地の場所まで下調べして危機回避。このジダムの機転と聡明さにホン氏も大いに感心した。

■第18話「民との約束」
英祖はソンを呼び、科挙の規定を元に戻せと激怒。ソンは英祖の教えである“均”＝等しくみんな平等である考えに沿ったまでと反論。身分制度をひっくり返せば民は王室を侮り否定する、と声を荒げる英祖にソンは…。両者の意見は平行線のまま。英祖は人事権を使って、礼曹判書イ・ジョンソンを罷免し、ミン・ベクサンを後任に指名する。公布文も町から消えた。だが、諦めないソンの姿勢に老論派は…。

キム・サンノがミン・ベクサンに科挙で老論派の子息に便宜を図るように頼んだことを、ミン・ウソプから聞いたソンは、老論派がこれまでにも組織的な不正を行っていたことを察しし、この不正を明らかにすることで現状打破ができるかもしれないと考える。

一方、チョルチュはソンの前に姿を現し、平民が科挙を受験するための協力を申し出て、不正を行う方法を教える。そんな中、キム・サンノは、新たな王妃を迎えて嫡男の世継ぎを作るべきだと英祖に進言。昭媛は自分を王妃にしてほしいとキム・サンノに頼み、代わりに、ピンエという怪しい宮女がいるという情報を与える。

ソンはジダムを秘密の部屋に連れていき、お前の父の命は救ってやれなかったが、本だけは救いたかったとジダムの著書「文会所殺人事件」を見せる。ジダムは、チョルチュにソンが何も変わっていない、鳴砂団が協力するに値する人物と報告。

ソンとウソプは見張られているために身動きができない。そこで、罷免されたイ・ジョンソンに内密に老論派の不正を探るように頼み、自分は宮殿内で家族を過ごした。だが、英祖はそんなソンを疑う。

ついに不正の実行犯と証人まで見つけることに成功。だがソンは迷っていた。そして、決心したソンはミン・ウソプにこの一件から外れるように命じる。
ソンはベクサン邸を訪ね、不正を暴露しない代わりに平民に科挙を受ける機会を与えてくれないか、平民から一人の合格者も出なかった時には諦めると交渉するが、ベクサンはこれを断る。帰ろうとするソンを待っていたのはウソプだった。ウソプは息子として、父ベクサンへ世子に従ってほしいと頼んだ。

いよいよ科挙の日。果たして、平民たちは科挙を受けることができるのか？

■見どころ
ナ・チョルチュとの再会。ソンは、ジダムがチョルチュの命令で宮殿に入ったとは夢にも思っていない。
ソンに案内されて秘密の部屋に通されたジダム。そこにはジダムの著書「分会所殺人事件」もあった。涙ぐむジダムにソンの優しい肩トントンをお見逃しなく。また、ソン親子3人の仲睦まじい姿も見られるのでお楽しみに。
老論派いったいどんな方法で大規模な不正を働いているのか？チョルチュが教えてくれる。
そして、ソンが説得しても首を縦に振らないミン・ベクサン。ウソプは父を説得できるのか？
今回は、イ・ジョンソン（チョン・グクファン）とミン・ベクサン（オム・ヒョソプ）に注目。特に、隠居を勧められたイ・ジョンソンの男気をお見逃しなく。

■豆知識：小説「洪吉童伝」って？
秘密の部屋で、「文会所殺人事件」の上にあった1冊の本。「洪吉童（ホンギルドン）伝」だ。2016年5月現在、BS12で放送中の「快刀ホン・ギルドン」のモデルになった義賊を主人公にした小説。この本は、ハングル文字で書かれた朝鮮最古の小説（1607年ごろ）。もっとも最近では
原作者は、朝鮮時代中期に当代最高の名家に育ち、類まれな文才を持ちながら、庶民のために革命を起こし、志半ばで処刑場の露と消えた実在の偉人ホ・ギュン（1569年 - 1618年）。もっとも近年の研究ではもっと古いかもしれない『薛公瓉伝』が発見されている。
国内随一の詩人だが愛人の子として生まれたため不運な人生を生きた師・イダルから多くの影響を受け、姉と共にその文才を広く認められ神童と呼ばれ育った。彼の半生を描いたドラマに「ホ・ギュン」がある。また、ユン・ギュンサンがホン・ギルドンに扮した「逆賊 民の英雄ホン・ギルドン」は、稀代の暴君として知られる第10代王・燕山君(ヨンサングン)に敢然と立ち向かい、政権崩壊へと導いた英雄として描かれている。

【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

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※この記事は2016.04.21～05.25　月～金　14：59-15：59にBSフジ（全24話版）で放送したときに紹介したものをリライトしています。