「テバク」(原題)第15話:ケジャクドゥとの勝負!鄭鑑録って?あらすじ見どころ、予告動画

2016年07月03日08時00分ドラマ

王命を受けてテギル(チャン・グンソク)はケジャクドゥ(キム・ソンオ)を捕えに行く!そして、前回のヨニン君(ヨ・ジング)に続いて、今回はテギルも二人が兄弟だと知ることに…7月3日(日)KNTV放送「テバク」第15話の詳しいあらすじとみどころ、ドラマ視聴に役立つ(豆知識)などをご紹介!予告や特報動画はKNTVスペシャルサイトで公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、【「テバク」を2倍楽しむ】では、ドラマのあらすじと見どころ、キャストの魅力やインタビュー、豆知識などと一緒に、時代背景や年表などまとめて紹介している。

■キャスト相関図(番組公式サイト)
ペク・デギル役:チャン・グンソク
延礽君/21代王・英祖役:ヨ・ジング
李麟佐役:チョン・グァンリョル
19代王・粛宗役:チェ・ミンス
タムソ役:イム・ジヨン
ポクスン/淑嬪崔氏役:ユン・ジンソ
ナム トッケビ(ナムおばけ)役:イム・ヒョンシク
キム・チェゴン役:アン・ギルガン
世子/20代王・景宗役:ヒョヌ

■第15話
ヨニン君は母・淑嬪崔氏を訪れ、ためらいながらも「幼くして亡くなった兄は生きていて、ペク・テギルでは?」と尋ねる。崔氏はこれを認め、「宮殿入りして6ヶ月で生まれ、すぐに母の傍から離れなければならなかった不憫な子だ」と、涙を流す。そして「今もイ・インジャの企みで投獄されている」と、悲しみに震える。そんな母にヨニン君は、テギルが獄舎から出て、王命に従いケジャクドゥを捕えに向かったと教える。崔氏は、「粛宗が理由もなく恩恵を施すはずはない。テギルを死地に追いやり何かを得ようとしている」と怯える。ふらつく母を制して、ヨニン君が父・粛宗の元へ確認に向かう。

「なぜテギルにケジャクドゥを捕まえさせようとしているのか」と尋ねるヨニン君に、粛宗は「どこまで知っているか」と問い返す。「友でもあり、私の…」とその先に続くヨニン君の言葉を遮り、「テギルは単なる猟犬。友になれるわけがない」と粛宗。さらに、禁書である『鄭鑑録』を見せ、これが予言書だと教え、ヨニン君が幼い頃、この予言書に従った謀反が起きたと話す。謀反を決行したのは、ケジャクドゥたちで、彼の父親や妹たちはその時に殺され、ケジャクドゥ1人が生き残ったのだった。そしてこの時、粛宗を救ったのがテギルの師であるキム・ジェゴンだった。ヨニン君は書庫へ行って当時の日記を探し、キム・チャンジブに当時の詳しい話を聞きに行く。

インジャは、ケジャクドゥの正体を知った粛宗が、テギルに恩恵を施すふりをしてケジャクドゥをテギルに討たせると見抜いていた。今回の企てによるインジャの狙いは3つ。「一つは、王の標的を自分からケジャクドゥに向けること。二つ目は、殺人請負人であるケジャクドゥから名簿を入手すること。そして、三つめは、予言書にかかれている鄭氏朝鮮を建てる男を探すこと」だった。だが、インジャはこの予言を信じていなかった。インジャが玉座に就く人物と信じているのは…。

その頃、ケジャクドゥの賭博場に向かうテギルは男たちに襲われるが、男たちを始末してケジャクドゥのところへ案内させる。にぎわう賭博場の一番奥に通されたテギルは、見物人の中にヨナがいるのを目で確認し、「なぜコルサを殺害したのか」と聞く。シラを切るケジャクドゥは、テギルに勝負を挑む。「十の札を取ればお前の勝ち。だが、手段と方法は問わない」と説明し、手下のものにテギルを襲わせる。いとも簡単に男たちを始末するテギル。すると今度は暗闇にしてテギルを襲わせるが…。テギルは卓上の一枚の札を選ぶが、ケジャクドゥが札を真っ二つに斬り、引き分けだという。
ヨナが勝負を仕切りなおし改めて正規のルールで勝負することに。ここでヨナがケジャクドゥをうまくだましてコルサを殺したのがケジャクドゥだと白状させる。勝負はテギルの勝ち。「ソリムを頼む」というケジャクドゥ。その時、ヨニン君がケジャクドゥ逮捕に現れる。ケジャクドゥは最後に酒を一杯飲ませてくれといい、自ら毒入りの酒を飲んで血を吐く。

その後、インジャが現れ、テギルとヨニン君が兄弟だということをテギルに明かす。さらに、テギル誕生のいきさつ、崔氏がマングムを捨て、さらに6か月の未熟児として誕生したテギルも捨てたと。驚くテギルにさらに、彼の父親がマングムではなく王の粛宗だと教える。

■見どころ
今回も回想シーンが満載。まずは、生まれてすぐに命を奪われた憐れなヨンス王子/テギルの赤ん坊の頃の苦難の回想。
『鄭鑑録』の予言書に従った謀反についても回想シーンで知ることができる(詳しくは、下の「豆知識」で説明)。回想シーンの中で血だらけの粛宗の顔が怖すぎる。対峙するイ・ヨンチャンの顔も怖い。心臓の悪い方は心して観よう。そして、ケジャクドゥがソルリにこだわる理由もこの回想で分かるのでお見逃しなく。

ケジャクドゥの賭博場では、強すぎるテギルの殺陣やワイヤーアクションもあるが、暗闇の中の格闘は音だけでチャン・グンソクのアクションが見られないのが残念。
ケジャクドゥの最期。ソリムとテギルにそれぞれどんな言葉を残すのか?演じたキム・ソンオは、実にふり幅の広い名優だ。「夜警日誌」では鬼神を操り、「感激時代」では武芸者の役を演じているが、「シークレット・ガーデン」では気のいい秘書役、「幸せのレシピ」では堅物の村長を演じている。

■豆知識:鄭鑑録(ていかんろく)って?
『鄭鑑録』は、朝鮮王朝時代中期の予言書。李氏の祖先である李沁という人物と、鄭氏の祖先である鄭鑑という人物の会話という形式で記されている。内容は、漢城に都を置く李氏の王朝が500年で滅亡したのち、鶏龍山に鄭氏の王朝が建国されて800年続くというもの。朝鮮王朝によって禁書とされたが民間に流布し、民間宗教や民衆運動に影響を及ぼした。
また、ドラマの中で、粛宗は丁丑年3月に謀反があったとヨニン君に日記を見るようにいっているが、この1697年(粛宗23年)には、実際に李榮昌(イ・ヨンチャン)らによる謀反が起きている。

ところで、鶏龍山(ケリョンさん)は、忠清南道から大田広域市にかけて位置する、標高845mの山で、この一帯は、民間信仰(シャーマニズム、巫俗)やいくつかの新興宗教団体にとって特別な場所となっている。

kandoratop【作品詳細】【「テバク」を2倍楽しむ】

KNTV
KNTV「テバク」(原題)番組公式サイト
 2016.05.15スタート 土・日20:45-22:00 日本初放送
「テバク」スペシャルサイト