アドベンチャーワールド、9月18日生まれのジャイアントパンダの赤ちゃんを10月1日から一般公開&名前募集、これまでの成長過程を動画で公開

2016年09月30日12時30分暮らしと文化

アドベンチャーワールドは、9月18日に生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんを10月1日から一般公開、合わせてその名前を募集する。

同園は、温暖な紀伊半島の和歌山県白浜町にある陸、海、空の140種1400頭の動物が暮らす「人間(ひと)と動物と自然とのふれあい」をテーマにしたテーマパーク。ジャイアントパンダをはじめ、希少動物の繁殖に成功し、保護研究活動に努めている。
現在、野生のジャイアントパンダは、約1800頭と言われ、その保護と個体数を増加させるため飼育下での繁殖研究が重要とされている。
同園では、平成6年から、中国成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の日本支部として、世界で初めてブリーディングローン制度でジャイアントパンダ自然繁殖のための日中共同研究をスタート。
平成12年、「梅梅(めいめい)」を迎えて、ジャイアントパンダをはじめ、関わるすべての人々の幸せを願う「しあわせ計画」を始動。同年9月6日に同園で初めてとなる赤ちゃん「良浜(らうひん)」が誕生。以降、今回の赤ちゃんを含め合計15頭の繁殖に成功し大家族となった。
また、生まれ育った8頭が中国へと旅立ち、そのうち4頭は繁殖し、これまでに10頭の子供たちが育っている。

今回、かねてより妊娠の兆候が見られていた良浜(16歳)が、9月18日午前1時11分に待望の赤ちゃんを出産。体重は197gで生まれ、これまでに同園で生まれたジャイアントパンダの中で最も大きな体で誕生した。
また、父親「永明(えいめい)」は、飼育下で自然交配し繁殖に成功した世界最高齢(24歳)のオスのパンダとなった。
母子ともに健康状態は良好。良浜はしきりに赤ちゃんの体を舐めてあやし、とても大切そうに抱いている。
「GIANT PANDA FAMILY SITE」のギャラリーでは、こうした母子の様子を収録した動画をほぼ連日公開しており、9月18日の誕生から、赤ちゃんが母乳を飲むシーン、あくびをするところ、スタッフによる産室の掃除風景、赤ちゃんの健康チェックなども楽しめる。

赤ちゃんの一般公開は、10月1日以降、午前9時45分~10時05分、午後2時40分~3時00分で、ブリーディングセンター屋内運動場で、ガラス越しに母親と親子で公開される。公開時間は成長に伴い変更され、動物の体調などの理由により公開内容を変更・中止する場合がある。
また、赤ちゃんの名前募集は、10月1日~11月30日に行われ、同園内に設置しているタブレットか募集用紙での応募、公式ホームページから「パンダの赤ちゃん名前募集」特設サイトから応募、はがきでの応募、があり、応募は1人1回までとなっている。
名前の選定は、同園「パンダの赤ちゃん命名委員会」により行われ、同園内と公式ホームページで発表する。

アドベンチャーワールド「GIANT PANDA FAMILY SITE」ギャラリー