【ウィンブルドン】最終セットは史上最長30ゲーム!フェデラーが死闘を制し6度目のV

2009年07月06日13時04分スポーツ

第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と第6シードのアンディ・ロディック(アメリカ)で5日に行われたウィンブルドン2009男子シングルスは4時間を超える熱戦となった。

2人とも強烈なサーブを武器に最後まで相手に主導権を握らせなかった。第一セットから互いにサービスキープを続け、相手にブレイクを許さない展開が続く。第一セットを5-7でロディックが制すると第二、第三セットはともにタイブレークの末にフェデラーが取り返す。すると今度はこの追い込まれた状態でロディックが第四セットを3-6で奪い返して試合は最終第5セットへ。ここでもフェデラー、ロディックともに相手にまったくブレイクを許さずフェデラーが1ゲームリードすればロディックが追いつくという展開がひたすら続き、そして15-14とフェデラーリードで迎えた第30ゲーム。フェデラーが疲れの見えるロディックから遂にブレイクを奪ってこの瞬間に試合終了。フェデラーが昨年決勝で敗れた雪辱を果たし、2年ぶり6度目のウィンブルドン制覇を成し遂げた。試合時間4時間18分は昨年の4時間48分に次ぐ、男子シングルス決勝大会史上2番目の長さ。第5セットの30ゲームは1セットの大会最多ゲーム記録を作った。

ウィンブルドン2009の公式サイト(英語)では、男子シングルス決勝のハイライト動画を配信中。また、日本語翻訳はないものの、試合後の選手インタビューも配信されている。 フェデラーは今回の勝利で四大大会通算15勝目。ピート・サンプラス(アメリカ)を抜いて男子では歴代単独一位となった。

「Wimbledon2009 Video Gallery」