武井咲、いざ大奥へ!「忠臣蔵の恋」第15話予告動画と第14話詳細あらすじ!切腹って名誉の死?

2017年01月20日16時04分ドラマ
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忠臣蔵四十七士の浪士たちは一夜にして義士となり、世間もきよたちも助命嘆願に動いたものの願いはかなわず全員切腹となった!いよいよ明日20日からは本格的に第2部の大奥編に突入!だが、その前にきよ(武井)が騙した吉良の妻・富子(風吹ジュン)との苦しい再会も…NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20話)明日1月21日(土)第15話「新しい道」のあらすじと前回(14話)の詳しいあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。NHKオンデマンドで見逃し配信。

前回は、四十七士の助命嘆願をめぐり、女たちの様々な意見が聞けた。
仙桂尼(三田佳子)ときよ(武井咲)は助命嘆願。瑤泉院(田中麗奈)はたとえ生き延びたとしてもお家断絶となってしまった今、受け入れることもできない。そして、安兵衛の妻ほり(陽月華)は武士としての潔さを鑑みこれに反対。しかし、その本心は全員が生きてほしかった。

結局、切腹を言い渡された義士たち。切腹前夜の温かい宴会の様子で、この切腹が武士にとっては“名誉の死”だと分かる。とはいえ、痛いものは痛いのだ!短刀で自分のお腹を斬ったぐらいで死にゃしないほど人間の体は頑丈にできているのだ。ラスト、十郎左の墓前で手を合わしたきよが「亡骸でもいいからひと目会いたかった」という言葉に、ほりが「見ない方がよかった。見なければ夢枕に立つ顔が穏やかだったはず」と返した言葉で、切腹がどれほど残酷でむごたらしいかが想像できる。

どんな死も決して美しい者ではないと教えてくれたのは、頭を丸めた美しい三田佳子が演じた仙桂尼。「これが終わりではなく、始まりなのだ」との言葉で、いよいよきよは遺児たちの命を守るため、お家再興のためにいざ、大奥へ!

ところで、劇中話題に上った桂昌院とは、時の五代将軍綱吉の母。あまり美人(いえいえ相当個性的な容姿だったらしい)ではなかった彼女だが、まさに、「美人は三日見たら飽きるが、ブスは三日見たら慣れる」どおり、家光の寵愛を受けて綱吉を生んだのだ。

忠臣蔵■前回(第14話)おさらい
元禄15年12月14日深夜、四十七名はみごと本懐を遂げた。磯貝十郎左衛門(福士誠治)と最後の言葉を交わしたきよ(武井)は、叔父の條右衛門(皆川猿時)に負ぶわれて父の元へ帰ったものの、そのまま床に伏し年を越した。
吉良邸討ち入りから年が明けても、赤穂浪士の処分は下されない。世間が浪士たちの忠臣を褒めたたえ、ご公儀もうかつに死罪にはできないのだった。上手くいけば赦免も夢ではないかも。

瑤泉院(田中麗奈)を訪ねたきよはそこで浪士たちの助命嘆願について相談に来ていた仙桂尼(三田佳子)と顔を合わせた。仙桂尼は今が嘆願の好機だといい、時の将軍綱吉の生母、桂昌院に頼んで大奥から浪士たちの助命を願い出るのが最良の策だと。瑤泉院はすでにお家断絶となった今、命が助かった忠臣たちを迎え入れる先もないと、一次はためらったものの助命嘆願に自らも動くことに。

そんな時、十郎左衛門(福士誠治)がお預けとなっている細川家の家来で、堀内(北見敏之)がきよを訪ねてきた。堀内は、浪士の世話役を担っており、隠密に浪士の縁者に様子を伝えており、磯貝の母貞柳尼(風祭ゆき)を訪ねた帰りだった。細川家の殿はこの度の浪士忠心にいたく感銘し、義士として手厚くもてなしており、十郎左が大石らと共に穏やかに過ごしていると様子を伝えてくれた。嬉しい報告にきよも堀内と声を合わせて笑った。そして、十郎左が大事なお守りと称すあるものを肌身離さず持っているとも。きよはこれが討ち入りの日に渡した琴の爪だと察し、十郎左の存在を感じることができた。堀内は、きよが生けた梅の枝を持って細川家へ戻り、十郎左に渡してやった。

今や江戸中が赤穂義士の味方。きよもまた、細井広沢(吉田栄作)を訪ねて、幕府を主導する柳沢吉保への助命嘆願を頼んだ。だが、同席した堀部安兵衛 の妻ほり(陽月華)は、父や夫が武士としては潔く散ることを望むはずとこれに同意しない。細井も儒者としてほりの意見に同意するも、それがほりの本心でないことをつき、安兵衛の友としてきよの頼みを聞いて助命嘆願に手を尽くすと動いてくれた。

そうした努力の甲斐もなく、結局、切腹の処分が下されてしまった。きよは十郎左の母貞柳尼にこれを知らせ、最期の時を二人で送った。十郎左はきよからもらった琴の爪と共に死座へ。

義士たちの縁者はそれぞれに泉岳寺で冥福を祈った。その中には頭を丸めた仙桂尼がいた。きよも十郎左の墓に手を合わした。そんなきよたちに仙桂尼が、吉良家の断絶を知らせ、これを知った大石内蔵助(石丸幹二)は、念願がかなって切腹に至ったはずだと。だが、遺児たちの流刑も決まったとも。そして、きよに私たちは遺児たちの命を救うために動き出さなくてはならない。これは終わりではなく始まりなのだと告げた。

忠臣蔵■第15話「新しい道」
愛する十郎左衛門を見送って二ヵ月、きよ(武井咲)はこの先の人生を考えあぐねていた。浅野家の再興と遠島になった赤穂義士の遺児を救済しなければと焦るが、伝手もない。そんな時、十郎左の母の死が伝えられ、息子の遺品だと小さな包みを託される。それは、きよが十郎左に贈った琴の爪だった。死座まで十郎左と共にあったお守り。きよは命を託された。そこに細井広沢(吉田栄作)から持ち込まれたのは、桜田御殿への女中奉公の話だった。浅野家のためと、きよは…。

NHK総合土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20回)は毎週土曜日午後6時10分より放送。再放送は翌週月曜日午後4時15分から。出演はNHK初主演を務める武井咲、福士誠治、今井翼、田中麗奈、中尾明慶、佐藤隆太、笹野高史、陽月華、中村倫也、皆川猿時、大東駿介、石丸幹二、平田満、伊武雅刀、三田佳子ほか。NHKオンデマンドにて見逃し配信。

NHK総合 土曜時代劇「忠臣蔵の恋」番組公式サイト
NHKオンデマンド公式サイト

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