大河ドラマ「天地人」小栗旬クランクアップ直前取材会動画-NHK
大河ドラマ「天地人」で石田三成役を演じている小栗旬が、自身のクランクアップを翌日に控えた6日に取材会を行った。このときの動画が、NHK「コレ見て!MOVIE」に公開されている。
役柄の扮装そのままで登場した小栗は、大義に生きた三成について、いつもは悪役的に描かれることの多かった人物が、「天地人」では違う視点で描かれていたので、全てにおいて新鮮だったと語っている。
ドラマを振り返って一番楽しかったシーンについて訊かれると、主人公・直江兼続役を演じた妻夫木聡と絡むシーンはいつも楽しく、特に36話の場面が一番のお気に入りだったと目を細めて話している。妻夫木に対しては、民を愛し、民と生きる心を受け継いだ知勇兼備の名将・直江兼続を演じられる若い俳優は、妻夫木以外にはいないと手放しの褒めようだ。
ドラマで石田三成は、若い時から小姓として仕えてきた秀吉の側近で、兼続とは同い年、主君への忠誠心が強く義に篤い性格同士であったため、二人は意気投合し、生涯にわたって親友関係にあったと描かれている。ひょっとすると、今回の共演で、二人にはドラマの役柄そのままの友情が芽生えたのかもしれない。
逆に、大河に出演して一番難しかったことを訊かれると、自身と大幅に違う年齢設定には少々悩んだと打ち明けている。確かに、石原良純は年下役で、中尾彬とは8つしか年が違わない設定には無理がありそうだ。しかし、歴史ドラマではそれが無理なく受け入れられるのだから不思議だ。
失われつつある「日本人の義と愛」を描いた大河ドラマ「天地人」は、次週19日に29話が放送される。小栗が最も楽しかったという第36話まであと少し。これまでドラマを観ていなかった方は、番組サイトにあらすじがあるので、そちらでチェックして万全の準備をお忘れなく!
NHK「コレ見て!MOVIE」石田三成役 小栗旬コメント