主人公は倫太郎で最高更新13.9%!「警視庁捜査一課9係12」第4話予告動画と3話ネタバレあらすじ

2017年05月02日19時00分ドラマ
©テレビ朝日

好調を続けている「警視庁捜査一課9係」シーズン12(テレビ朝日系、水よる9時~)の4月26日放送された第3話も13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と視聴率を更新!明日5月3日放送の第4話では、監察医の真澄(原沙知絵)が狙われる!番組公式サイトで予告動画が公開されている。

第3話は美人ピアニストとその妹の姉妹愛が捜査をミスリードさせた殺人事件だった。捜査に入る前に9係のメンバーが神田川警視総監(里見浩太朗)から呼び出された。
「加納(渡瀬恒彦)が内閣テロ対策室改造準備委員会のアドバイザーとして不在にしているが、不都合はないか」と警視総監から聞かれ、9係を代表して小宮山志保(羽田美智子)が「大丈夫です。このみんなでやって行こうと思います」と力強く答えた。すると、「君たち、私が言ったこと本当に理解しているのかね」神田川。すかさず浅輪直樹(井ノ原)が「はいその気です」…。

まさに、「“9係”は今後も加納倫太郎主人公で行くがいいか?」という9係のメンバーと視聴者への確認のようなセリフだった。
初回11.5%、第2話11.6%から2ポイント以上もUPした13.9%という数字が、視聴者の「主人公は倫太郎、主演は3月14日に亡くなった俳優・渡瀬恒彦さんでいいです」という返事のように思えた。

9係は、他の刑事ドラマのように全員で絆を深めていくドラマではない。事件捜査は3組で行う。刑事と思えないファッショナブルな志保と近ごろ志保に熱い視線をおくる村瀬(津田寛治)、皮肉屋の青柳(吹越満)と変人青柳を受け止める矢沢(田口浩正)、そして小さなことが気になる倫太郎と倫太郎の娘と結婚寸前の直樹。この3組が、互いに他のコンビに手の内を明かさず、それぞれ独自捜査する。時には足の引っ張り合いにも見える一幕もあるのが本作の見どころ。それでいて、倫太郎が気づいた小さな事がきっかけに、最後には全員で事件解決に持っていく。
倫太郎不在となった今シーズンでは、ハイヒールのせいでずっこたりもするが、紅一点の志保がますます頼もしくなって変人たちの手綱をしっかりと握っている。そして、倫太郎に鍛えられた直樹が小さいことにこだわり続ける。第3話も直樹の「美人ピアニストの演奏の変化」と「ブルーチーズとブランデーの組み合わせ」が事件解決の糸口となった。

■前回(第3話)事件復習
音楽出版社社長・良美(藤真利子)が自宅で殺害された。第一発見者は目が不自由なピアニストの響子(夢咲ねね)で、妹の真子(梶原ひかり)と良美の家に同居していた。
事件当夜は、恒例のプライベート演奏会の日で若手ピアニストの子音(黒川芽以)も演奏した。
直樹(井ノ原)は、現場のゴミ箱に捨てられたブラームスのクラリネット三重奏曲のCDと、現場に残されたブルーチーズが被害者の胃から検出されなかったことが気になった。

ブラームスの三重奏曲は、響子がピアノ、妹の真子がチェロ、元響子の恋人の桐野(村上剛基)がクラリネットを演奏した時のモノ。良美が3年前に響子の才能を見出した曲だった。良美の援助を受けることになり、妹の真子の負担が減ると響子は喜んだ。良美は真子にも優しく、彼女の勧めで真子はチェロを辞めて料理の世界へと転身していた。

一方、良美が事件当夜の深夜2時半過ぎに子音を誉めるメールを送信していたことが判明し、犯行は2時半以降と考えられた。近隣の防犯カメラから響子の恋人だった桐野の姿が映っていたことから、彼が捜査線上に浮上したが、桐野の証言から良美の意外な一面が明らかになった。

実は、良美もピアニストだったが、手の怪我でピアノを弾くことができなくなっていた。そんなとき見つけたのが才能豊かな響子。良美は響子を自分のコピーにしようと考えた。桐野にハニートラップを仕掛けて二人を別れさせクラシック界から抹殺。そして、響子の一番の理解者の妹真子も音楽を辞めさせた。ところが最近では、姉のピアノが変わったことを心配した真子と良美の仲がぎくしゃくしていた。CDをゴミ箱に捨てたのも良美だった。

そんな中、犯行現場のゲソ痕と一致する靴が左右色違いで靴箱に入っていたことから、響子の関与が疑われ、響子が犯行を自供した。

実は、響子の失明は真子のせい。木の上の真子を降ろそうとして手を払らわれたために起きた事故が原因だった。責任を感じた真子は響子の目になり一生支えるつもりでいた。一方、響子は真子に自分の人生を生きてほしいと、良美の言いなりになっていたのだった。現場で真子の香りがしたことから犯人だと勘違いし、妹の身代わりになろうと響子が自供したのだ。

しかし、犯人は新人ピアニストの子音だった。演奏会の後、良美に取り入ろうと子音がブルーチーズを用意した。ところが、良美から子音のセンスのない気遣い、あざといピアノの弾き方などをこっぴどく罵倒され、特集記事までキャンセルすると言われたために、激昂して近くにあったトロフィーで殴打し殺害。真子の犯行に見せるために、真子が忘れたカバンの中の香水をつけて出ていたったのだった。

事件当夜、良美が飲んでいたのはブランデー。かつて良美は好物のブルーチーズはブランデーにはあわないとマネージャーにメールしていた。また、最後に送られたメールに良美が絶対使わない絵文字を使っていたことなどから、犯人が子音だと特定できた。

■第4話
監察医の真澄(原沙知絵)が遺体から発生した有毒ガスによって、意識不明に。遺体はIT企業の経理課長・柳沢(永井裕久)、発生したガスはコルセリンという物質。
その後の捜査で、犯人は遺体を調べる監察医を狙った可能性が浮かび上がる。
黛(竹中直人)によると、死亡保険金を残すため他殺に見せかけた遺体を監察医が解剖で自殺と見抜き、関係者から逆恨みされたケースもあるとか。そこで、直樹(井ノ原快彦)は真澄が扱った過去の事件を調べる。

テレビ朝日「警視庁捜査一課9係」シーズン12の初回は4月12日(水)、夜9時から15分拡大版で放送。主演は渡瀬恒彦、共演は井ノ原快彦(ジャニーズ・V6)、羽田美智子、吹越満、津田寛治、田口浩正、原沙知絵、中越典子、野際陽子、里見浩太朗、中村俊輔、竹中直人ら。Twitterアカウントは「@5drama9gakari」。

テレビ朝日「警視庁捜査一課」番組公式サイト

【2017春ドラマ】【「警視庁捜査一課9係12」各話あらすじ】
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