長瀬智也主演、TBS「ごめん、愛してる」やっぱり気になる原作・韓国版との違いは?7/6番宣情報と予告動画
いよいよ9日(日)から始まるTBS日曜劇場「ごめん、愛してる」!長瀬智也(TOKIO)の約20年ぶりのラブストーリー、そして韓国の不朽の名作が原作ということもあって、放送前から大きな注目を集めているが、今回は、原作との違いやTBS版の見どころなどと今夜放送される番線情報もご紹介、番組公式サイトで予告動画が公開されている。
■7月6日番宣情報
夜7時~」『ニンゲン観察!モニタリング★国民栄誉賞&元メジャーリーガー3時間SP』
夜9時57分~『櫻井・有吉THE夜会』
夜11時56分~『夏ドラマ開幕直前祭!』
深夜25時30分~『日曜劇場「ごめん、愛してる」ナビ』
※7月7日以降の情報はコチラ⇒番組公式サイト「ニュース」
■“愛”がテーマの切ないドラマ
「ごめん、愛してる」の物語は、主人公の律(長瀬智也)は、幼い頃母に捨てられ裏社会で生きてきたが、事件で致命的なケガを負い、余命僅かとなったことを機に母・麗子(大竹しのぶ)を探すことに。ところが麗子は、ピアニストの息子・サトル(坂口健太郎)に溢れんばかりの愛を注いで幸せそうに暮していた。自分を捨てた母に復讐を誓った律だったが、かつて助けた凛華(吉岡里帆)と再会し、人を愛すること、愛されることを知っていく切ないラブストーリー。
この作品は、これまでトルコ(2013年)、タイ(2016年)でリメイクされ、日本のリメイク版は3本目となり、中国では2014年に映画としてリメイクされている。
TBS版を担当した清水真由美プロデューサーは、数年前から「愛」を題材にした作品をつくりたいと考えていた。「人は誰かから必要とされ愛され、そして自分もまた愛することで生きる意味と喜びを感じるのだな…世の中もまた、度重なる天災や様々な事件に晒され、そうしたことを思い知らされているなと感じていた」時に出会ったのが原作「ごめん、愛してる」だったそうだ。
男と女、親と子、人間が営む様々な愛の形、切ないまでに相手を求め、自らが存在する意味を問うこの作品を、TBS版を通していまの時代を生きる視聴者に届けたいとの思いでリメイクを決意した。(参:番組公式サイト)
一方、長瀬は、命にタイムリミットを持つ主人公を、「いろんなことを我慢して生きてきた孤独で、決して弱音は吐かない男」と分析しており、インパクトのあるタイトルについては、自分がいなくなった時に凛華がどう思うのか…それを考えながらも愛さずにはいられなかったことに対しての「ごめん」じゃないかと思うと語っている。(参:番組公式サイト)
■ドラマの名門「日曜劇場」は韓ドラをどうリメイクするのか?
原作の主人公は、オーストラリアで外国人旅行者を騙して金を巻き上げ、他人の食事を取り上げ、女性を仲間に売り飛ばす救いようのないワル。そんな主人公がピュアなヒロインと出会って愛を知り変わっていくのだが、これまで人気の韓ドラの主人公といえば“王子様”キャラが定番だった中、とんでもなくワイルドな主人公にアジア中が痺れ、新人俳優ソ・ジソブをトップ俳優にした。
こんなワルを長瀬がどう演じるのか?そして、ここまでの暗く悲しいラブストーリーを日曜の夜9時にゴールデンタイムに放送して大丈夫なのか?
ジャニーズ一のワイルドな男、長瀬智也は、2005年V6の岡田准一とのW主演「タイガー&ドラゴン」(TBS)で冗談が通じないヤクザ役を演じ、2006年には新垣結衣と共演した「マイボス・マイ・ヒーロー」で高等学校卒業を目指すヤクザの若頭、榊真喜男役などヤクザ経験(もちろん演技上)も豊富。ちなみは「マイボス・マイ・ヒーロー」も韓国の映画をリメイクした作品。
とはいえ、2作ともコミカルテイスト満載で、長瀬にとって19年ぶりのラブストーリーだけあって、原作の胸が締め付けられるほどの切ないラブストーリーを長瀬が紡ぎ出すことができるのか、原作ファンには心配かもしれない。
しかし、原作の持つ救いようなない悲しい世界観をそのままリメイクしても、日本の視聴者にとっては拒否反応を示すだけ。特に、家族が揃うことの多い日曜夜9時という放送時間帯を考えた時には危険だ。
むしろ、長瀬の持つワイルド&コミカルな印象は救いになるのでは?何しろ、長瀬といえば、ジャニーズのTOKIOのメンバー。しかも、1995年から続く大人気のバラエティ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ)で全国区、老若男女から愛されている。
「日曜劇場」には、前クールの「小さな巨人」や「下町ロケット」(2015年)など男性視聴者層を意識した作品も多く、ワイルドな長瀬はそうした視聴者層も狙える。
加えて、「ラブジェネレーション」「神様、もう少しだけ」「ラスト・フレンズ」など、数々の話題作を手掛けた浅野妙子が脚本を担当しているだけに、女性のハートをとろかす切ないロマンスも満載のはず。
さらには、第1話は韓国ロケで長瀬の韓国語や、韓国若手俳優イ・スヒョクも出演。しかも、その声の吹替えを「ONE PIECE」のトラファルガー・ロー役や、「進撃の巨人」のリヴァイ役などを演じているトップ声優・神谷浩史が参加するとあっては、アニメファンも見逃せない。
また、原作では、ドラマOSTに中島美嘉の「雪の華」が使われたことも注目を集めたが、TBS版の主題歌は宇多田ヒカル「Forevermore」とあって、音楽ファンも聞き逃せない。
見どころはまだある。母ができ愛する息子サトル役は坂口健太郎が演じるが、原作でトップ歌手(チョン・ギョンホ扮)だったのをピアニストに替えている。実際に坂口がピアノを演奏するシーンもたっぷりある。坂口自身は保育園時代に2年ほど習ったものの、ほぼ初心者。そんな彼が1か月間の猛特訓で、長瀬に「もうレイ・チャールズばり!」と言わしめている。果たしてその腕前は?
そして、ヒロインを演じる吉岡里帆。原作の持つピュアで献身愛のヒロイン(イム・スジョン)のイメージはそのまま。長瀬が「お芝居バカ」と呼んだほど演技にこだわりを持つ彼女が、どんな熱量でヒロインを演じるのかも楽しみだ。
TBS版の見どころはまだまだある!母親役には長瀬とは、1997年放送の「Dearウーマンスペシャル」(同局)以来、20年ぶりのドラマ共演となる大竹しのぶ。他にも「相棒」の六角精児や歌舞伎俳優でテレビでは「赤かぶ検事」や「釣り刑事」でおなじみの中村梅雀が脇を固めるだけに、サスペンスタッチもたっぷり味わえそうだ。
ドラマの初回放送はTBSにて7月9日(日)夜9時から。初回は25分拡大版で放送。まずは、番線情報で紹介した今夜の関連番組でドラマの魅力をたっぷりチェックしよう!
原作版が気になる方は、現在ネットで観られるテレビAmebaTVでも放送中。
こちらでドラマの紹介と各話のあらすじをまとめている。
⇒【作品詳細】【各話あらすじ】(参:場面写真付BS11あらすじ)
◇TBS日曜劇場「ごめん、愛してる」番組公式サイト
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