ずっと“山場”でした!「ヴァンパイア探偵」ユン・サン役 イ・ジュン インタビュー公開!予告動画

2017年08月01日08時00分ドラマ
提供:コンテンツセブン

若手演技派イ・ジュン、初の単独主演ドラマ「バンパイア探偵」のDVD-BOXが、いよいよ明日8月2日(水)より発売となるが、これを記念して主役のユン・サン役を演じたイ・ジュンのインタビューが到着したのでご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。

【作品詳細】【「ヴァンパイア探偵」を2倍楽しむ】

■今回「ヴァンパイア探偵」への出演を決めた理由は?
いろんなジャンルの作品に挑戦したいと思っていたのが一番の理由です。本作はアクションドラマということで、久しぶりに挑戦したいと思って決めました。

■演じたユン・サンはどんな人物ですか?
ユン・サンは心に深い傷を抱えています。それを乗り越えて再起し、成長しようとする姿に共感を覚えましたね。

イジュン

■監督からユン・サンの特徴はセクシー(sexy)、スイート(sweet:甘さ)、サッド(sad:悲しみ)の「3S」だと説明されたそうですね。3つの中でどの演技が一番うまくできたと思いますか?
サッド(悲しみ)だと思います。ドラマの内容が死と関連しているため、常に悲しい気持ちでした。撮影現場が楽しかっただけに、悲しい感情を維持するのが大変でしたね。

■一番大変だったシーンは?
楽に撮影できたシーンは一つもなくて、いつも苦労の連続でした。普通のドラマに比べてさまざまな角度からカメラを回していましたし、撮影量も多くて…。通常、ドラマは「発端-展開-危機-山場-結末」という順に進みます。長期間にわたる撮影ではどこかで休むタイミングができ、心にゆとりが生じたりもしますが、本作はずっと“山場”だったので、何か月もの間、緊張感を維持するのに苦労しました。でも、オ・ジョンセ(ヨン・グヒョン役)さんのおかげで、とても楽しく愉快に撮影することができました。

■撮影中にケガはしませんでしたか?
撮影にケガは付き物で、骨を痛めたかと思う程度のケガはたくさんしました。鎖で縛られるシーンで、首に鎖を投げつけられた時は痛くて息ができず、死ぬんじゃないかと思いました。首に擦り傷ができるほどだったんですよ! 昔はドラマや映画を見ていた時は、俳優は1つのシーンで1回だけ演技するものだと思っていたんですが、実際には、そのワンシーンを撮るために何時間もの間、同じことを何十回も繰り返すんですよね。それがちょっとつらいですね。僕が前に出演した「風の便りに聞きましたけど!?」はワンテイクで長い間カメラを回していましたが、「ヴァンパイア探偵」はスピード感を出すため短いカットを編集してつなげています。同じシーンを何回も演じなければならなかったので、その点がとても大変でした。

■役柄がヴァンパイアなだけに、メイクの時間も他のドラマに比べて長かったのでは?
今しているメイクよりは簡単でしたよ(笑)。担当の方にお任せして僕自身ではメイクをしていませんが、ほとんど素顔のままで、メイクは早く終わりましたね。髪もめったにセットせず、ふだん家にいるのとほぼ同じ姿で出演しました。そういう点に注目していただけたらと思います(笑)。

■もし突然ヴァンパイアになったら何がしたいですか?
ヴァンパイアはテレポートできるとか空を飛べるとか、そういう特別な能力はありません。ただ、力は強いので、力自慢みたいなことをしてお金を稼ぐと思います(笑)。


イジュン

■嫌いな人に復讐するとかは考えませんか?
警察に捕まって大ごとになりますから、せいぜい壁を壊すくらいにしておきます(笑)。

■涙を流すシーンがスタッフに絶賛されたという記事が出ました。先ほどお話しになった3Sの中で一番自信があった「サッド」ですね。
今はもう平気ですが、撮影時は強いストレスに悩まされていて、正直なところ涙の演技に自信がなかったんです。でも、演じていたらなぜか涙があふれて…。サンが深い悲しみを抱えていて、そんな感情をシーンに注ぎ込んだ結果なんだと思います。わざと泣くのではなく自分の感情がストレートに出るようにしました。

■ドラマの内容とは裏腹に撮影現場は楽しかったそうですが、現場のムードメーカーは?
オ・ジョンセさんですね。楽しい方で、一緒にメイクしているときも僕を笑わせ、そのおかげで現場の雰囲気も盛り上がっていきました。撮影中は神経質になって当然なんですが、オ・ジョンセさんはそれを外に出さないんです。僕は感情が表に出やすく、1人で演じるシーンでは雰囲気が張り詰めていますが、オ・ジョンセさんが加わると楽しくなりましたね。個人的にもとても仲良くなりましたし、多くのご助言をいただきました。僕を対等な立場で見てくれ、僕の意見も聞いてくださいました。話し合うことも多く、お酒を飲むこともあってとても楽しかったです。

■恋人役を演じたキム・ユネさんとはいかがでしたか?
僕は相手役の女優によく冗談を言うタイプですが、あまり親しくなってはダメだと思っています。友達になると役柄に没頭できませんし。でも、つい相手役の方と親しくなってしまい、撮影に入っても笑っちゃったりするんですよね…。その点は直さなくては!

■秘密の多い探偵役でしたが、今だから話せる“秘密”はありますか?
“秘密”というほどのことではありませんが…。本作で、僕が少し出しゃばりすぎたことでしょうか。やってはいけない、と思いつつもオ・ジョンセさんと僕が監督やスタッフの皆さんと話し合い、台本を変えてもらったり、僕の考えたセリフを使ってもらったりしました。もちろん、僕の考えが必ずしも正しいとは限らないので、俳優やスタッフと本当によく話し合いをしました。作品中には僕が提案したシーンが出てきます。本来は俳優がそうしたことに口出しするべきことじゃないのですが、周囲の理解を得たことですし、結果的にはより良い作品になったと思っています。

■意見が反映されたのは具体的にどんなシーンがありますか?
たくさんあるのですが…。そうですね、僕が理容室でヒゲを剃ったり、タオルを使って相手と争うシーン。あれは本来銭湯の男湯にある理容室で撮影する予定でした。浴槽が血で赤く染まっていて、そこにヨナ(イ・チョンア扮)が入ってくるというシーンでしたが、男湯にヨナが入ってきても男たちが平然としている状況はあり得ません。とても演じられないと思い、僕が提案して女性でも入ってこられる町中にある理容室に変えてもらいました。急いで撮影交渉をして、結果的にそのようなシーンになりました。

イジュン

■一番記憶に残っているシーンは?
記憶に残っているのは銃で撃たれるシーンですね。そのシーンは10回くらい撮り直しをしましたが、そのたびに服を着替える必要があったんです。ワイシャツの下に、胸に血糊の入った袋と火薬を付けていたんですが、その日はとても寒かった上に、撃たれて倒れなければいけないのに体を保護する用具がまだ届いてなくて…。放送を見るとわずかな間ですが、そのシーンを撮るのに夕方から次の日の夜明け前までかかったんですよ! 撃たれるたびに胸に仕掛けた火薬が爆発するんですが、素肌の上で爆発するのでとても痛くて。そして、それよりも辛かったのは、火薬が爆発する音ですね。3回目あたりから耳鳴りがし始めて、他の俳優のセリフが聞こえないほどでした。数日の間は撮影中も家にいるときも耳鳴りが治まらず、耳を傷めたかと怖くなりました。本当に今でも忘れらないシーンですね(笑)。

■最後に、本作の見どころを教えてください。
ドラマの中心人物であるサン、グヒョン、ギョウル(イ・セヨン扮)の3人の軽妙な言葉のやり取り、そしてさまざまな事件を解き明かしていく姿が面白いと思います。3人で演じている時は楽しかったし、お互いにふざけ合う姿、言い争う姿に注目していただけたら幸いです。

■日本の視聴者の皆さんにメッセージを。
いつも応援してくださり、ありがとうございます。どの国でもそうだと思いますが、韓国と日本ではドラマの好みに差があるので、今回の作品を楽しんでいただけるか、気がかりです。気に入っていただけないかも、という心配もあります。気楽な気持ちで見てほしいんですが、もし期待外れだったらどうしよう…。その時は次にもっと面白い作品に出演しますので(笑)、まずはこのドラマを見ていただけるだけでも、感謝の気持ちでいっぱいです。

■DVD-BOX ⇒DVD・OST・関連書籍・公式グッズなど一覧表示
2017年8月2日(水) DVD-BOX 発売
全12話/価格:14400円(本体)+税
発売元:デジタルアドベンチャー、コンテンツセブン 
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
※発売日・仕様等、変更になる場合がございます。
※vol.1~9 同時レンタル開始

公式サイト
Youtube

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