「オクニョ」で明宗が頼りにした異母兄は14代王・宣祖の父!実在の徳興君を紹介、予告動画

2017年10月16日14時12分ドラマ

「オクニョ 運命の女(ひと)」に第22話以降登場している徳興君は、劇中の出番は少ないものの明宗の異母兄で劇中明宗が頼りにしている人物!今回は実在の人物である徳興君をご紹介、ドラマの予告動画はNHK番組公式サイトで公開中だ。

【「オクニョ」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や見どころ、キャストの紹介などをまとめて紹介している。ここででは来日取材会の再現レポートも公開している。

■オクニョ救出作戦で名前が急浮上
「オクニョ 運命の女(ひと)」で描かれる徳興君が最初にドラマの中に登場したのは第22話。オクニョがチョン・ナンジョンたちの陰謀で官婢にさせられるのを阻止しようと、イ・ジハムやチョン・ウチらが企てた作戦に名前が挙がった。
第24話で初めてオクニョと対面したことでオクニョに興味を抱き、第28話で明宗から王権復活のために協力を依頼された。

■徳興君は明宗の異母兄
明宗と徳興君の父は第11代王の中宗。「女人天下」「師任堂(サイムダン)」にも登場する中宗には、2人の王后と9人の後宮(側室)から、9男11女を得た。明宗は3番目の文定王后・尹氏(ユン氏。一番目の慎氏(シン氏)は、子どもがなく、廃位されている)の次男。ちなみに第12代・仁宗も中宗の子で、2番目の章敬王后・尹氏の長男。
【朝鮮王朝系図】【歴史の豆知識】の【歴史上の人物紹介】<朝鮮時代>歴代王参照。

■徳興君(生1530年4月2日~没1559年6月14日)
徳興君は、中宗の後宮のひとり昌嬪・安氏(アン氏)の九男にあたり名は李岹(イ・チョ)。1534年生まれの明宗より4歳上の腹違いの兄だが、後宮の産んだ子ということで世子の資格がなかった。
8歳で徳興君の称号を与えられ、12歳、1542年(中宗37年)に鄭世虎の娘・鄭氏(チョン氏)と結婚。鄭氏は、ハングルを創成した4代王・世宗から世祖まで仕えた鄭麟趾(チョ・インジ)の子孫にあたる。徳興君は3人の息子を得たが30歳の若さでこの世を去った。

幼少期から学問を好み、聡明だといわれた明宗に比べて、徳興君に関してはそうした記録は残っていないが、「オクニョ」でも描かれているように、明宗と徳興君は親しくしていたようだ。
明宗は徳興君の子どもたちの中でも特に聡明だった三男・河城君をとても可愛がり、常に宮殿に呼んでいたとのこと。そして明宗が後継ぎを残さずに死亡すると、彼の夫人・仁順王后・沈氏(シム氏)が明宗の遺命に従い河城君を養子にして、第14代・宣祖として即位させた。

■徳興君役はチョン・ソンウン(1981.4.18生、184cm、A型)
徳興君を演じたのは「トンイ」でヒロインの兄で剣契の一員、チェ・ドンジュ役を演じたチョン・ソンウン。
デビューは2004年MBCシットコム「ノンストップ4」で、時代劇では「華政(ファジョン)」では清の皇帝、「花たちの戦い~宮廷残酷史~」では仁祖の長男役。現代ドラマでも「グッド・ドクター」「外科医ポン・ダルヒ」「貴婦人」などに出演している俳優。

kandoratop【作品詳細】【「オクニョ」を2倍楽しむ】

NHKBSプレミアム|韓国ドラマ 「オクニョ 運命の女(ひと)」
 2017.04.02スタート 毎・日21:00-22:00