「シグナル 長期未解決事件捜査班」第1話が原作と違う点はここ!GYAO!で見逃し配信と原作無料配信中!

2018年04月16日12時16分ドラマ
(C)StudioDragon&ASTORY/キム・ウニ/カンテレ

4月10日スタートした坂口健太郎主演「シグナル 長期未解決事件捜査班」の初回ストーリーは原作にほぼ忠実、原作ファンも納得の仕上がりだったようで、視聴率も9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とまずますの滑り出し!ここではそんな日本版と原作版の違いを通して、今後の見どころを紹介しよう!予告動画は番組公式サイトで公開中だ。

第1話と物語をつなぐもう一つのドラマ“チェインストーリー”はGYAO!にて見逃し配信中。また、原作は現在、GYAO!にて無料配信中だ。2作を見比べてみるのも面白い!
GYAO!「シグナル」無料視聴ページ

ストーリーは原作に忠実で同じセリフが登場したりと原作ファンも興奮!映像演出も過去の色調を落とし縦長にするなど原作と同様の工夫がされほぼ完璧だった(詳しくは見どころ:計算し尽くされた絶対ハマる人間ドラマ!の「視聴者を迷子にさせない演出」で解説)。

しかし、細かい演出はカットされていた。例えば、原作では無線機がつながる夜11時23分を印象付けるために、柱時計やデジタル時計などで時間を刻ませハラハラドキドキ感を募らせた。この時計が、メインキャスト3人(イ・ジェフン=坂口健太郎×キム・ヘス=吉瀬美智子×チョ・ジヌン=北村一輝)の不思議な縁を予感させる伏線だけにカットされたのは何とも残念だった。原作ではこうした伏線が張り巡らされるので、どのシーンも見逃せない。
とはいえ、途中CMなしで全16話の韓国版に対して、15分ごとのCMに加えワンクール9~10話完結の日本ドラマの現状を考えれば致し方ない判断だろう。

もう一つ、原作では事件が起きたのが2000年で主人公が無線機を見つけたのは現在=2015年としていたのに対して、日本版では事件発生は1995年とし無線機発見は2010年としている。さらに、無線機の大山は健人を「警部補」と呼んでいるが、当時健人は新人刑事という設定。どうやら日本版では、「女子誘拐殺人事件」から8年後、2018年に舞台を移して本格的にドラマをスタートさせるようだ。

このシグナルは韓国で実際に起きた事件をモデルとしており、第1話で描かれた事件の後、2015年に殺人罪の時効が廃止された。日本では韓国に先駆けて2010年に殺人罪の公訴時効が廃止されているだけに、日本版「シグナル」でも法に照らした“忖度(そんたく)”をしたのだろう。

日本版・韓国版それぞれの各話のあらすじは以下でまとめて紹介している。

【2018春ドラマ】 【日本版関連記事】【各話あらすじ】

【原作・韓国ドラマ詳細】【「シグナル」を2倍楽しむ(各話あらすじなど)】

カンテレ「シグナル 長期未解決事件捜査班」公式サイト
GYAO!「シグナル 長期未解決事件捜査班」特設サイト
 見逃し配信:毎週火曜TV放送直後
 チェインストーリー:毎週火曜よる9時54分から、初回のみ10時9分から。
GYAO!チェインストーリー スペシャル映像