佐藤健と岐阜犬の会話に涙腺決壊!「半分、青い。」第22週:何とかしたい!あらすじと見どころ、予告動画

2018年08月25日17時50分ドラマ
©NHK

ドラマの癒し担当、原田知世演じる和子が逝った21週は見どころ満載だったが、何より律(佐藤健)が岐阜犬を介して母・和子と会話した回125話(金)は視聴者の涙腺を崩壊させるほどの神回だった!いよいよ残り1ヶ月となった朝ドラ、次週からは鈴愛が新たな居場所を見つけるためにまた動き出す!NHKで放送中の連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」第22週(8月27日~9月1日)「何とかしたい!」のあらすじと見どころをご紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。

【作品詳細】【各話あらすじ・関連記事】

21週は、五平餅の店のオープンと律(佐藤健)の母・和子(原田知世)の最期を丁寧に描いていた。25日(土)のトークバラエティ「スタジオパーク」(NHK総合、土13:50~)には律役の佐藤健がゲスト出演し、原田知世が金八先生ものまねの練習をストイックにやっていた様子や、谷原章介が漫画好きで空き時間には佐藤と漫画談議に花咲かせていたことなど、穏やかな萩尾家さながらのほのぼのとした撮影風景が伝わった。

またこの週は、五平餅の店のオープンに梟町のご近所さんが総出となり、加えてバブル期に登場した岐阜サンバランドの瞳役の佐藤江梨子も登場するなどにぎやかな週でもあった。しかし、それが最終回に向けての準備なのかと考えると、ドラマファンとしては寂しくもあった。
そして、24日(金)の律が苺を食べた後、岐阜犬を介して母との涙の会話はドラマ最高の神回でもあった。

そんな21週は律の妻・より子(石橋静河)のヒステリック気味の電話から始まり、教育ママゴン振り、病床の姑・和子より夫の出世の心配、夫の実家を人の家呼ばわり、極めつけは姑の葬儀の日の生あくび…これでもかというほどより子の嫌な一面を描いていた。何もここまで嫌な女に描かなくてもいいのにと、少々より子が気の毒になった。

律は、ぎくしゃくした夫婦仲が自分の愛情不足に起因していると分かっていたが、どうやって愛情表現をしていいのかが分からない。何とかしなくてはと思いながらも今の律は終末期の母のことで頭がいっぱい。そして献身的に看病する父・弥一(谷原章介)のことも心配。そんな律と萩尾家を支えたのは楡野家の面々。
宇太郎(滝藤賢一)は、塞ぎ気味の弥一を瞳(佐藤江梨子)が訪ねてきたことを口実に喫茶ともしびに呼び出し、男たちでバブル騒ぎ。
晴(松雪泰子)は貴美香先生(余貴美子)や幸子(池谷のぶえ)と一緒に、和子の家で草太(上村海成)の手料理で大人の女子会。久々に和子は大声を上げて笑った。

一方、五平餅の店名は鈴愛のアイデアと律の仕掛けで、花野(山崎莉里那)から仙吉がつけたかった名前が「センキチカフェ」だと聞き出すことに成功した。大さわぎした割には何の変哲もない名前だった。

ともかく店は無事オープンを迎えた。お祝いに駆けつけた貴美香先生から、律が弱っていて眠れない様子、律を助けてやってほしいと頼まれた鈴愛は、親友を超えた特別な存在の律を支えたいと思った。また、和子にも何か仕事があるといいと聞いた鈴愛は、花野に使った「しゃべるぬいぐるみ作戦」で、岐阜犬を店の名物にして客としゃべらせ、その声を和子に頼むことを思いついた。

鈴愛のアイデアは大当たり。客は岐阜犬に向かって悩み相談をし、和子は自宅のパソコンからひと言アドバイス。客は励まされ和子はやりがいを見つけ、体調も落ち着いてきた。
ある日、和子は見舞いに来てくれた鈴愛に、律の育児日記を見せて、自分が死んだあとこれを律に渡してほしいと頼んだ。和子は夫婦仲の上手くいっていない息子を心配していた。母は、いくつになっても我が子が心配なのだ。

律は、母の死を恐れ母に伝えたい言葉が言えずにいた。そんな律の悩み相談に乗ってくれたのは岐阜犬。偶然、センキチカフェで一人になった律は、何気なく岐阜犬に話しかけた。すると岐阜犬が答えた。「あなたの息子でよかった。大好きだ。ありがとう。ふがいない息子で申し訳ない。弱虫の息子でごめん」という律に、岐阜犬は「律が花野と歌ってくれた子守歌嬉しかった」と。律は「お母さん」と涙で呼びかけた。
それから八日後、満月の夜に和子は逝った。

葬儀の日、居なくなった律を鈴愛は河原で見つけた。左耳の音を失くした9歳の時の鈴愛、最愛の母を亡くした40歳目前の律。大切なものをなくして鈴愛と律は一緒にこの河原にいた。

センキチカフェは好調に加え、健人(小関裕太)とブッチャーの姉・麗子(山田真歩)が恋に落ちたことで、麗子の父・満(六角精児)が、お祝いだと店の賃料を無料にしてくれ、店は安泰。しかし、麗子も一緒に働くことになり、鈴愛の居場所がまたなくなってしまった。

次週、22週からは、そんな鈴愛が新たな居場所を見つけるようだ。そのきっかけを与えてくれるのが、謎の男・津曲(有田哲平)で、鈴愛の背中を押すのは娘の夢!夢ををかなえてやるにはその資金が必要なのだ。さあ、鈴愛はしゃべる岐阜犬でひと山当てることができるのか?

そうそう、忘れてはいけないのが、鈴愛の元夫の涼次(間宮祥太朗)の存在。25日の放送で、『恋花火』のロングヒットで監督として成功したと劇中新聞に掲載されていた。今後、元夫との再会はあるのか?そしてそれ以上に気になるのが、律との別れ…。残り1ヶ月、ドラマはまだまだ神回がありそうだ。

【第22週(2018/8/27-09/01)あらすじ
■第127話(月)
普段、めったにわがままを言わない花野(山崎莉里那)が、浅田真央に憧れてフィギュアスケートの選手になりたいと言い出す。鈴愛(永野芽郁)は何とかしてやりたいとあれこれ思案。律(佐藤健)やブッチャー(矢本悠馬)、菜生(奈緒)にも相談するが、まずは有名なスケート教室に通わせることが第一歩だとわかるも、今の家庭状況では難しい。そんな中、以前ふくろう町に現れたうさんくさい男・津曲(有田哲平)が再び訪ねてくる。

■第128話(火)
センキチカフェに突然津曲(有田哲平)が現れる。鈴愛(永野芽郁)や律(佐藤健)、ブッチャー(矢本悠馬)、菜生(奈緒)たちの警戒をよそに一方的に身の上話をしゃべり続けたあげく、岐阜犬を自分に預けてくれないかと要求。このしゃべるぬいぐるみのアイデアを、有名なおもちゃメーカーに売り込みたいのだという。鈴愛は、半信半疑ながら津曲に任せる。一方、律は海外赴任の話を蹴って、家族のために大阪に帰る決心をしていた。

■第129話(水)
花野(山崎莉里那)にフィギュアスケートをやらせてあげたい鈴愛(永野芽郁)。そのためには名古屋の教室に通わねばならないが、ふくろう町からは遠く、名古屋で暮らすような生活力もない。思い悩む鈴愛のもとに、津曲(有田哲平)から連絡が入り、しゃべるぬいぐるみ・岐阜犬の商品企画が通ったので会いたいと言われる。後日、楡野家までやってきた津曲は、岐阜犬の権利を買い取りたいと申し出、鈴愛に契約額を提示してくる。

■第130話(木)
しゃべるぬいぐるみ・岐阜犬の商品化の権利を買い取りたいという津曲(有田哲平)に、鈴愛(永野芽郁)はある条件で応える。早速、下見で東京を訪れるが、津曲の会社は廃校になった中学校を再利用したシェアオフィスの中にあった。校内を案内されると、出会う誰もが個性的で、それぞれ自分が作りたいものを作って売る個人メーカーとして活動していた。そこに突然、全身緑色でかためた女性・恵子(小西真奈美)が現れる。

■第131話(金)
東京でものづくりに情熱を注ぐ人たちと出会った鈴愛(永野芽郁)は、愛する花野(山崎莉里那)のスケート教室のためにも上京して、いずれはひとりでメーカーを立ち上げようと決意。晴(松雪泰子)や宇太郎(滝藤賢一)らも快く送り出そうとする。一方、律(佐藤健)は妻・より子(石橋静河)との関係がうまくいっておらず、家族のいる大阪に戻るか、アメリカに転勤するか、結論を出せずにいた。そんな律に鈴愛は、あるものを渡す。

■第132話(土)
和子(原田知世)が亡くなって2か月。鈴愛(永野芽郁)は、生前、和子から預かっていた記録帳を律(佐藤健)に手渡す。律はそこに挟まっていた手紙を見つけ、和子からのメッセージをひとりかみしめる。そして律は、離れて暮らしているより子(石橋静河)と将来の話をするために、大阪に向かう。その日、弥一(谷原章介)は珍しくひとりでつくし食堂を訪れ、和子が亡くなって以来律を支えてくれたと、感謝の気持ちを鈴愛に伝える。

【作】北川悦吏子
【出演】永野芽郁,佐藤健,松雪泰子,滝藤賢一,上村海成,中村雅俊,山崎莉里那,志尊淳,清野菜名,間宮祥太朗,斎藤工,嶋田久作,キムラ緑子,麻生祐未,須藤理彩
【語り】風吹ジュン

NHK「半分、青い」番組公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
NHK_PR「半分、青い」関連動画
◇公式Twitter「@asadora_nhk」

【夏ドラマ一覧】【NHK朝ドラ 一覧】【各話あらすじ・関連記事】