次期家元を決める「俎上」でなな（芳根京子）に敗れ、全てを失ったもも（石原さとみ）。ななは自分を選んだ理由を市松（小日向文世）に訪ねると父はももが実子ではないと打ち明ける！その事実は龍一（千葉雄大）もすでに知っていた！日本テレビ5日（水）夜10時より「高嶺の花」第9話を放送！予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

前回（第8話）にて「もう1人の自分」が何であるかを見いだした直人。商店街のチャリンコ屋と自虐的に言うが、思慮深さはまるで悟りを開いた哲学者のよう。思わず兵馬（大貫勇輔）が「君は何者なんだ？」と問いかけた気持ちもよくわかる。

飄々としてつかみどころがない直人。そんな特異なキャラを演じる峯田和伸とは、いったいどんな人物なのか。1977年生まれ、今年42歳になる峯田は、パンクバンド「銀杏BOYZ」として2003年からミュージシャン活動を行っている。

俳優としては2003年公開、田口トモロウ監督作『アイデン＆ティティ』を皮切りに『グミ・チョコレート・パイン』（2007）、『少年メリケンサック』（2009）など、超個性派な映画に出演。

テレビドラマでは「植物男子ベランダー」（NHK、2015）へ出演したが、峯田の演技が注目されたのは2016年放送された「奇跡の人」で主演を務めてからである。このドラマを手がけた脚本家・岡田惠和の「ひよっこ」（NHK朝ドラ、2017）にも出演し、一気に知名度が上がった。そしていきなり民放連ドラ初主演が「高嶺の花」である。

さらに銀杏BOYZの楽曲をもとに、岡田惠和が執筆した小説『いちごの唄』（朝日新聞出版刊）が、古舘佑太郎×石橋静河主演で実写映画化されることになった。9月16日から撮影がはじまり、2019年公開予定。もちろん、峯田和伸も俳優として同作への出演が決まっている。

芸能界でも星野源、吉川晃司をはじめミュージシャンながらも俳優として高い評価を得ている人が多い。峯田和伸もその中に含まれる存在となった。今後も銀杏BOYZとして、そして俳優としての活躍に期待したい。

■前回（第8話）ネタバレあらすじ
もも（石原さとみ）は自分の心の闇を人目で見破った兵馬（大貫勇輔）に魅了され、交流を深めていく。一方直人（峯田和伸）は、ももの苦悩を理解しようと、図書館で生け花の本を何冊も借りてくる。

そんな中、ももとなな（芳根京子）どちらが月島流の家元に相応しいかを決める「俎上」の日を迎える。審査は、裏でルリ子（戸田菜穂）の息がかかった師範6人と市松が行う。

ところが市松（小日向文世）は、2人が生ける様子は非公開とし、出来上がった花を見て審査すると宣言。それでは、ななを確実に勝たせることができないと、ルリ子は動揺する。

出来上がったのは、絢爛豪華で鮮やかな作品と、限りなく淡い色合いの作品という極めて対称的な出来上がりだった。そして投票結果は3対3、市松が投じた最後の一票で、次期家元はななに決まった。

市松は「完成度はももに及ばぬも、その危うさに私ははっとするほど引き込まれた。よくぞ短い間にその感性を手に入れた」と絶賛。その一方でももには酷評、さらに「ももにはあらがえぬ衰退を見た」と徹底的にももを否定した。

すべてを失ったももはショックのあまり我を忘れる。心配するななをよそに、恋愛感情のない兵馬に抱かれることで、心も体もリセットすると言いだす。

ななは直人（峯田和伸）に助けを求め、直人は、もものもとへ駆けつける。兵馬のもとへ行ったももは、すべてをさらけ出し、兵馬に抱かれるつもりだった。しかし…駆けつけた直人に兵馬は「ももは君が心に撒いた種を焼き尽くそうとして（心が）壊れて気を失った」と直人に言う。ももは兵馬に抱かれる前に気を失ってしまったのだ。

ももを抱きかかえた直人は兵馬に「もう1人の自分とは、子どものころの自分じゃないですか？」と言う。誰もが子どものころ、人形に名前をつけ、実在する友として大事にしていた。その心こそが「もう1人の自分」。人として健全な成長をし、大人になったからこそ「もう1人の自分」が必要となくなった、と直人は言う。

あっけにとられた兵馬は思わず「君は何者なんだ？」と直人に問う。直人は「ただのチャリンコ屋です」と答え、ももと一緒に兵馬の家を出た。

■第8話あらすじ
次期家元に決まったなな（芳根京子）は、どうしても納得できず、父・市松（小日向文世）に自分を選んだ理由を問う。父はななに、もも（石原さとみ）が実子ではないと打ち明ける。

そんな中、京都神宮流次期家元を決める「俎上」が行われ、兵馬（大貫勇輔）と龍一（千葉雄大）との対決がはじまった。事前に票を過半数確保していた龍一は自信満々だったが、最後の一票を約束した市松がももとななを出席させたことで、先が読めなくなった。

一方、ももは自分が市松の子ではないことを龍一から聞かされる。あの「俎上」は、ななを家元にする出来レースだったのか！？

日本テレビ9月5日（水）夜10時より「高嶺の花」第9話を放送。脚本：野島伸司。出演：石原さとみ／峯田和伸／芳根京子／千葉雄大／三浦貴大／笛木優子／袴田吉彦／吉田ウーロン太／香里奈／大貫勇輔／正司照枝／正司花江／升毅／十朱幸代／戸棚補／小日向文世ほか。

番組公式Twitterアカンウントは「@takanehana_ntv」。番組公式Instagramアカウントは「takanehana_ntv」。第9話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。Huluにて全話見逃し配信中。

◇日本テレビ「高嶺の花」番組公式サイト

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