台湾映画『台北暮色』(製作総指揮:ホウ・シャオシェン、監督:ホアン・シー)の劇場公開決定!

2018年09月07日11時44分映画
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『台北暮色』は台北映画祭で上映され、脚本賞を含む4つの賞を受賞、金馬奨では主演のリマ・ジタンが最優秀新人賞を受賞。
第18回(2017年)東京フィルメックス コンペティション部門上映され、国内外で高い評価を受けている『台北暮色』、11月24日(土)より渋谷ユーロスペース ほか全国順次公開が決定。

本作品は、車で生活する中年の男。人と混じり合えない少年。「ジョニーはそこにいますか?」という間違い電話を何度も受ける独り暮らしの女。
そんな3人が孤独の中、出逢い、また、新しい未来が見えてきたとき、彼女の思いがけない過去が明らかになっていく ──。台北の<暮色>。物語のクライマックス、そこに、何を見るのか ──。

侯孝賢 ホウ・シャオシェンと楊德昌 エドワード・ヤンという、台湾を代表する名匠ふたりを継ぐ女性監督、ホアン・シーのデビュー作となっている。

キャストには、レバノン人の父と台湾人の母を持つ。レバノン出身、台湾育ちの、瑞瑪·席丹 リマ・ジタン(シュー)は、幼い頃から様々な文化環境での生活経験があり、中国語、フランス語、英語などが堪能で、16歳でモデルとしてデビュー、「台北暮色」での演技が高く評価され、台北映画祭及び金馬奨で「最優秀新人賞」を受賞した。リマ・ジタンとしては初の長編映画出演での快挙となっている。

柯宇綸クー・ユールン(フォン)は、映画監督であり俳優でもある父の影響で14歳の時に「牯嶺街少年殺人事件」(エドワード・ヤン監督)で正式に長編映画に、「カップルズ」(エドワード・ヤン監督)で初主演を務め、演技力が高く評価されている実力派俳優である。

黄遠 ホアン・ユエン(リー)幼い頃からダンス、音楽、芸術表現など様々なパフォーマンスを学び、2010年「酷馬」で映画デビュー、ドラマ「他們在畢業的前一天爆炸」で金鐘獎「ミニドラマ主演男優賞」を受賞、「台北暮色」では台北映画祭「最優秀助演男優賞」を受賞、台湾の注目の実力派若手俳優である。

『台北暮色』作品情報】
監督・脚本:ホアン・シー
製作総指揮:ホウ・シャオシェン
出演:リマ・ジタン / クー・ユールン / ホアン・ユエン
英語タイトル:Missing Johnny
2017 / 107分 / 台湾映画

『台北暮色』公式サイト及び予告編動画