男もハマる韓国ドラマ「広開土太王」第31-35話あらすじと見どころ:婚儀問題~皇太子の陰謀!BS-TBS

2018年11月15日17時33分ドラマ
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前回紹介した第25~30話は、2回にわたるタムドクの激しいアクションが見られたが、今回は初のタムドクのラブラインが見られる!骨太のドラマの中の貴重な胸キュンポイントなのでお見逃しなく!BS-TBSで放送中のイ・テゴン主演「広開土太王」明日11月16日(金)第31話~35話のあらすじと見どころをご紹介、Youtubeにて予告動画が公開されている。

ドラマの舞台と実在の人物についてはコチラで詳しく解説。【「広開土太王」を2倍楽しむ】では各話の詳しいあらすじと見どころ・豆知識、半島の地図や時代背景などをまとめて紹介している。

■キャスト
タムドク役/イ・テゴン…「神様、お願い」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」
コウン役/キム・スンス…「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」
慕容宝(ぼようほう)役/イム・ホ…「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」
トヨン役/オ・ジウン…「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」
ヨンサルタ役/ホン・ギョンイン…「善徳女王」「プランダン 不汗党」
ヤギョン役/イ・イネ…「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」
ソルチ役/キム・ジョンファ…「風の国」「1%の奇跡」

■第31話:婚儀問題
サガリョンの父はサガルン将軍で、将軍は無念の死を遂げたと信じ、高句麗に仇をうとうとしていたのだった。しかし、タムドクから父の死の真実を聞いたサガリョンは…。
タムドクの身を案じたトヨンは泣きながらタムドクの元に駆け付ける。しかし、父がタムドク暗殺を企てていることは話せない。一方、朝廷ではタムドクの婚儀問題が建議され、太子妃候補としてトヨンに白羽の矢が立つ。不死鳥のように蘇り、ますます強大になるタムドクに対して、最後の手段として外戚になることをもくろんだのだ。タムドクに恋い焦がれながらも、父の狙いを知っているだけにトヨンはどうするのか?またタムドクは、自分の身を案じて裸足の足を血まみれにして駆け付けてくれたいじらしいトヨンをどうするのか?
そんな中、コウンから後燕の慕容宝(モヨンボ)が百済を訪れたという情報が届く。
足を血だらけにして泣きじゃくるトヨンの手当てをしてやるタムドク。本作初の胸キュンポイントだ。それにしても韓国では足に格別の思いがあるようで、「冬のソナタ」「推奴-チュノ-」など現代ドラマ歴史ドラマに限らず足や履物にまつわる胸キュンシーンが実に多い。

■第32話:南方の脅威
チンサ王。「私を踏み石にして父の上に立ってください」というトヨンの言葉に、トヨンを政争の犠牲にしたくないタムドクは「余はお前を一度も望んだことがない」と心を鬼にして答える。
そんな中、コム大将軍から手紙が届く。手紙を読んだタムドクは、国内城を離れようとするトヨンを引き止め、辛く険しい道を決意する。果たして手紙にはなんとあったのか?
一方、百済に潜入したコウンは、後燕と百済の密約阻止を図る。コウンの働きで密約の阻止ができたと思ったその瞬間、百済チンサ王の甥のアシンが両国の密約を成立させる。そして、タムドクとトヨンの婚礼の日、百済軍襲来の報告が届く。
今回はタムドク初の甘いセリフを堪能しよう。ところで韓ドラファンなら、これまでにもタムドクに向けるコム大将軍の娘ヤギョン将軍の特別な視線に気づいたはず。父の文を届けるときの彼女の視線をお見逃しなく。演じたのはイ・イネ。1981年2月4日生。11歳の時、「創作童謡祭大賞受賞」をきっかけに芸能界にデビューを果たした子役出身の女優。女優業の他に、韓国放送芸術総合学校で最年少の大学教授となり世間を驚かした才媛でもある。「千秋太后」の宣正王后、「カクテギ」の姫役など女性らしい役が多いが、本作のヤギョン役では、5m以上の城でワイヤーなしアクションにも挑戦。しかし、あえてヤギョン役に女性らしい彼女をキャスティングした作り手の意図を探ってみよう!

■第33話:偽りの書簡
南方から百済軍襲来の報告にコム大将軍が戦地に赴く。イリョン王の体調不良のためにタムドクは王宮を離れることができない。南方から百済が侵入してきたのに続き、北方からも後燕が攻めてくる。コム大将軍の軍勢は、サガリョンの活躍により百済軍を制圧するが、アシンの策略により前線が劣勢だという偽の書簡が伝えられ、朝廷は危機感を募らせる。イリョン王も病に倒れる中、大臣らは後燕との和睦を主張する。屈辱的な和親などタムドクとしては聞き入れたくはないものの、突然の戦争に不安がる民心や王の体調不良や、南方のクム大将軍が劣勢と言う偽の情報が入った今、戦をすることは、高句麗の将来を見据えると得策ではないというケヨンスの忠告にタムドクも納得し、自らが後燕に赴き、後燕と協議し最悪不利な和親も結ぶ覚悟をする。しかし、これを利用してケヨンスはタムドクの力をそごうとしていたのだった。
今回、サガリョンがコム大将軍の手伝いをするが、部下たちが不安がる中、コム大将軍がサガリョンの目に、亡きサガルン将軍を見、信じて受け入れる。コム大将軍の大物ぶりがここでも見られる。韓国では戦いのシーンで火を使うことが多いが、今回も百済の伝令の小舟に火を放つ。人間にまで火が回わるといる手の込んだもの。撮影のときにやけどはしなかったのか、大いに心配になる。
また、後燕の慕容垂と慕容煕兄弟のとげとげしい視線が気になる。今後この兄弟がいがみ合うことになるのか?


■第34話:屈辱の和親
遼東城を襲撃する後燕軍は天軍の奇襲と待ち伏せの作戦に翻弄され多くの犠牲を出す。都を後にし、遼東城に向かうタムドクは、途中高句麗の民たちが、戦争を恐れて都から脱出しようとする姿をみて、後燕と和親を結んで、戦争を回避することの必要性を強く感じる。一方、高句麗南部では、アシン率いる百済軍はコム大将軍に破れ、百済の辰斯(チンサ)王に援軍を頼むが、自分の命令を無視して勝手に軍を動かしたことに怒った王は援軍を贈ろうとせず、孤立して撤退を余儀なくされる。
その頃、タムドクは朝廷の意向を受けて後燕との協議に挑む。タムドクの見事な作戦で協議は高句麗側に有利に進むが、その時協議が中断される。実はこのとき慕容垂の元にケヨンスから書簡が届いた。ケヨンスはこの和親が高句麗有利に結ばれると、ますますタムドクの力が強くなり、王権がゆるぎなくなると考え、わざと高句麗が不利になるイリョン王の病状を後燕側にえたのだった。その結果、タムドクは屈辱的な和親を結ばされることになる。果たして屈辱的な和親とは?
高句麗、後燕、百済の三つ巴となる今回は、情報操作が大きなカギを握る。3国のうちどこと手を結ぶかで、戦況は一発逆転となる。しかし、結局、タムドクはケヨンスにしてやられる。まさに事件は高句麗で起きていたのだ。それにしても憎らしいケヨンスだ。また、今回もソルドアンの妹ソルチがタムドクの一言で命を救われる。果たしてその場面とは? 

■第35話:皇太子の陰謀
和親の条件として後燕が出してきたのは、タムドクの妹タムジュを後燕の皇太子妃として嫁がせることだった。タムドクは涙を流してこれを報告し、タムジュは衝撃のあまり王宮を抜け出してしまう。そのころ後燕でのタムドクの評判は上がりっぱなし。これまで武力で戦うことしか知らなかったタムドクが、一回り大きくなったと。これはマルガリ族のソルドアンも同感。それだからこそ、ますますタムドクを排除しようとするのだった。
高句麗ではコウンは何か釈然としないまま、父ケヨンスの元へ向かった。やはり後燕にイリョン王の病を教えたのはケヨンスだった。口では高句麗のためと言いながら、ケヨンスが私利私欲に走ったことは息子のコウンにはわかっていた。そしてその会話をトヨンも聞いてしまった。
王宮を抜け出したタムジュは、コウンを頼り、都を抜け出そうとする。コウンは無理に王宮に連れ戻すことはせず、民の生活の実態に気づかせ、王族の立場を悟らせる。その時タムジュは街で後燕の兵士たちの横暴を目の当たりにし、後燕との婚姻同盟を受け入れる決心をする。
21話~25話の見どころではタムマンとタムドクの兄弟の愛に泣いたが、今回はタムドクとタムジュの兄妹の愛に泣かされる。また、タムジュが王宮を飛び出した時、母である王妃の娘を思う気持ちがわかるエピソードがあるのでお見逃しなく。さて、今回一番のお手柄はコウンだ。密偵として各国に潜入してきただけあって、考え方がとても柔軟。タムドクへの忠誠心、タムジュのフォロー、父に対する毅然とした態度。「朱蒙」で散々チュモンを苦しめたテソ王子役のキム・スンスが演じている

BS-TBS「広開土太王」番組サイト
 2018.10.04スタート  月~金13:00-13:55
Youtube「広開土太王」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「広開土太王」を2倍楽しむ】