耕造（泉谷しげる）を一気にあの世へ送ろうと企んだ小夜子（木村佳乃）だが、予想外に耕造の容態が安定。耕造の隠し金庫に総額4000万円の財産を見つけた小夜子と柏木（高橋克典）は意識が朦朧とする耕造に口座解約の意志表示をさせるのだが…フジテレビ29日（火）夜9時より「後妻業」第2話を放送！予告動画は番組公式サイトで配信。

映画『後妻業の女』（2016）では天才女優と謳われる大竹しのぶが、憎々しい後妻を演じ話題となった。ドラマ版では木村佳乃が主演を務めているのだが、これまでの木村佳乃のイメージを払拭するほど、キョウレツなキャラを演じていた。木村版は、大竹版とはまた違ったキャラが立ちまくっている。

物語の舞台は大阪。主人公・小夜子（木村）と相棒の柏木（高橋克典）は大阪弁を話す。演じる木村佳乃、高橋克典ともに東京育ち。ネイティブな大阪弁をしゃべれるわけではない。

敢えてこの2人をキャスティングしたカンテレの思惑は！？つたない大阪弁のほうがデフォルメされコテコテ感が増し、よりコミカルな演出になっているように見えた。筆者は東京生まれの東京育ちなので「こーゆーもんか」と思ってしまうのだが、関西の視聴者は、木村、高橋の大阪弁をどのように感じたのか興味がある。

■関西地区好発進
ちなみに初回視聴率は関東地区が8.7％だったのに対し、関西地区は13.7％（数字はビデオリサーチ調べ）と高視聴率をたたき出した。第1話には直木賞作家で本ドラマの原作者・黒川博行氏がゲスト出演を果たした。ド派手なメイクと衣裳で老人を手玉に取る小夜子に対しなぜか憎めない、愛くるしさを感じてしまうのは筆者だけだろうか。今後木村佳乃には、ますますはっちゃけてくれることを期待したい。

■第2話あらすじ
高齢で持病持ちの中瀬耕造（泉谷しげる）の後妻に入った小夜子（木村佳乃）。耕造に無理をさせ、脳梗塞になるよう仕向けるも、小夜子の思惑ははずれ、耕造の容態は安定してしまう。そんな中、小夜子と相棒の柏木（高橋克典）は、隠し金庫の中に不動産の権利書や預金通帳など、総額4000万円のお宝を発見。

さっそく口座を解約して全額手に入れようとするのだが、銀行からは耕造本人の許諾がないと解約できないと言われる。そこで小夜子は、まだ意識が朦朧としている耕造に無理矢理、口座解約の意志表示をさせる。

一方、小夜子に不信感を抱く耕造の娘・朋美（木村多江）は大学の先輩で現在探偵業を営む本多芳則（伊原剛志）に小夜子の身辺調査を依頼。大阪にやって来た本多は小夜子と接触するも、小夜子のバッグの中に大量の札束が入っているのをみてしまうのだが…。

フジテレビ1月29日（火）夜9時より「後妻業」第2話を放送。原作：黒川博行著『後妻業』（文春文庫刊）。出演：木村佳乃／高橋克典／木村多江／葉山奨之／長谷川朝晴／篠田麻里子／平山祐介／田中道子／河本準一／濱田マリ／とよた真帆／泉谷しげる／伊原剛志ほか。

番組公式Twitterアカウントは「＠gosaigyo_ktv」。第2話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。放送終了直後にGYAO!にて見逃し配信と配信開始ともう一つのドラマを紡ぐチェインストーリーを配信。

◇フジテレビ「後妻業」番組公式サイト
◇GYAO!視聴ページ

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