【金】ネイサン・チェン2連覇【銀】羽生結弦【4位】宇野昌磨「世界フィギュアスケート選手権2019」関連動画

2019年03月23日22時11分スポーツ
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絶対王者・羽生結弦4回転ループ成功するも逆転ならず!ネイサン・チェンが昨年に続き2連覇達成!羽生「負けは死も同然。本当に勝ちたい!」と来期への熱い思いを語る!フジテレビ「世界フィギュアスケート選手権2019」男子はネイサン・チェン優勝で幕を閉じた!関連動画は番組公式サイトで視聴できる。

試合前、羽生結弦の鬼気迫る表情が印象的だった。絶対王者なる肩書きを持つ者は、負けることは許されない…と自分に課している。そんな羽生を崖っぷちに追い込んだのが19歳のネイサン・チェン。「世界フィギュアスケート選手権2018」で優勝しているネイサンはディフェンディングチャンピオンといて羽生の前に立ちはだかった。

冒頭の4回転ループを成功した羽生。会場から大きな声援が響き渡る。4回転サルコウで少しバランスを崩したが、それ以外は大きなミスもなく、4本の4回転ジャンプを成功させた。

すべりきった後の羽生には、ガッツポーズとともに笑顔がこぼれた。本大会で初めて見せた笑顔ではないだろうか。演技終了後、客席はあふれんばかりの声援、ほとんどの観客がスタンディングオベーションで羽生を讃えた。

客席から大量の「クマのプーさん」のぬいぐるみが投げ込まれ、あっという間にリンクが黄色に染まった。羽生の復活を多くのファンが待ち望んでいた。そして絶対王者・羽生結弦は笑顔とともにリンクに帰ってきた。フリーの得点は206.10、合計300.97で暫定1位になった。

しかし羽生の笑顔はすぐに消える。羽生の次に滑走したのは今シーズン絶好調のネイサン・チェン。すべての4回転ジャンプを完璧に飛び、マイナス要素はなにもない。フリーの得点は羽生を上まわる216.02、合計323.42と世界最高得点を更新。10代での世界選手権2連覇は、今世紀初となる。

試合終了後、羽生結弦はインタビューで「負けは『死』も同然。本当に勝ちたい」と答えた。ショート、フリーそれぞれネイサン・チェンに差を付けられた羽生は「完全なる実力不足」と言い、来期に向けケガをしないよう頑張ると答えた。

羽生結弦vsネイサン・チェン、後世に語り継がれる名勝負となったと言えよう。4月11日からは、今シーズンラストとなる国際大会「世界フィギュアスケート国別対抗戦2019」が福岡を舞台に繰り広げられる。再び羽生、ネイサンの戦いが見られることを期待したい。

■世界選手権・男子ランキング
1位 ネイサン・チェン(アメリカ)323.42点
2位 羽生結弦(日本)300.97点
3位 ヴィンセント・ゾウ(アメリカ)281.16点
4位 宇野昌磨(日本)270.32点
5位 金博洋(中国)262.71点

■世界選手権・女子ランキング
1位 アリーナ・ザギトワ(ロシア)224.76点
2位 エリザヴェート・トゥルシンバエワ(カザフスタン)224.76点
3位 エフゲニア・メドベージェフ(ロシア)223.80点
4位 紀平梨花(日本)223.49点
5位 坂本花織(日本)222.83点
6位 宮原知子(日本)215.95点

■放送スケジュール
・3/24(日)深夜24:40より「エキシビション」
・3/27(水)深夜26:55より「ペア・アイスダンス」

フジテレビ3月20日(水)夜6時30分より4夜連続生中継「世界フィギュアスケート選手権2019」を放送(さいたまスーパーアリーナ)。解説:本田武史【男子】/荒川静香【女子】/宮本賢二【アイスダンス】/髙橋成美【ペア】/村上佳菜子【エキシビション】。ゲスト解説:無良崇人【男子】/村上佳菜子【女子】。

番組公式Twitterアカウントは「@online_on_ice」。日本代表女性選手記者会見動画、ならびにLIVE配信は番組公式サイトで配信。

フジテレビ「世界フィギュアスケート選手権2019」番組公式サイト