11月29日から3年がかりで放送するスペシャルドラマ「坂の上の雲」の宮中御前会議のシーンの撮影現場を紹介する取材会の模様の動画が、NHK番組情報サイト「コレ見て!MOVIE」に配信されている。

足かけ3年、全13話(各話90分）のうち、今年放送分の第1部（全5話）はすでに全収録を終えており、今回収録された宮中御前会議は2010年放送予定の第2部以降でのシーンとなる。

この取材会当日は、このシーンに登場する新たな出演者の発表もあわせて行われた。その陣容は、明治天皇を演じる歌舞伎俳優・尾上菊之助さんを筆頭に、山県有朋役の江守徹さん、大山巌役の米倉斉加年さん、さらにすでに発表されている小村寿太郎役の竹中直人さん、伊藤博文役の加藤剛さん、山本権兵衛役の石坂浩二さん、児玉源太郎役の高橋英樹さんという、明治政府の中核をなすそうそうたる面々。この豪華キャストらにより、ドラマ最大のクライマックスとなる日露戦争開戦を苦悩の上に決定する、一つの大きな節目となるシーンが展開することになる。

尾上菊之助さんは「そうそうたる皆様のの中で明治天皇の役を務めさせていただくのは大変光栄なこと。（戦争回避を願いながら）苦悩する明治天皇を少しでも表現できれば」と撮影に向けて抱負を語っている。

スペシャルドラマ「坂の上の雲」“宮中セット”取材会　NHK