初回視聴率22.8%!NHK朝ドラ「なつぞら」第2週:「なつよ、夢の扉を開け」あらすじと見どころ、予告動画

2019年04月06日09時26分ドラマ
@NHK

4月1日(月)から放送開始となった2019年度前期放送の朝ドラ、連続テレビ小説第100シリーズ、広瀬すず主演の「なつぞら」は初回視聴率22.8%と好調なスタート!なつは、十勝での生活にも慣れたのかを思ったところ、家出してしまう!第2週(4月8日~13日)「なつよ、夢の扉を開け」のあらすじと見どころをご紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。

第1週のファーストシーンは、北海道十勝の広大な地の「十勝の丘」から始まった。ヒロイン・なつもお気に入りの場所。公式サイトでは360度ビューが公開されている。ヒロインの子役の健気さに打たれる視聴者も多数。すでに第1週でファンを獲得している。演技に惹きつけられる子役の粟野咲莉は第2週までの当番になり、第12話で広瀬すずにバトンタッチとなる。

「なつぞら」の話題は日々、いろいろネットを騒がせているが、第1話放送開始直後、タイトルバックがアニメーションであったり、回想シーンにもアニメーションと入れるなど、斬新な演出に話題が集まった。「なつぞら」のストーリーは日本アニメーションの創成期が描かれるが、ドラマ本編にもアニメーションが入ってくるのは予想外との声も多いが、朝からほっこりできるアニメと好意的な意見が大多数であった。

第1週から、朝ドラヒロインの出演が見られたが、第2週以降もどんな人がゲスト出演するのかが楽しみである。第2話には、朝ドラ第1作の「娘と私」でヒロインを演じた北林早苗が出演した。北林早苗を知らない若い世代の視聴者もその品格に注目した。なつをあずかる十勝の柴田家の娘・富士子役は第54作「ひまわり」のヒロイン・松嶋菜々子、小学校の先生・花村和子役は連続テレビ小説第55作「ふたりっ子」ヒロインの岩崎ひろみと朝ドラ100作目は、朝ドラファンなら懐かしくてしかたないキャスト陣となっている。

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第1週は、戦争で両親を失ったなつを父の戦友が北海道十勝に連れ帰ってくれ、十勝での生活がスタートしたところが描かれた

広大な平野と日高山脈。牧場を見下ろす丘の上、キャンパスに向かい北海道・十勝の風景画を描くなつ(広瀬すず)。なつが十勝にやってきたのは昭和21年、戦争が終わった翌年の初夏、9歳のときだった――復員服を着た剛男(藤木直人)に手を引かれ焼け野原の東京から十勝にやってきたなつ(粟野咲莉)。夫の無事の帰還に喜ぶ富士子(松嶋菜々子)たち柴田家の家族だったが、剛男が連れてきた見知らぬ少女の姿に戸惑いを覚える。剛男は、戦友との固い絆から戦争で両親を失ったなつをひきとってきたという。富士子はなつを引き取ることを受け入れるが、娘の夕見子(荒川梨杏)は、なつの存在が気に入らない。夕見子は両親がなつにやさしいことに嫉妬している。

そんな中、なつは柴田家の牧場で働かせてほしいと願い出る。富士子の父で、北海道の開拓者である泰樹(草刈正雄)は、なつの発言に賛成し、夜明けとともに起きて手伝うようにという。牛小屋の仕事は、大変な仕事だが、なつは早朝から酪農の仕事を覚えようと必死だった。柴田牧場で働く菊介(小林隆)と悠吉(音尾琢真)親子は、重労働にも取り組むなつの姿に感心するが、富士子は、学校にもいかずに働くなつを心配する。

そんなある日の夕食で、なつは食事をしながら居眠りをしてしまう。その姿を見た富士子は、たまらず泰樹に向かって思いをぶつけるものの、泰樹は意に介さない様子。夕見子は、なつに冷たい態度を取り続けていたが、剛男はやさしく話を始める。戦地で夕見子を思わない時はなかったが、死んだ戦友と自分は逆になっていてもおかしくなかった。もし、そうなれば、親を亡くして路頭に迷っていたのは夕見子だったかもと。夕見子に大人たちがみんな冷たくしていたら堪らない…。そう考えたら、居てもたってもいられず、なつを連れてきてしまったと話す。夕見子も剛男の話に納得した様子。

柴田泰樹に連れられ、なつは帯広の闇市にやってきた。そこで泰樹は、両親を亡くし戦後の東京で必死に生き抜き、きょうだいと離れ北海道にやってきたなつの境遇を知る。そして二人が向かったのは菓子屋・雪月。出迎えた雪月のとよ(高畑淳子)は泰樹が孫の夕見子を連れてきたと勘違い。息子で菓子職人の雪之助(安田顕)と妻の妙子(仙道敦子)も出てきてどんどん話が膨らんでしまったが、泰樹が「弟子だ」と説明する。泰樹は、雪之助が作ったアイスを食べながら、人が助けてくれることだけを期待することはなく、自分で道を切り開くことの大切さを説く。その上で、もう謝ったりすることはないと、なつに言うのだった。

帯広から柴田牧場に帰ってきたなつは泰樹の許しを得て学校に通うことになった。登校初日の休み時間、転校生に興味津々の同級生たちに囲まれると、東京で浮浪児だったことから病気を持っているのでは?とからかわれてしまう。そのとき、教室でひとり絵を描いていた山田天陽(荒井雄斗)がなつをかばう。放課後、お礼を言おうと天陽に近づいたなつは、まるで生きているかのように躍動する、ノートに描かれた馬の絵に目を奪われる。それは、今にも動き出しそうな勢いのある馬の絵だった。

学校からの帰り道、夕見子はなつに「もっと言い返せばいい」といいうが、なつはそうはでいないという。そして、家に帰ると、郵便配達員が来ていた。なつは富士子に駆け寄り、自分に手紙が来ていないか確認する。しかし、兄からの手紙はなかった。郵便局員にどうやったら手紙がだせるかと聞く。しかし、なつには切手代の10銭がない。富士子に「切手代の10銭を貸してほしい」と頼むと、富士子は、遠慮せずにどんどん手紙をだしていいとなつを抱きしめた。

なつは柴田家や学校、酪農の仕事に溶け込んでいく一方で、東京に残った兄の咲太郎に手紙を書き続けていた。しかし、兄からの返事はない。そんな中、同じ年の夕見子は、思い切ってなつの本心を訪ねる。ところが、なつからは無理にやさしくしないでいいと気のない返事をされてしまう。ある日、なつが夕見子の妹・明美の子守をしていると、泣かせてしまう。そこに夕見子が現れ、明美になにかしたとなつは疑われてしまう。富士子にも明美の面倒はいいからといわれてしまい落ち込むなつ。

兄は手紙を読んで帰って心配しているのでは?と思ったなつは、手紙に「もう心配しないで」と書いたが、兄が恋しくなって家を出て行ってしまう。

【第2週(2019/4/8-12)あらすじ
■第7話(月)
ある日の朝、柴田家からなつ(粟野咲莉)の姿が見えなくなり、富士子(松嶋菜々子)や剛男(藤木直人)は慌てふためく。その中で泰樹(草刈正雄)だけは、なつが東京を目指して家を出たのだと直感する。そのころなつは、やっとの思いで帯広の町にたどり着く。一文無しのなつは靴磨きの店を広げ、兄の咲太郎や妹の千遥といっしょにいた上野で靴磨きをしていたころのことを思い出す。

■第8話(火)
なつ(粟野咲莉)を探して警察を訪れた富士子(松嶋菜々子)や剛男(藤木直人)、泰樹(草刈正雄)たちは、なつが逃げたことを知り、言葉を失う。手がかりを失った柴田一家は、帯広市内で菓子屋・雪月を営むとよ(高畑淳子)や雪之助(安田顕)のもとを訪ねる。そこで剛男は、浅草の孤児院でなつと初めて出会ったときのことを、一同を前に語りだす。

■第9話(水)
家を飛び出し帯広までやってきたなつ(粟野咲莉)は、川のほとりで魚釣りをする天陽(荒井雄斗)を見つける。ひとりで来ていたなつを天陽は心配し声をかける。なつは家族を待っていると強がるが、やがて天陽も家路に着き、ひとり河原に残されてしまう。なつは父の形見の手紙を取り出し、読む。涙があふれだすなつ。すると…

■第10話(木)
泰樹(草刈正雄)はなつ(粟野咲莉)をある場所に連れていく。そこでなつは、十勝に入植して以来、泰樹が抱き続けてきたバター作りの夢を知ることになる。翌日、泰樹はなつや剛男(藤木直人)の前で、バターを作ることを宣言。なつは泰樹の夢でもあるバターを楽しみにするが、富士子(松嶋菜々子)や夕見子(荒川梨杏)はあまりいい顔をしない。しかし…

■第11話(金)
なつ(粟野咲莉)が通う小学校で漫画映画の上映が行われることに。スクリーンに映し出されるアメリカのカラーアニメーション映画にひきこまれ、上映が終わってもなかなか立ち上がれないなつ。上映後、同級生で絵が上手な天陽(荒井雄斗)に興奮気味に感想を伝えると、家に絵具があるから今度遊びに来ないかと誘われる。

■第12話(土)
離農寸前の天陽(荒井雄斗)たち一家を助けてほしいと泰樹(草刈正雄)に願い出たなつ(粟野咲莉)。なつの思いを感じた泰樹は天陽の畑を見に行くと言う。なつととにも畑を訪れた泰樹は、いくら耕しても作物は育たない土地だと言うが…。それから9年。かつての荒地は一面の美しい畑に生まれ変わっていた。その畑に馬に乗って駆けて来るのは、18歳になったなつ(広瀬すず)であった。

【作】大森寿美男
【出演】広瀬すず/松嶋菜々子/藤木直人/岡田将生/吉沢亮/安田 顕/音尾琢真/小林綾子/高畑淳子/草刈正雄ほか
【語り】内村光良

「なつぞら」公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
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