NHK 26日「いだてん」四三(中村勘九郎)アントワープオリンピックに出場!第20話予告動画

2019年05月20日13時31分ドラマ
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嘉納治五郎(役所広司)の尽力によりマラソンがオリンピックの正式種目に復活!大正9年、四三(中村勘九郎)ら15名はベルギー・アントワープへ旅立つ!NHK総合「いだてん」26日(日)20時より、BSプレミアム18時より、BS4K午前9時より第20話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開。

■森山未來、驚愕の1人3役
19日放送された第19話は、志ん生(ビートたけし)の弟子・五りん(神木隆之介)が作った新作落語「箱根駅伝落語」を、志ん生一門がリレー形式で語る、という定で箱根駅伝が描かれた。

第一走者は志ん生、第二走者は五りん、第三走者は今松(荒川良々)。ここまでは今まで劇中に登場した志ん生一門の面々。ところが第四走者として現れたのが、志ん生の長男・美濃部清こと金原亭馬生。そして第五走者が志ん生の次男・美濃部強次こと古今亭朝太(後の志ん朝)である。

演じたのが、これまで物語の語り部として若き日の志ん生を演じた森山未來が一人で馬生と朝太を演じた。

実は第19話の予告編で、ビートたけしの横に森山未來が座っているシーンが映し出された。若き日の志ん生と今の志ん生が共演?と気にはなっていたのだが、まさか息子たち馬生、朝太が登場するとは驚きだ。

金原亭馬生(1928-1982)、は志ん生の息子としてではなく、人情噺などをじっくり聞かせる噺家として人気。特に馬生の美しい所作はほかの噺家と比べて別格だった。馬生の娘が「いだてん」で志ん生の妻・おりんを演じる池波志乃。そして孫が金原亭小駒として高座に上がっている。

一方、森山未來が演じた古今亭志ん朝(1938-2001)は、のちに落語界を担う存在として、絶大な人気を誇る噺家となる。立川談志、三遊亭圓楽、春風亭柳朝とともに「落語若手四天王」と呼ばれた。若い頃から芸に華があり、噺家として、俳優としても活躍。お茶の間には高級ふりかけ「錦松梅」のCMでお馴染みだった。

金原亭馬生、古今亭朝太(志ん朝)を1人で演じた森山未來。馬生、志ん朝を知る落語家の立川談四楼もTwitterで森山未來を絶賛するほど。馬生の品の良さと志ん朝の華やかさを見事に演じ分けた。

■前回(第19話)ネタバレあらすじ
フランスのクーベルタン男爵から嘉納治五郎(役所広司)のもとに、アントワープオリンピック開催の知らせが届く。一方、四三(中村勘九郎)は「箱根駅伝」開催に尽力。その大会は、オリンピック出場選手の選考会でもあった。しかし、前回ストックホルムオリンピックで死者を出してしまったマラソンは、今回正式種目に含まれていなかった。治五郎はそのことを四三に伝えることができなかった。

大正9年2月14日午後1時、有楽町の報知新聞社前からスタートした箱根駅伝。参加したのは早稲田、東京高師(現・筑波大学)、明治、慶応の4校。往路ゴールの箱根に1位で到着したのは明治、2位は高師、3位は早稲田、4位は慶応という順位だった。

翌日の復路スタート時、箱根に雪が降った。このまま走っては選手が滑って転んでしまう。そこで四三は、マラソン足袋のゴム底に溝を掘り、即席の滑り止めをつくりレースは再会された。

復路ゴールの有楽町で待ち構えた嘉納治五郎たち。ゴール直前でそれまで1位だった明治の選手が転倒。2位だった高師がゴールを切った。それまでマラソンなどに興味を持たなかった岸清一(岩松了)は選手達の奮闘に感動の涙を流す。

嘉納治五郎はさっそく、クーベルタン男爵宛に手紙を書き、マラソン復活を熱望した。

■第20話「恋の片道切符」あらすじ
嘉納治五郎(役所広司)の尽力で、マラソンがオリンピックの正式種目として復活。四三(中村勘九郎)、野口(永山絢斗)ら選手15名はアントワープへ旅立つ。現地では、欧州で銀行家として活躍している三島弥彦(生田斗真)が四三らを出迎えた。

そしてマラソンがスタート。四三は後輩ランナーたちと奮闘するも結果は16位と惨敗してしまうのだが…。

NHK 5月26日(日)【総合】夜8時より【BSプレミアム】夜6時より【BS4K】朝9時より大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」(全47話)第20話を放送。再放送は【総合】毎週土曜日午後1時5分より、【BS4K】毎週日曜日午前8時より放送。

脚本:宮藤官九郎。出演:中村勘九郎/綾瀬はるか/永山絢斗/三宅弘城/生田斗真/役所広司ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_td_idaten」。第20話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK 大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」番組公式サイト

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