「不滅の恋人」第13話あらすじと見どころ:イ・フィ暗殺計画!イ・ガン夢の実現なるか?豆知識:ひまし油
イ・フィ(ユン・シユン)は逃亡犯として暗殺される!イ・ガン(チュ・サンウク)はついに夢を掴むのか?その時、チャヒョン(チン・セヨン)の決意は…NHK総合にて放送の韓国ロマンス時代劇「不滅の恋人(大君~愛を描く~」(全20話)明日11月3日(日)第13話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識をご紹介、番組サイトで予告動画が公開されている。
以下、詳しいあらすじを知りたくない方は見どころをご覧になり、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。また【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、取材会や直前番組の再現レポートなどまとめている。
■第13話
チャヒョンは監視の目をかいくぐり、ルシゲとともにイ・フィのいる流刑地の島へ向かう。だが、身代わりのクッタンが監視に気づかれてしまい、イ・ガンが追っ手を差し向ける。そのころ島には、北方で捕虜だった3人がイ・フィを慕ってやってきていた。イ・フィはギトゥクたちと共に島からの脱出を計画する。
チャヒョン役のチン・セヨンは「オクニョ 運命の女(ひと)」でも行動力抜群のヒロインを演じたが、オクニョは素晴らしい身体能力の持ち主、対するチャヒョンはお転婆だが正真正銘の“深窓の令嬢”でルシゲにとっては足手まとい。でも面倒がりながらもチャヒョンと手つなぎで走ってやるルシゲが優しい。さて、イ・フィはどんな計画を立てるのか?
イ・ガンの手下オ・ウルンは、島の監督官ト・ジョングクに、「イ・フィが逃亡を図ったのを兵が阻止した」という筋書きで暗殺する計画を明かす。その夜、すでに島からの脱出を決意していたイ・フィたちは、オ・ウルンらの襲撃の一足先に家を抜け出していた。敵に追われながら逃げるが、イ・フィはついに崖の上に追いつめられてしまい、ジョングクの矢に射られて転落する。翌朝、転落の衝撃で顔面がつぶれたイ・フィの遺体が発見される。来合せたチャヒョンは衝撃を受ける。遺体はムシロにくるまれて土中に埋められる。残党が生き残っていると聞いたルシゲは、悲しみで放心状態のチャヒョンを置いてギトゥクたちを探しに行く。
残党追跡をしたいウルンに対して、ジョングクの対応はなんともあっさりしている。そういえば、前回イ・フィを襲ったのはジョングクだったが…。
イ・ガンは、イ・フィが脱出の末に死亡したことを母である大王大妃シム氏に報告する。一方、幼い王の暗殺未遂が相次ぎ気弱になった大妃は、イ・ガンへの譲位を、大王大妃に懇願するが聞き入れられない。
イ・フィが死んだと報告するイ・ガンに、大王大妃が言った言葉は「兄と弟が死ぬのを待っていたのか?後は私が死ねばよいのだな」。さすがにこれではイ・ガンの立つ瀬がない。それが真実だとしても…。溜まった涙を決してこぼさないチュ・サンウクの切なげな眼が悲しい。果たしてこの母子が分かり合える日は来るのか?今回中盤でチュ・サンウクの舞も見られる。酔って笑っているように見えるが、全身から悲しみが伝わってくる絶品シーンをお見逃しなく。
憔悴して帰宅したチャヒョンを勘当しようとした母アン氏だったが、イ・フィの訃報を聞きチャヒョンを抱きしめる。父ソン・オクもイ・フィへのあまりにも酷な仕打ちをヤンアン大君に訴え、イ・ガンを冷酷な人間に育てたことをなじる。だが、イ・ガンは冷徹な心と野心を持つ偉大な君主の器に育ったと言い返す。ソン・オクは今になってイ・ガンの逆心は、玉座をあきらめさせられたヤンアン大君の逆心から始まったことを悟り、彼の脅しに屈して「告発状」を書いたことを悔やむ。
ヤンアン大君のモデルは、第3代王・太宗の長男で世宗の兄・譲寧大君(アンニョンテグン)。実在の彼が本当に王位を狙っていたのかはこちらで紹介している。⇒悲劇を招いた「長子継承の原則」とは?
イ・フィの死後、幼い王では不安だという上訴が相次ぎ、ついにイ・ガンが王位に就く。新王誕生の報告と共にイ・フィからの手紙をチャヒョンは受け取る。
夢にまで見た玉座に座ったイ・ガンは、ヤンアン大君を領議政に、ト・ジョングクを王直属の義禁府の高官に、そしてオ・ウルンを王室を守る内禁衛将に異例の抜擢をする。
イ・ガン王の誕生。モデルになっているのは第7代王・世祖。コチラで詳しく紹介している。それにしてもチュ・サンウクの龍袍(王の服)姿が実に凛々しく素敵だが、その表情は悲しげだ。
もう一人夢をかなえたナギョムは、王妃として大王大妃シム氏に挨拶するが、「先代王の母、大妃キム氏によく仕えるよう」くぎを刺されて憤慨する。そのころイ・ガンは、ナギョムの王妃冊封の前にチャヒョンを自分のものにして、既成事実を作ったうえで側室にしようと、チャヒョンを力づくで連れてくるよう命じる。ソン・オク夫妻は使いの者を追い返そうとするが、チャヒョンは素直に王命に従う。宮殿で美しく装わされたチャヒョンは持参した簪を挿し王イ・ガンの元へ。そのころ、イ・ガンの考えを察したナギョムは交泰殿(寝室)に向かうが…。
美しく着飾ったチャヒョンを見てやっと笑顔になったイ・ガン。チャヒョンは側室になるのか?眼のふちを赤くした女優チン・セヨンの決意の表情をお見逃しなく。
■豆知識: ひまし油
トウダイグサ科のトウゴマの種子から採取する植物油の一種。工業用のエンジンオイルとしてつかわれるが、日本では伝統的に下剤として用いられてきた。抗菌、抗炎症作用が強く健康や美容への効果もあると世界的に評価されてきて、女性誌などでは肌や髪の保湿、ボディーケア用にも効果があると紹介もしている。だが、トウゴマの種子にはリシンという毒素が含まれている。このリシンは、最低致死量は体重1kgあたり0.03mgで、ガラガラ蛇の毒”12,000倍以上”の毒性があると推定され、戦時中は化学兵器としても使用されたこともあるらしい。但し、毒は種子皮部に多く、油分を抽出した残りかすにも若干は含まれ、絞ったオイルは安全。さあ、チャヒョンはひまし油の搾りかすをどうしようというのか?
■キャスト⇒相関図(NHK番組サイト)
イ・フィ/ウンソン太君役:ユン・シユン
イ・ガン/チニャン大君役:チュ・サンウク
チャヒョン(ジャヒョン)役:チン・セヨン
大王大妃シム氏役:ヤン・ミギョン
ヤンアン大君役:ソン・ビョンホ
パク・ギトゥク役:ジェホ
ルシゲ役:ソン・ジヒョン
ソン・オク役:イ・ギヨン
アン氏役:キム・ミギョン
クッタン役:ムン・ジイン
ユン・ナギョム役:リュ・ヒョヨン
◇NHKBS「不滅の恋人」番組サイト
2019.08.04スタート 毎・日23:00~ 地上波初放送
2019.03..03-07.14 毎・日21:00-22:00
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【作品詳細】【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】