なつに新しい恋の予感が?!「なつぞら」第16週:「なつよ、恋の季節が来た」あらすじと見どころ、予告動画
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)第16週の「なつぞら」は、北海道から夕見子(福地桃子)が上京し、なつの心をかき乱す?!そして、なつの恋は始まるのか?!第16週(7月15日~7月20日)「なつよ、恋の季節が来た」のあらすじと見どころをご紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。
公式サイトのメインビジュアルが「十勝編」から「アニメーション編」に更新された。「アニメーション編」メインビジュアルは「実写のなつ」と「イラストのなつ」が対面している。広瀬は「いつも台本(の表紙)で見ていた世界の中に一緒に入れてさせてもらえて、とってもうれしいです。初めましてのなっちゃんと、なつらしい世界にポンっと入った気分で、不思議な感じですが。毎週表紙の絵が変わる台本を頂く度に、いつもみんなで今回の絵はかわいいとか素敵だとか、ずっと話していたので、まずは現場に行って自慢しようと思います」と喜んでいる。
7月8日から放送された第15週は、なつ(広瀬すず)が任された短編動画をめぐって、どんどんアニメーターとして成長してゆく姿が描かれた。そして、宮崎駿監督をモデルにしたと言われる神地航也役で染谷将太が登場した。新人とは思えない堂々とした意見を出す神地になつたちは圧倒されてしまう。神地の実力はかなりのもので、初めて書いたという絵コンテの実力もみなが納得するものであった。
そして、アニメーターたちのまとめ役、下山(麒麟・川島明)のモデルが実在のアニメーターの大塚康生であることがわかった。大塚は東映動画の一期生として入社し、日本のアニメーションの発展に大きく貢献した人物だ。高畑勲&宮崎駿の“育ての親”とも言われている。大塚は警察で麻薬Gメンとして働いた後、アニメーターの世界に入っている。ドラマの設定で下山の前職が警察官であるというのは大塚の前職にならったものである。
第16週は、北海道大学に進んだ夕見子(福地桃子)が東京にやってくる。それも、彼氏を連れてである。十勝時代から自分の意見をしっかりと持ち、この時代でも、“女”というジェンダーに囚われない女性であり、登場人物の固定観念に鋭い意見を出す。第15週でも、なつの妹・千遥(清原果那)の結婚について「本人が望んでいるのか?」や、男性陣が酒を飲みながら食事の支度と待っているのをみて「相変わらず遅れてますのねぇ」という。そんな夕見子は東京でもなつの心をかき乱してゆくのか?
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第15週は、アニメーターとして、短編動画をまかされ、周りの人達とともに仕事に励んで成長してゆく様子が描かれた。
なつ(広瀬すず)が帰省中の柴田家に、北海道大学に通う夕見子(福地桃子)が帰ってきた。さらにはっきりとした物言いになっている夕見子に、富士子(松嶋菜々子)を始め、泰樹(草刈正雄)までもが振り回され、柴田家に賑やかな日常が戻ってくる。夜、なつと夕見子が久しぶりに枕を並べていると、夕見子はなつの童話集を見て、思いも寄らない感想を口にする。夕見子はなつに「あんたら兄弟はヘンデルとグレーテルみたいだ」という。ヘンデルとグレーテルはパンをちぎって道に迷わないようにするが、なつの兄弟はそれが絵だという。なつはその夕見子の意見に影響を受けていた。
そして、なつと咲太郎(岡田将生)が東京に帰ってきた。二人は、十勝での出来事を亜矢美(山口智子)に報告する。亜矢美は、千遥の心の内にあるものを察し、落ち込む二人を元気づける。翌日、なつが東洋動画に出社すると、下山(川島明)、麻子(貫地谷しほり)、坂場(中川大志)から、宿題だった短編映画の企画案を求められる。そこでなつが、帰省中にヒントを得たヘンデルとグレーテルについての企画を出す。困難と闘う子供の姿を描きたいというと坂場も麻子も賛成してくれた。ただし、坂場と麻子はその作成方法については意見が合わない。そして、坂場は終業後、企画の話をしたくて風車へなつに会いに来る。二人で意見を交換していると、魔女を殺さずに逃げることで意見があう。坂場は「それは魔女を社会の理不尽に置き換えれば…」といい、企画を絶対に通すと力強く言う。
なつが初めて原画を務める短編映画の制作が始まった。脚本家をたてない坂場のやり方に、麻子は難色を示しながらも、下山を中心になつや麻子、新人の動画マンが集まり、ストーリーの検討会が行われる。互いに意見を言い合いながら物語が少しずつできあがっていく中、今まで口を閉ざしていた新人動画マンの神地(染谷将太)が、突如遠慮なく「おもしろい」と意見をだす。アニメーターがキャラクターを描くことになり、ヘンゼルとグレーテルをなつが、魔女をマコが担当することとなった。麻子はなつの実力を認めているものの、なぜ、いつもなつと組まされるのかを仲(井浦新)に聞く。仲は良い刺激を与えあうと意見を出す。そして、ヘンデルとグレーテルについてアニメーターたちの意見をいれて、あらすじを決めてゆく。相変わらず、誰に動じるでもなく、神地が意見をどんどんと出した。その後、神地は自分の考えを絵コンテに起こし、なつたちに見せるのだった。その才能に一同は驚いていた。
咲太郎は、劇団を辞めて声優のプロダクションを立ち上げるとなつに宣言する。咲太郎は、所属第1号の蘭子(鈴木杏樹)とともに、雪次郎(山田裕貴)やレミ子(藤本沙紀)に声優という仕事の可能性を語る。
季節が巡り、制作の期限が迫ってきた初夏。東洋動画では、短編映画のストーリーがなかなかまとまらず、なつは、麻子や坂場らとともに生みの苦しみを味わっていた。麻子は自分は絵を描くが、作家ではないと投げ出してしまう。会社に残ってストーリーを考えるなつはうつらうつらしてしまうと、夢の中で遭難して坂場に助けられていた。目を覚ましたなつの前にはストーリーを相談に来た坂場がいた。なつと坂場は、話しの最後は魔女に魔法をかけられた木が悪魔の塔を倒すというストーリーを作っていった。
脚本が固まり、ようやく短編映画の制作が動き出す。坂場は新人の神地とともに絵コンテの作業に進もうとするが、なんでも勝手に決めてしまう坂場のやり方に、麻子は違和感を覚える。
その頃、咲太郎は、蘭子、雪次郎たち所属俳優をスタジオに集め、ある海外映画の吹き替えに臨んでいた。しかし、雪次郎のなまりが原因で主役から役を奪われてしまう。仕事のことで落ち込み、風車で飲んだくれていた雪次郎の元に、突然夕見子(福地桃子)が現れた。北海道で大学に通っているはずだ、と驚くなつや雪次郎達は、上京の理由を訪ねるが、夕見子は質問をはぐらかしたまま、行き先も告げずに去ってしまう。
一方東洋動画では、なつの携わる短編映画の絵コンテがようやく完成するが、下山は、仲や井戸原(小手伸也)に社会風刺なのかと指摘を受ける。下山は、坂場にその傾向があり、なつも若干影響を受けていると話す。そのころ、アニメーターたちは、風車で決起集会と称して、今後の仕事にむけてみんなで盛り上がっていた。
【第16週(2019/7/15-2019/7/20)あらすじ
■第91話(月)
亜矢美(山口智子)が営むおでん屋・風車に、なつ(広瀬すず)や咲太郎(岡田将生)、坂場(中川大志)、雪次郎(山田裕貴)たちが集まる。その中心にいるのは、北海道から上京している夕見子(福地桃子)。相変わらず独自の視点で恋愛について語っているが、なつにはまったく理解ができない。その夜、なつは夕見子に、どうして東京に来たのか、今どんな人と一緒にいるのか聞き出そうとするが…。
■第92話(火)
なつ(広瀬すず)が会社から帰ると、風車で働き始めた夕見子(福地桃子)から、カウンターに座っている泰樹に似た風貌の男性を紹介される。彼こそが夕見子と東京にやってきた高山(須藤蓮)だった。なつ達は高山と会話をしようと試みるが警戒心が強く、打ち解けられない。翌朝、東洋動画に出社したなつは、下山(川島明)が原画を手伝うと聞かされる。下山は、仲(井浦新)と坂場(中川大志)の対立が原因だと言い…。
■第93話(水)
日曜日、雪次郎(山田裕貴)の住む安アパートを訪ねたなつ(広瀬すず)と夕見子(福地桃子)は、3人で映画を見に行くことに。映画を鑑賞した帰り道、なつは久しぶりに川村屋に立ち寄る。川村屋では光子(比嘉愛未)が出迎え、なつは光子に咲太郎(岡田将生)の近況を報告。咲太郎が新しい会社を始めた背景に、なつの存在があると光子は3人に話す。すると突然、あることを相談したいと夕見子は光子に話しを持ちかけ…。
■第94話(木)
東洋動画では、なつ(広瀬すず)や麻子(貫地谷しほり)たちが原画を描いている。そこへ演出を担当する坂場(中川大志)が現れ、描き直しの指示をする。周囲は原画を描いた経験のない坂場の進め方に疑問を持つが、理屈を並べる坂場に、反論できずにいた。そんな中、なつは背景画を担当する陽平(犬飼貴丈)の所へいき、愚痴をこぼす。すると陽平は、なつの知らない坂場と天陽(吉沢亮)の意外な繋がりについて語り始めて…。
■第95話(金)
憤慨した夕見子(福地桃子)が、高山(須藤蓮)を連れて風車にやってきた。夕見子が東京に来ていることを十勝の家族に伝えてしまったなつ(広瀬すず)を責め、東京から離れると言い放つ。夕見子の言い分に対して、なつも思いをぶつける。やがて、それを聞いていた高山が、夕見子やなつ、咲太郎(岡田将生)達を前にして、衝撃の告白をする。夕見子と高山が言い合いをしていると、その様子を密かに見ている人物がいて…。
■第96話(土)
なつ(広瀬すず)たちの短編映画に、声を吹き込む作業が進められている。声優には咲太郎(岡田将生)の事務所から蘭子(鈴木杏樹)らが担当し、ついに作品が完成する。仕事を終え、束の間の休息として、東洋動画のメンバーでハイキングに行くことに。制作中は何度もぶつかった麻子(貫地谷しほり)や坂場(中川大志)も、一緒になってバレーボールをして笑い合う。そんな中、麻子はメンバーにある思いを打ち明ける。
【作】大森寿美男
【出演】広瀬すず/岡田将生/山口智子/比嘉愛未/工藤阿須加/井浦新/貫地谷しほり/川島明/小手信也/渡辺麻友/山田裕貴/松嶋菜々子/藤木直人/草刈正雄ほか
【語り】内村光良
主題歌はスピッツの「優しいあの子」、Twitter公式アカウントは「@asadora_nhk」。
◇「なつぞら」公式サイト
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
(土)午前9時30分~11時[1週間分]
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