広瀬すずにも新しい家族が!「なつぞら」第20週:「なつよ、笑って母になれ」あらすじと見どころ、予告動画

2019年08月10日10時00分ドラマ
@NHK

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)第20週の「なつぞら」は、なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)に待望の赤ちゃんが!仕事を持つ母はいつの時代でも大変!第20週(8月12日~8月17日「なつよ、笑って母になれ」のあらすじと見どころをご紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中だ。

8月5日から放送された第19週は、十勝帰省編であり、なつかしい面々が多々登場した。柴田家の泰樹(草刈正雄)、富士子(松嶋菜々子)たちや雪月のメンバー、天陽(吉沢亮)はもちろん、高校時代の演劇部の倉田先生(柄本佑)、親友の良子(富田望生)、そしてなんと良子と結婚した“番長”こと門倉(板橋駿谷)も登場した。演劇部時代、門倉はなつに結婚を申し込み速攻で断られ、良子にも断られていたが、十勝に残った二人が結婚していたのだった。視聴者からも「よっちゃんと番長、最高!」との声もあがっていた。そして、信哉(工藤阿須加)も結婚していたことがわかり、9日に放送された113話ではついに雪次郎(山田裕貴)のプロポーズを夕見子(福地桃子)が受け入れた。十勝編のメンバーたちがそれぞれ人生の伴侶を得て行った。



そして、「TEAM NACS」からの4人目の登場となった森崎博之にも注目が集まった。7日放送の111話で、工場建設の申請を出しに来た菊介役の音尾琢真、天陽の父役の戸次重幸と、森崎の3人で喜び合うシーンは、「TEAM NACS」ファンなら見逃せないシーンとなった。ちなみに、森崎の役名は、大清水洋…。「TEAM NACS」の残りの一人、大泉洋を連想させる役名になっている。制作統括の磯智明は、大泉洋の出演も望んでおり、出演交渉をあきらめていないと話している。

第20週は、なつが”母”になる。幼少期からつらい経験が多かったなつだが、結婚して母になり新しい家族を作ってゆくことになる。一足先に妊娠した茜(渡辺麻友)に対する会社の態度が納得できない神地(染谷将太)が不満をぶつける。神地は宮崎駿がモデルといわれているが、坂場のモデルである高畑勲である。高畑と宮崎はともに会社をやめてプロダクションを設立している。事実に即すとなると、神地も会社をやめてしまうのか?そして、第19週の結婚ブームにのったかのように、咲太郎(岡田将生)もついに結婚することになる。こちらもどんな家庭になるのかが楽しみである。

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第19週は、結婚の報告のために十勝に帰ったなつが、なつかしい人々と再会し、みなの成長した姿や変わらない開拓者の思いが描かれた。

昭和41年の秋。ついに結婚を決めたなつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)は、十勝の家族に報告するため北海道にやってきた。緊張しながらも、柴田家の面々に結婚の挨拶をする坂場だったが、緊張のためなかなか結婚の話を始められない。業を煮やした富士子(松嶋菜々子)が「早く言って」とまで言ってしまう。なんとか挨拶を終えると、富士子や剛男(藤木直人)達は、家族が増えると喜ぶ。坂場が「幸せにしたい」ではなく「幸せにするつもり」と言ったことに、泰樹(草刈正雄)は難しい顔をする。そんな泰樹に対して、坂場はさらに周囲を不安にさせるように、会社を辞めたと言ってしまう。泰樹は機嫌を損ねて出て行こうとすると、剛男がなつが選んだ人なんだから会社をやめたことなんてどうでもいいと、泰樹に大きな声で逆らった。みなも剛男の意見に賛成し、坂場も「幸せにします」と宣言する。

なつが育った酪農の現場を見に行った坂場は、菊介(音尾琢真)たちにむかって「生産の美がある」というが、菊介たちは食べるためだけにやっていると反論する。しかし、坂場は、人に喜ばれることをできることこそ、牛飼いの喜びだという。

なつは、農協に勤める夕見子(福地桃子)がバター作りをしようとしていることを知る。翌日、なつと坂場は帯広の雪月を訪れ、すっかり菓子職人になった雪次郎(山田裕貴)や、雪之助(安田顕)達に結婚報告をし、大歓迎で迎えられる。そこへ、かつてなつがお世話になった高校演劇部の倉田先生(柄本佑)や、部員だった良子(富田望生)、良子と結婚した“番長”こと門倉(板橋駿谷)もやってきた。

一方、農協では工場を新設しようとしていたが、ある問題が勃発していた。農協主体で動くくとに反応した国は、工場を建てさせまいと横やりをいれてきたのだった。翌日までに工場建設の申請をださないと農協主体で動くことができなくなる。しかし、反対派と折り合いがつかず、組合長・田辺(宇梶剛士)をはじめ、泰樹や天陽(吉沢亮)ら酪農家が集まり、激しい議論になる。その時、坂場の言葉を思い出した菊介が、酪農への純粋な思いを語りだし、なつを始め、皆はその話に耳を傾ける。菊介は開拓者精神で、人に喜んでもらうことをしようと説得する。会議に出席していたみなが賛成し、申請を出しに十勝支庁へでかけていった。十勝支庁長・大清水洋(森崎博之)に申請書を提出するところを大勢のマスコミが取材していた。マスコミには夕見子が声をかけていたのだ。大勢のマスコミを前に、大清水も十勝の酪農の発展を近い、工場建設問題は無事に解決した。

なつの育った環境を知った坂場は、なつが多くの人からの愛情を受けて育ったことを実感し、絵を生み出す力の源を知る。そして坂場はある思いをなつに打ち明ける。組合長の田辺(宇梶剛士)に呼ばれたなつは、入院している病院を訪れる。すると田辺から農協新しく作るバターブランドの商標をデザインしてほしいとお願いされる。ブランドは、たんぽぽだ。たんぽぽは、なつが子供のころ、十勝に来た時に思わず口にしたことを剛男が話していたのだった。

一方、その頃、雪月では、雪次郎(山田裕貴)に呼び出され、なつや坂場、天陽、そして夕見子までもが雪月に集まった。そこで雪次郎は、雪月で初めて自分が考案したお菓子の新作を一同に披露する。雪次郎に促されるまま、十勝の素材で作ったお菓子を口にする一同だったが、その瞬間、普段は厳しい夕見子までもがお菓子を絶賛する。そして父の雪之助(安田顕)も食べてみると、自分が追い抜かれたといい、雪次郎に新商品として販売していいと許可を出す。その言葉を受けて、雪次郎は夕見子に結婚してくれという。みなが驚いていると、夕見子は「自分でいいのか?」といい、結婚するなら雪次郎だと思っていたことを明かす。雪次郎と夕見子は二人で柴田家に挨拶に行った。そして、坂場は、自分たちと夕見子たちの結婚式を一緒にやろうと提案したのだった。

なつを嫁に出すことになり、わが子同然に育ててきた富士子は、1冊のノートをなつに手渡す。そこに書かれた内容に、なつは深い愛情を感じる。その後、なつは坂場と天陽の家を訪れる。以前から天陽の描く絵に感銘を受けていた坂場は、描かれた絵を見つめ、いつものようにある疑問を天陽に投げかける。すると、天陽は坂場の想像を上回るように「農業は食べるためのもので、絵は排出だ」という。もう耐えきれなくあふれ出てくるものだという。

そしてなつと夕見子の結婚式の当日がやってきた。なつは泰樹に今までの感謝を告げる。泰樹も自分を育ててくれたのはなつだと感謝の言葉を口にしたのだった。



【第20週(2019/8/12-2019/8/17)あらすじ
■第115話(月)
なつ(広瀬すず)が東洋動画で働き、夫の坂場(中川大志)が翻訳の仕事をしながら家事を行う新婚生活が始まった。アニメブームの中、なつは「魔法少女アニー」の原画を任される。その一方、妊娠して仕事に取り組む茜(渡辺麻友)を見て、働きながら出産することの難しさを実感する。その頃、声優プロダクションの仕事が多忙になった咲太郎(岡田将生)の元に、川村屋の野上(近藤芳正)が神妙な顔で訪ねてきて…。

■第116話(火)
なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)の新居を訪れ、咲太郎(岡田将生)は結婚することにしたと報告する。慌てて川村屋を訪ねたなつに、光子(比嘉愛未)は川村屋の経営を退き、咲太郎の事務所を手伝うつもりだと言われる。新宿一帯の再開発で川村屋も新しいビルに建て替えるのだ。一方、風車では亜矢美(山口智子)と茂木社長(リリー・フランキー)が話し込んでいた。そこへ咲太郎が結婚報告にやってきて…。

■第117話(水)
光子(比嘉愛未)との結婚を亜矢美(山口智子)に報告した咲太郎(岡田将生)。皆が帰った後、二人で飲み直しているうちに、咲太郎は亜矢美と出会った頃のことを話し出す。大人として成長した今、自分をもっと頼ってほしいという咲太郎に亜矢美はあるお願いをする。一方、東洋動画では風邪を引いた茜(渡辺麻友)を気遣い、なつ(広瀬すず)は早めに帰宅させようとするが、茜はあまり大げさにしないで欲しいと言い…。

■第118話(木)
風車でなつ(広瀬すず)の誕生日と、咲太郎(岡田将生)と光子(比嘉愛未)の結婚を祝う会が行われた。茂木社長(リリー・フランキー)やカスミ(戸田恵子)たち常連客が大勢集まった。そこで亜矢美(山口智子)は新しい店のことを話す。咲太郎は新しい店のことは自分と光子に任せて欲しいと申し出る。それを聞いた亜矢美はある想(おも)いを口にする。その数日後、風車を訪れたなつと咲太郎は…。

■第119話(金)
なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)の新居に茜(渡辺麻友)と下山(川島明)、神地(染谷将太)が訪ねてきた。聞けば、東洋動画の社長・山川(古屋隆太)が妊婦である茜に対し、産後は契約社員として働いてもらいたいと言ってきたのだと言う。神地は、そんな会社のやり方に対してどうしても納得がいかず、憤る気持ちをなつ達にぶつける。そんなある日、なつは仕事中に貧血を起こし倒れてしまう。用心のため病院にいくと…。

■第120話(土)
なつ(広瀬すず)の妊娠がわかる。夫の坂場(中川大志)と喜んだのもつかの間、これからの生活のことや、産後も仕事を続けていけるのか不安になるなつ。生活は自分が支えていくと言う坂場に背中を押され、なつは働き続けたいというアニメーターとしての仕事への想いを再確認する。下山(川島明)と神地(染谷将太)に妊娠のことを知らせるなつ。たとえ契約社員になっても働くつもりだと伝えると、二人は…。

【作】大森寿美男
【出演】広瀬すず/岡田将生/山口智子/比嘉愛未/工藤阿須加/井浦新/貫地谷しほり/川島明/小手信也/渡辺麻友/染谷将太/山田裕貴/松嶋菜々子/藤木直人/草刈正雄ほか
【語り】内村光良

「なつぞら」公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
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