吉野竜平監督最新作『ミゾロギミツキを探して』11/2より1週間限定ロードショー決定!予告動画解禁

2019年10月01日12時00分映画
Ⓒ ニューシネマワークショップ

大震災から7年、オリンピックまで2年!あれから時が止まったままの家族が、一歩踏み出そうとする、吉野竜平監督最新作『ミゾロギミツキを探して』が2019年11月2日より、新宿K’s cinemaにて1週間限定ロードショーされることが決定!公式ホームページを公開、予告動画も皆勤された。

お姉ちゃん どこにいるの?大震災から7年、オリンピックまで2年。津波にのみ込まれた長女・ミツキは今どこに。ずっと時間が止まっていた溝呂木家の人々が、一歩踏み出すために、石巻から東京へ…

『ミゾロギミツキを探して』は、『あかぼし』『スプリング、ハズ、カム』の吉野竜平監督が今の日本に問いかける、震災の痛みを抱え続けてきた家族の再生の物語。

吉野竜平監督は、デビュー作『あかぼし』で新興宗教にのめり込んでゆく母親と息子の物語を描き、大きな話題を呼んだ。2作目『スプリング、ハズ、カム』では東京で一人暮らしを始める娘と父親との1日を描き、繊細な演出で注目を浴びた。そして3作目『ミゾロギミツキを探して』ではずっと痛みを抱え続けてきた家族が一歩踏み出そうとする姿を通して、震災後の石巻とオリンピックの準備が進む東京の“今”を見事に浮かび上がらせた。
出演したのは、2018年春に開催された映画学校・ニューシネマワークショップ(NCW)のアクターズワークショップ「吉野竜平監督・映画出演クラス」に集まった15人の俳優たち。演技経験も様々な俳優たちと吉野監督ががっぷり四つに組んで、静かだが力強さを持ったユニークな社会派作品が誕生した。

すでに解禁となっているポスターは、主人公の溝呂木風花が、津波の被害を受けてさら地となった地元の街と、オリンピックの工事が進む東京の風景が重なり合い、様々な思いが込み上げ工事の音に耳をすます場面。津波で姉を亡くした次女の風花役を、新人の河合瑠果(ブレス所属)が吉野監督の演出の元、繊細な感情表現に挑戦した。主人公の風花が抱える様々な思いを想像させるとても印象的なシーンのビジュアルとなっている。

解禁された予告編映像は、長女ミツキの行方の手がかりを求めて上京した溝呂木家がさまよい歩く、東京と石巻の風景のコントラストが表現されている。オリンピックを目前に控えた今を切り取ったこの映画に、期待したい。

■あらすじ
2018年4月2日。溝呂木(ミゾロギ)家の父と母、そして次女・風花の三人は、東日本大震災の津波にのみ込まれ、いまだに見つからない長女・ミツキの手がかりを見つけるため、石巻から上京する。父と母はTwitterで知り合った男の紹介で女性霊媒師の所に、風花はミツキの元カレに会いに行く。オリンピックに向けて工事が進む東京をさまよい歩き、そこで出会う、さまざまな思いを胸に日常を生きる人々。そして、ミツキの記憶を思い起こしながら特別な一日を過ごす三人の家族。彼らの心の行き着く先は……。

公式YouTube