NHK2日 井上真央主演「少年寅次郎」寅次郎、中学生になって初恋!第2話ネタバレと3話あらすじ予告動画

2019年10月27日15時06分ドラマ
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復員してきた父平造(毎熊克哉)は人が変わったように何かに怯え、娘さくらも拒否するように…しかし祖父(きたろう)と寅次郎の機転で少しずつ元の生活を取り戻す…中学生になった寅次郎に初恋が訪れる!NHK総合11月2日(土)夜9時より「少年寅次郎」(全5話)3話を放送!番組公式サイトにて予告動画配信。



国民的人気映画『男はつらいよ』の主人公・車寅次郎の少年時代を描いたドラマ「少年寅次郎」。第2話は太平洋戦争前後が描かれた。父・平造(毎熊克哉)のもとに赤紙が届く。そして竜造(泉澤祐希)のもとにも。残された妻・光子(井上真央)は長男・昭一郎(山時聡真)、次男・寅次郎(藤原颯音)、そして生まれて間もない長女・さくらを必死で守りながら生きていた。

■自分の存在を申し訳なく思う寅次郎に御前様は…(2話ネタバレ)
物心つくようになってすぐ、光子は寅次郎に「あんたは私が生んだ子じゃないけれど、私の息子だよ」と本当のことを告げていた。父からは厄介者扱いされている寅次郎は常々、自分は家族の邪魔者だと思うようになる。

もともと身体が弱かった昭一郎は床に伏せるようになる。家族に「戦争に行きたい。戦って死にたい」と胸の内を打ち明けるも、帰らぬ人となってしまった。

寅次郎は御前様(石丸幹二)に「父ちゃんは戦争に行っちゃった。兄ちゃんは死んじゃった。おいらなんかいなくていいのに、おいらしか残ってない。母ちゃんとさくらがかわいそうだ」と言う。御前様は「いなくていい人間なんて一人もいない」と寅次郎に言って聞かせる。

光子の実子じゃないと分かっているからこそ、寅次郎は家族に対して引け目を感じている。こんな小さな子が、自分の存在をもう分けなく思うなんて…多くの視聴者はこのシーンに涙したことだろう。

■母・光子の愛
戦況はますます酷くなり、昭和20年3月10日、東京大空襲で多くの人が犠牲になった。光子たちが住む町は運良く焼けることなく無事だった。しかし、東京中が焼け野原になってしまった。高台に登った寅次郎は、赤く染まる町を見る。そのまま寅次郎は動けなくなってしまった。

翌朝戻ると、光子が必死で寅次郎を探していた。寅次郎の頬を叩いた光子は泣きながら「あんたがいなくなったら、私はどうしたらいいんだよ」と言って、寅次郎を抱きしめた。

SNSでは井上真央の母親役に絶賛の嵐。懐のおおきな、母性愛に満ちた光子を見事に演じている。そしてこのドラマの要・寅次郎役の藤原颯音もいい味を出している。子どもながら、口調がちゃんと「寅さん」なのだ。

寅次郎は家族の愛情をたっぷり注がれて育ったことがよくわかるドラマ。一体、どんなきっかけて、寅次郎は「瘋癲の寅」になってしまったのか!?逆にそれが気になって仕方ない。



■第3話あらすじ
平造(毎熊克哉)は復員するも人が変わったように何かに怯える日々。あんなに可愛がっていたさくらを拒否する。心配する光子(井上真央)だったが、祖父(きたろう)の言葉と寅次郎の転機が少しずつ平造を元の暮らしに戻していった。

そんな中、中学生になった寅次郎(井上優吏)は、裏の印刷所の工員・さとこ(森七菜)に恋をするのだが…。

NHK総合11月2日(土)夜9時より土曜ドラマ「少年寅次郎」(全5話)第3話を放送。BS4Kは10月30日(水)夜7時50分より先行放送。再放送は総合・毎週水曜日深夜24時55分より。原作:山田洋次著『悪童(ワルガキ)小説寅次郎の告白』(講談社)。脚本:岡田惠和。出演:井上真央/毎熊克哉/泉澤祐希/岸井ゆきの/石丸幹二ほか。予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドで見逃し配信あり。

NHK総合 土曜ドラマ「少年寅次郎」番組公式サイト

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