電気自動車の覇権めぐる攻防「自動車革命」第2回-NHKオンデマンド

2009年10月26日18時21分暮らしと文化
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10月25日(日)放送のNHKスペシャル「自動車革命」の第2回「スモールハンドレッド 新たな挑戦者たち」がNHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円(税込み)。

電気自動車がもたらしつつあるもう一つの革命。それは途上国・先進国を問わず世界各地で一斉に立ち上がりつつある中小ベンチャー企業による参入だ。中国の農村部では、日本の軽自動車よりも幅の小さい、ナンバープレートもつけず運転免許のいらない小型電気自動車を作る町工場が次々に生まれ、これまで自動車と縁のなかった層を中心に新たな市場を掘り起こしている。

それを可能にしているのが、ガソリン車と違って少ない部品ですむ電気自動車の単純な構造だ。町工場で賢明に電気自動車製造に取り組む若い技術者たちの姿は、戦後間もない頃の日本の弱小だった頃のメーカーのそれと重なる。

一方アメリカでは、シリコンバレーに集結するIT・ハイテク企業が中心となり、全く新しい電気自動車の開発で、世界のイニシアチブを握ろうと動き始めている。

これに対し、トヨタの後塵を拝している世界第7位の日産自動車は、復権をかけて、あえてハイブリッド車には背を向け、電気自動車の量産実現へ開発を強力に推し進める。しかしここに来て、中国で日産の技術を脅かす電気自動車の研究開発が進展している実態を目の当たりに。さらに電気自動車開発に必要とされるレアメタルの確保を巡り中国との神経質な駆け引きを強いられる。

各現場で情熱を傾ける人々の姿を追いながら、21世紀の自動車へ県をめぐる攻防を描く。

NHKスペシャル「自動車革命」 第2回「スモールハンドレッド 新たな挑戦者たち」 NHKオンデマンド