SM社との専属契約問題、東方神起3人が一部勝訴!担当弁護士コメントを動画ニュースでチェック

2009年10月28日20時10分芸能
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27日、韓国ソウル中央地裁が、人気グループ東方神起のシア・ジュンス、ヒーロー・チェジュン、ミッキー・ユチョンの3人の専属契約問題訴えの一部を認める判決を下した。東方神起の3人はこの判決を歓迎したが、所属事務所のSMエンターテイメント(以下、SM社)は、すぐ異議申立をすると発表した。YTNでは、本件の訴訟弁護人であるイム・サンヒョク氏へのインタビューをし、これを動画ニュースで伝えている。

今回ソウル中央地裁が下した判決は、SM社に対して、東方神起の3人の独自の芸能活動を保障しなさいというもの。東方神起のメンバー3人は、この判決に対して歓迎するという立場を取っているが、SM社にとっては納得できなる内容ではなく、異議申立を発表している。これによって、まだまだ法廷攻防戦は続くことになりそうだ。

動画ニュースによると、東方神起の3人の仮処分申し込みに対して、ソウル中央地裁は「所属事務所である SM社側は、メンバーたちの独自的な芸能活動を邪魔することができない」という決定を下したとしている。つまり、SM社がメンバーたちのアルバム制作や映画出演などの芸能活動に関与できないという判断だ。さらに、「13年というのは、アイドルスターとして全盛期のほぼすべてが所属事務所の支配下に置かれることに相当するほどの長い時間である」とも判断している。

ただし、「個別合意を通して活動を長く続かせる可能性はあるとし、専属契約効力の全面的な禁止を求める部分は棄却する」と発表している。

東方神起の3人の訴訟弁護人のイム・サンヒョクは、YTNのインタビューに対して次のように答えている。「アイドルスターのような場合には、寿命が非常に短いので、仮処分を通して迅速に救済を受けることができるようにならないかと思います」とし、さらに、訴訟弁護人サイドでは、訴訟を進行しながら専属契約無効確認と不当な収益分配に対しても、損害賠償請求訴訟を申し立てる事にしたと答えている。

一方、所属事務所のSMエンターテイメントは「(今回の判決で)契約の効力が無効と認められてはいないが、一部認められた部分もあって、すぐに意義申し立てをする」と発表している。

アジア中が注目しているアイドルスターの東方神起と所属事務所との契約に関する訴訟は、独立したがるアイドルと、どうしても手放したくない所属事務所との法廷攻防戦は長期化しそうだ。今後、この決定が、韓国芸能界のひとつの契約の原型になる可能性が高いだけに、両者一歩も引けないところだろう。

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