次世代スターの宝庫!「梨泰院クラス」居酒屋タンバムを盛り上げる個性的な仲間たち|キャスト紹介

2020年04月28日20時00分ドラマ
JTBC:YouTubeよりキャプチャー
左からマ・ヒョニ、チェ・スングォン、パク・セロイ
チョ・イソ、チャン・グンス

「梨泰院クラス」は、辛い過去を背負って生きる青年がソウルの街・梨泰院(イテウォン)で訳アリの仲間と共に成功を目指すサクセスストーリーで、Netflixにて配信中の人気作、連日TOP10入りし、日本の芸能界でも話題になっている!主人公パク・セロイを演じるパク・ソジュンの魅力は言わずもがなだが、今回はあえて、セロイと共に居酒屋タンバムを盛り上げる個性豊かな仲間たちに注目してみたい。

【「梨泰院クラス」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ、韓国での評判やOST、ロケ地、最終回考など、まとめて紹介している。

「梨泰院クラス」は、人気ウェブ漫画が原作のドラマで、韓国でも大旋風を巻き起こした人気作。辛い過去と犯罪歴を背負って生きる青年が、国際色豊かなソウルの街・梨泰院で飲食店を開店し、仲間と共に成功を目指すサクセスストーリーだ。主演のパク・ソジュンがこれまでの外見重視なイケメンぶりを封印し、イガグリ頭で挑んだ話題作で、外見に加え内面の男らしさも際立った作品である。パク・ソジュン扮する主人公パク・セロイは、正義感が強く、自身の信念を貫く強さを持つ男。そんなセロイがあらゆる逆境に立ち向かいながら成功を目指していくのだが、それは彼一人の力ではなく、「タンバム」の仲間たち失くしては成し得なかった。そこで今回は、セロイの成功に欠くことのできなかった、ちょっとワケアリな仲間たちをご紹介してみたい。

■キム・ダミ(チョ・イソ役)タンバムマネージャー
タンバムのマネージャーであり、セロイに思いを寄せるイソ(キム・ダミ)は、IQ162の天才少女でソシオパス。自他共に認める無類のインフルエンサーでもある。名門大学を卒業し、大手企業に就職、財閥に嫁ぐというレールを母親に敷かれそうになるが、そんな人生設計に納得がいかない。セロイと出会ったことにより、彼の夢を叶えることが自分の幸せだと感じ、ときに暴走しながらもタンバムの発展に貢献する。イマドキ女子の個性的なファッションも注目の的となった。

キム・ダミは、1995年4月9日生まれの25歳。意外にも、この「梨泰院クラス」がドラマ初出演作品だが、映画界においては怪物新人の異名を持つ。2018年には映画『TheWitch/魔女』で特殊な能力を持つ主人公を演じて注目を浴び、カナダ・モントリオールで開かれるファンタジア国際映画祭で主演女優賞を獲得した。2017年には、女子高生集団強姦事件を描いた『マリオネット 私が殺された日』で、イ・ユヨンの少女時代を演じ、話題となった。
映画『TheWitch/魔女』では、『パラサイト』のチェ・ウシクとも共演している。次回作は、映画『私のソウルメイト』で、2020年クランクイン予定。「梨泰院クラス」ではインフルエンサーだったが、プライベートでのSNSは苦手だという、最近は「梨泰院クラス」ヒットの影響で、少しずつSNSも公開中のようだ。

■イ・ジュヨン(マ・ヒョニ役)タンバム料理長
セロイと同じ工場で働いていた縁で、タンバムの仲間になるヒョニ。以前、作ってくれた弁当が美味しかったという理由だけで厨房を任されるが、実は、ヒョニの確固たる強さをセロイは見抜いていた。それは、ヒョニがトランスジェンダーであることを公表されたシーンでも明らかになる。そのシーンは、セロイのサクセスストーリーと並んで意味のあるサイドストーリーだと注目を浴び、韓国国内でも評された。

イ・ジュヨンは、1992年2月14日生まれの28歳。大学は体育学部に入学したが、二年生から演技科に転向した。インディーズ映画界ではすでにスターで、2012年映画『遭遇』でデビューし、『夢のジェーン』や、『春の夢』など、数多くの映画に出演している。ドラマにおいては、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で主人公ジナ(ソン・イェジン)の後輩役、「恋のゴールドメダル」では主人公ボクジュ(イ・ソンギョン)の親友役を演じている。ボーイッシュなイメージの強いイ・ジュヨンは2016年に、SNSで「“女優”は、女性嫌悪的単語」とツイートして話題になったことがある。女優という言葉は人間のデフォルトを男性に合わせていると主張した。「梨泰院クラス」を視聴してからこのツイートを見ると、少々混乱してしまうが、イ・ジュヨン自身はトランスジェンダーではない。趣味は読書で日本文学も多く読んでいるという。いずれにしても、骨太女優の印象が強く、今後に期待される女優の一人だ。

■キム・ドンヒ(チャン・グンス役)タンバム店員
イソ(キム・ダミ)に思いを寄せるチャン・グンス(キム・ドンヒ)は、長家(チャンガ)の次男でストーリーに大きな影響を与えるキーパーソン。幼い頃から腹違いの兄グンウォンに虐待され、家庭にも居場所がなかった悲しい過去を背負う。そんな中、救世主のように出会ったセロイに心を許し兄貴のように慕うが、さまざまな葛藤から苦渋の決断をしてしまう人物。

演じるのは「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」で注目を集めた若手俳優キム・ドンヒ。1999年6月13日生まれの21歳で、JYPエンターテイメント所属俳優である。大学入試の下見に行く途中で、JYPのキャスティングマネージャーにスカウトされたというラッキーボーイ。その後、JYPのオーディションを受け練習生になった。デビュー作は2018年に10代の若者に絶大なる人気を誇ったウェブドラマ「A-TEEN」で、シーズン2にも出演した。俳優としてのロールモデルはチョ・スンウだそう。嫌いな食べ物はマンゴー、子供の頃、母親の化粧品を誤って食べてしまい、その匂いがマンゴーと似ていたからだというエピソードも可愛らしい。そんなキム・ドンヒの別の顔が見られる初主演作品「人間レッスン」は、4月29日にNetflixで配信される。

■リュ・ギョンス(チェ・スングォン役)タンバム店員
元暴力団員で、セロイとは刑務所で知り合った仲。当初は価値観の違いからセロイとぶつかっていたが、出所後、決めたことをやり遂げるセロイの姿を目の当たりにして、第二の人生を始める決心をする。「時間は誰にでも公平に流れる、でも、コイツと俺の時間はあまりにも濃度が違っていた」と詠むナレーションでは、特有の重低音ボイスが胸に響き、悔恨の表情が心を掴んだ。過去を清算し、セロイの傍で最後まで忠誠を守る姿が印象に残る。

演じるリュ・ギョンスは1992年10月12日生まれの27歳。2007年にドラマ「江南の教育戦争」でデビュー。目つきが印象的でユン・ギュンサンに似ているとも言われている。
映画、演劇やミュージカルでも活躍し、「TWO WEEKS」「自白」にも出演、パク・ソジュンとは映画『ミッドナイトランナー』や『使者』でも共演した縁がある。2019年に公開された映画『抵抗:柳寛順話』では日本人役を演じて注目された。「自白」では強烈な悪役だったが、「梨泰院クラス」では180度違ったキャラクターを演じ、リュ・ギョンスの真価を再証明した。今後は時代劇やコメディにも挑戦したいと語るリュ・ギョンスは、今後の活躍が期待される個性派俳優の一人だ。

■キャスト
パク・セロイ役:パク・ソジュン
チョ・イソ 役:キム・ダミ
オ・スア役:クォン・ナラ
チャン・グニョン役:アン・ボヒョン
チャン・グンス役:キム・ドンヒ
チェ・スングォン役:リュ・ギョンス
マ・ヒョニ 役:イ・ジェヨン
チャンガ会長/チャン・デヒ役:ユ・ジェミョン

■スタッフ
演出:キム・ソンユン「雲が描いた月明り」「恋愛の発見」
脚本:チョ・ガンジン(原作者)

Youtube予告動画
Netflix

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