東方神起5人での復帰は無理?厳しい現状と双方の言い分を動画ニュースで整理

2009年11月17日22時28分芸能
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7月末から始まった東方神起メンバーのシア・ジュンス、ミッキー・ユチョン、ヒーロー・チェジュンの3人と所属事務所SMエンターテイメント(以下、SM)との法的紛争は、時間がたつにつれますます状況が悪化している。先月27日、韓国ソウル中央地裁は、東方神起の3人側の一部勝訴を認める判決を下した。しかし、SM側はソウル中央地裁の決定にも拘らず、3人の行動が“国民大詐劇”に過ぎないとし、今度の事件の本質は東方神起の3人のメンバーの化粧品事業にあることを再度明確にするとしている。このニュースをY-STARが動画ニュースで詳しく紹介している。

キム・ヨンミン氏(SM代表)は、記者会見で「3人はこれまで一緒にやってきた会社との契約と信義を忘れて、化粧品事業によって莫大な利益を得ることができるという考えのもとで、今回の訴訟を申し立てたのです」とした上で、東方神起に関する権利は今もSM側にあることを明言し、今後のグループの活動計画に関しても次のように言及した。

Q)今後の東方神起の計画は?
A)(今回の件に関わらない)2人は、来春の東方神起の国内カムバック活動を展開しようとします。これを準備するためにも当社は3人にも、今後10日後の11月12日までに返事することを要請します。

ところが、これに関してSMは報道資料を通じて、シア・ジュンス、ミッキー・ユチョン、ヒーロー・チェジュンが事実上活動を拒否したことで、東方神起の来年初めのカムバックは不可能になったことを発表した。同時にSM側は21日からの中国で開催する予定だったアジアツアーも中止することにしたと発表し、今後のアジアツアーの開催も不透明になったと発表している。

これに対してメンバー3人の弁護側は、「SMのいう中国公演は、彼らが専属契約効力停止処分申請をした後に契約した公演」と言い、「仮処分申請以前に計画されたスケジュールは全て消化した」と反論している。東方神起の3人とSM側の主張がこのように行き違うことで、芸能界の一部では、事実上グループ解散の手順を踏んでいるのではないかと言う憶測もささやかれているとニュースで伝えている。

このような中、14日、日本と中国のマスコミでは、一斉に東方神起の中国公演と来年の韓国国内復帰は中止という報道を発表した。日本の芸能スポーツ専門日刊紙の記事によれば、「韓国では東方神起の再結成が事実上難しいと見ている」と伝え、「日本では、来春新曲発表とファンミーティングの公演日程が決められているので、これまでどおり活動する」と付け加えている。

このような中、シア・ジュンス、ミッキー・ユチョン、ヒーロー・チェジュンの3人は、マスコミを通じて、専属契約無効訴訟申し立てより、対話で問題を解決したいという立場を明らかにし、再度、ファンの注目を集めている。東方神起の3人の弁護側では、最悪の事態を考慮して専属契約無効訴訟を準備しているとしながらも、対話が先で、SM側と対話を通じて問題解決ができるか、最大限その意思を打診してみる方針と伝えている。

所属社との裁判で解体の危機に置かれた東方神起。韓国のアイドルグループが韓国では見られず、日本など外国でしか見られないというなんとも残念な事態に、韓国ファンの落胆の声が聞こえてきそうだ。果して彼らが国内の舞台でファンと再会できるようになるのか、今後も注目されるところだ。

国内復帰不透明の東方神起、海外でも関心