NHK「太陽を抱く月」第4話詳しいあらすじと見どころ:愛の力で変えた世子嬪選びの行方は?予告動画

2020年05月24日21時55分ドラマ
(c)2012MBC

亡き友アリの言い残した“月”がホ・ヨヌだと知った国巫ノギョンは、心の声で「“太陽”との縁を結ぶな、できるだけ遠くににげろ」とヨヌに呼びかけたが…NHKBSプレミアムで再放送の韓国ドラマ「太陽を抱く月」5月31日(日曜、夜9時~)第4話の詳しいあらすじと見どころ、場面写真を紹介、本作はブルーレイとDVDも発売しており予告動画はYoutubeにて視聴できる。

※詳しいあらすじを知りたくない方は「見どころと豆知識」だけをご覧になり、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】ではネタバレなしと詳しいあらすじ、キム・スヒョンとハン・ガイン,、キム・ユジョンが来日したイベントの再現レポートなどまとめて紹介している。



■キャスト(少年・少女期)
ホ・ヨヌ/ウォル役:ハン・ガイン(キム・ユジョン)
イ・フォン役:キム・スヒョン(ヨ・ジング)
陽明君役:チョン・イル(イ・ミノ/現:イ・テリ)
ユン・ボギョン/ポギョン役:キム・ミンソ(キム・ソヒョン)
ホ・ヨム役:ソン・ジェヒ(イム・シワン)

■第4話「愛の行方」
世子嬪選びをすることが決定した大みそかの夜。フォンとヨヌはついに再会する。ポギョンからフォンが彼女に興味を持っていると聞かされていたヨヌは気づまりだが、それが誤解だと知り、互いにひかれあう気持ちを確認する。フォンはヨヌが妃の候補願いを出すのを待っていると告げ、いきなりの話に戸惑うヨヌ。

禁婚令(※)が出され世子のお妃選びが始まる。フォンは胸をときめかせ、師であるヨムに、ヨヌが妃の候補願いを出したか聞きだそうとし、これがきっかけでヨムは、フォンが妹に恋していることに気付く。しかし、ユン大妃の意向で世子嬪はポギョンに内定しているのは周知のこと。ヨヌを不幸にしたくないヨムは妃候補からヨヌを外してほしいと思っていた。その頃、ヨヌの父は法に従い候補願いを書くが、母はそれを破いて捨ててしまう。最終選考まで残ってしまうと、王の女とみなされ生涯結婚できない。母はこれを案じだのだった。
※“禁婚令(금혼령=クムホンリョン)”とは王や世子の妃選びのために12歳(10歳以下との説もあり)~16歳の娘たちの婚礼を禁じること。妃の候補願いのことを“処女単子(처녀단자=チョニョタンジャ)”という。

内定に気づいたフォンは、父王、成祖に内定の撤回を願い出るが、妃選びは大妃の管轄と言われてしまう。しかしそんなことであきらめるフォンではない。その後、陽明君もまた、父王にヨヌとの婚礼を頼みに行くが、フォンの心を知る父の態度はつれない。

一方、ヨムに首ったけのミナ王女は、父王にヨムと結婚させてほしいと頼みに行くが、優秀なヨムが王女の婿になれば政に参加できなくなり、国の損失だと、王女の願いを聞き入れない。

ユン大妃のもくろみ通り、フォンの妃にポギョンが決定しそうになるが、フォンは成均館の儒生たちを巻き込み示威行動を起こさせる。フォンの機転に父王が感心し、望み通り公平な世子嬪選びを王主導で行うことに。

選考の日まで各自家庭で教育を受けるが、ヨヌの母は、最終選考に残らぬようにと、娘によくない行動をとるように教える。下手に最終選考に残ってしまうと、仮に世子嬪に選ばれなくとも、生涯他の男性と結婚することは許されない。

この悲劇に運命を惑わされたのが、陽明君の母だった。陽明君の母は最終選考に残るも、妃には選ばれず、哀れに思った成祖が情けをかけ陽明君が生まれた。しかし、その後成祖の寵愛を受けることもなく生涯を淋しくすごしたのだった。誰よりもそうした事情を知る陽明君は、ヨヌに会いに行き、「すべてを捨てて、お前を連れて行きたい」と本心を告白するが、ヨヌは取り合わない。陽明君はヨヌへの想いを残したまた旅に出る。

ヨヌを愛するすべての人が心配する中、ヨヌは、王からの質問に見事な答えを導きだし、めでたく世子嬪に選ばれる。その夜、フォンは母恋しさに泣くヨヌを思って慰めに行くが、その頃ユン大妃は…。

■第4話見どころと豆知識
フォンとヨヌが見つめ合うシーンから始まる今話は、いよいよ子役たちのクライマックス。フォン役ヨ・ジングの並みの少年には到底出せない艶っぽい演技とヨヌ役キム・ユジョンの清楚な色香が、子役とは思えないラブラインを作り上げる。その一方で、ポギョン役キム・ソヒョンの嫉妬の演技、陽明君役イ・ミノ(現:イ・テリ)の切ない演技もまた子役の粋を越えている。ところで、フォンとヨヌが互いの名前について語るシーンがある。ヨヌは 漢字では煙雨(연우)と書き霧雨を意味する。フォンは太陽にと名付けられたと説明するが、フォンは暄(훤)で暖かいという意味からきている。

王や世子の妃を選ぶための選考を“揀択(カンテク)”と言い、これをテーマにしたドラマ「揀択~女人たちの戦争~」がある。また、世子嬪候補の娘たちが王宮入りする際に鉄釜の蓋を踏むが、これについては「仮面の王 イ・ソン」第12話記事末の「※豆知識」で説明している。

ヨヌの母が必死で世子嬪の選考に落ちるように教育する姿が滑稽でもあり、憐れでもある。
また、候補になることを諦めさせようとヨムが囲碁の話をするが、ヨム役イム・シワンは本作の2年後、奇しくも天才囲碁士の役で「ミセン-未生-」に主演する。

さて、最終選考で王自ら出す質問は「王を金銭に変えるといかほどになるか?」というもの。果たしてヨヌはなんと答えて王を唸らせたのか?その答えとヨヌのお人形のように愛らしい正装をお見逃しなく。

NHKBSプレミアム「太陽を抱く月」番組公式サイト
 2020.05.10スタート 日21:00-22:00 再放送(BSP)
 2014.07.13-09.20 日23:00-24:00 終了(総合)
 2014.05.10-09.20 土08:30-09:30 終了(BSP)
 2013.01.20-06.23 日21:00-22:00 終了(BSP)
Youtube「太陽を抱く月」予告動画
作品公式サイト

kandoratop【作品詳細】【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】