綾野剛&星野源「MIU404」第4話ミリオンダラー・ガール!予告動画と第3話ネタバレあらすじ
1億円所持の女・美村里江が銃撃される! 傷を負ったまま逃走する彼女を伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)が追跡する!行方不明になった高校生(鈴鹿央士)と正体不明の男(菅田将暉)のその後は…!?野木亜紀子脚本、1話完結のノンストップ“機捜”エンターテインメント「MIU404」(TBS、金曜夜10時)7月17日放送の第4話の見どころと、第3話ネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「MIU404」は初動捜査のプロフェッショナル“機動捜査隊”が、24時間というタイムリミットの中で事件解決を目指す新感覚の刑事ドラマ。7月10日に放送された第3話「分岐点」の平均視聴率(世帯)は10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と3週連続で2桁を記録した。
「アンナチュラル」とのクロスオーバーが実現した第3話は、4機捜のメンバーと西武蔵野署の刑事・毛利(大倉孝二)と向島(吉田ウーロン太)が交わって事件を解決に導いていく展開には、ワクワクさせられた。他部署からの応援要請を受けるのも“便利屋”機捜の仕事のうちだという。そんな大きな器の4機捜だから、ジャンル違いのドラマとのコラボも可能ではないだろうか、是非とも次なるクロスオーバーも検討願いたい!
第3話「分岐点」も、前回の第2話「切なる願い」と同様に、題名にテーマが重層的に織り込まれ、セリフ一つ一つに重みがあった。志摩が九重に語る「ピタゴラ装置」を使った人生の分岐点(ターニングポイント)についてのくだりが、このドラマの核になっていた。「自分の道は自分で決めるべきだ…だけど、人によって障害物の数は違う。正しい道に戻れる人もいれば、取り返しがつかなくなる人もいる。だれと出会うか、出会わないか。この人の行く先を変えるスイッチは何か、その時がくるまでだれにもわからない…」という志摩のセリフは、そのまま元陸上部の高校生たちの“分岐点”となる今回の事件の全貌を表していた。
第3話のドラマ終盤で、菅田将暉が登場すると、Twitter上では「ものすごい豪華キャストにびっくりしすぎてお腹いっぱい 」「これ以上に豪華なメンツはありますか?!」 「どんだけ豪華?! 」「MIU強すぎ」と、ただでさえキャストが贅沢な上に、後続のレギュラーキャストも豪華すぎると騒然となった。
菅田が演じるのは、ドラッグを手にした、素性の知れない男。バシリカ高校の元陸上部員が関与したドラック事件と、行方不明となった陸上部の成川岳に関わる重要な役どころ。陸上部の仲間から離れて逃走を選び、菅田に出会ってしまった成川岳役の鈴鹿央士も今後のストーリーに深く関わっていくことになる。
そして、正体不明の謎の女・麦役で、黒川智花がレギュラーも参戦。数々のドラマや映画で好演してきた黒川の演技も注目したい。黒川演じる麦は、桔梗(麻生久美子)の息子の保育を任されているごく普通の女性に見えるのだが、いつも口元を隠し、周囲を気にしている様子。彼女の出現によって、ドラマに新たな展開が生まれるという…はたして彼女は敵か、味方か!?
さらに、スタンガンの犯人役でシンガーソングライターの岡崎体育が登場し、ここでもシークレットゲストの出現に注目が集まっていた。
7月17日放送の第4話に、美村理江がゲストとして出演する。数々の映画やドラマ、CMに出演し、女優として存在感を見せる一方で、エッセイストとしても活躍している美村。そんな彼女が今作で演じるのは、2年前に裏カジノに関わり逮捕され執行猶予が明けてからも身を潜めて暮らしている青池透子だ。
1億円という大金を持った透子が何者かに銃撃されるところからドラマは始まる。怪我をしたまま逃げ続ける透子を、伊吹と志摩が捜索するが…。はたして、透子はなぜ1億もの大金を持っているのか。そして誰から逃げて、どこへ向かっているのだろうか。
今回の出演について美村は、出演の喜びを語り、「透子はほとんど台詞がなく、しかし内に秘めたものは多く深い。役者としてやり甲斐のある役を頂戴したなと、再びうれしい思いでした。第4話は透子の“幸せ”の物語です。透子と私は4カ月近く共に過ごしたので、彼女の気持ちを余すところなく代弁したい想いで演じました」と語っている。
第4話「ミリオンダラー・ガール」にはどんなテーマが込められているのだろう…、次回も心揺さぶられるストーリーを期待したい。
■第3話 ネタバレあらすじ
西武蔵野署管内で最近イタズラの通報が頻発している。西武蔵野署の刑事・毛利(大倉孝二)と向島(吉田ウーロン太)によると、イタズラ通報は“通報したプレイヤーが警察から逃げ切ったら勝ち“というネット上のゲームのルールを模倣した愉快犯の遊びであるという。しかし、この1年の間にスタンガンを使用する強制わいせつ事件が多数発生しており、捜査員を増員しているのだが、イタズラ通報の邪魔もあって、犯人は未だ捕まっていない。
イタズラ通報に対応した警官全員が犯人に逃げ切られていると聞いた伊吹(綾野剛)は「足で負ける気はしない」と、犯人逮捕に名乗りを挙げる。伊吹と志摩(星野源)がメロンパン号で西武蔵野署管内をパトロールしていると、入電中に通話が切れるというこれまでのイタズラと同じ手口の通報が入る。伊吹はイタズラだったら正体を現すだろうと、「警察だ。犯人でてこい」と声を上げる。警察と追いかけっこをしたい犯人は、その挑戦に乗って姿を現す…。
余裕で捕まえると豪語していた伊吹だったが、犯人を捕まえることはできなかった。4機捜にもどった伊吹は、犯人は全員同じ服装の4人組みだったという。「雰囲気」がそうだったという伊吹のいいかげんな話を信じない九重(岡田健史)。志摩は実際に犯人はリレー形式で逃走する4人組で、彼らを識別できるみまもり自販機の映像を入手したことを告げる。
西武蔵野署の2人の刑事が、みまもり自販機に映っていた写真をもとに都内の高校生を回っていた。バシリカ高等学校へ出向くと、校長は写っているのは生徒ではないし、陸上部はうちの学校にはないと言われてしまう。毛利達は校長の不自然な様子に、この高校が怪しいと目星をつけた。
正式な調査協力の要請をうけて、陣馬(橋本じゅん) と九重が他校の生徒に聞き込みすると、バシリカ高校の陸上部は昨年廃部になっており、陸上部の卒業生が薬物を使用・販売していたという証言を得る。
そのころバシリカ高校では、元陸上部の生徒たちが校長室に呼び出されて、陸上部や薬物について口止めをされていた。陸上部復活を願い出る生徒たちに、校長は“連帯責任”と冷たく言い放った。競技会に出れない悔しさから、元陸上部の生徒たちは、最後にもう一度「走ろう」と決意する。
伊吹は元陸上部の生徒たちがまた同じ犯行をすると言う。志摩にその理由を聞かれると、「走りたいんだよ。それだけじゃん」と答える。妙に説得力のあるこの発言を信じ、4機動捜は犯人逮捕に動き出す。
伊吹の予想どおり、ふたたびイタズラ通報が入る。伊吹は前回同様に第一走者と対峙して、リレーをスタート。高校生たちの行動を予想して、陣馬と九重が1人を捕まえる。次々と4機捜に追い詰められていく高校生たち…。そのさなか、イタズラ通報に加担していた元陸上部のマネージャー・真木カホリが、スタンガンの男(岡崎体育)に拉致されてしまう。
志摩と伊吹は高校生たちを追い込んでいたが、カホリの救出に向かうことを告げると、3人の高校生たちは逃げるのをやめた。通報のあった公衆電話に集まった警官と高校生たちは、犯人がまだ付近にいるとして手分けして捜索にかかる。志摩は不信な台車のタイヤ痕を見つけ、犯人を見つけだした。そして、応援に駆け付けた伊吹と陣馬によって無事にカホリを助け出した。
いたずら通報をした高校生たちの刑罰は、家裁送りで済んだのだが、ナウチューバー・特派員(渡邊圭祐)によると、生徒たちの顔写真や本名がネット上で公開され刑罰以上の社会的制裁を加えられたという。バシリカ高校の陸上部名簿は破棄されてしまったが、本格的な捜査が入ることとなった。
そして、1人だけ逃走し、行方をくらませている成川岳(鈴鹿央士)は、とあるビルの屋上でドラッグを手にした謎の男(菅田将暉)に出会っていた…。
■第4話あらすじ
拳銃使用による殺人未遂事件が発生する。被害者は元ホステスの青池透子(美村里江)で、加害者男性も含め現場から立ち去っていた。通報を受けた伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)は、透子が駆け込んだ付近の薬局店へ急行する。店主の証言では、透子は店内で銃創の応急処置をした後、大金の入ったスーツケースを持って姿を消したという。
透子が過去に裏カジノ事件に関与していた事を知る桔梗(麻生久美子)の指示で、伊吹と志摩は透子の行方を追うが…。
金曜ドラマ『MIU404』TBS 2020年6月26日スタート。毎週金曜日夜10時から放送。出演:綾野剛 星野源 岡田健史 橋本じゅん 麻生久美子 渡邊圭祐 金井勇太 生瀬勝久 菅田将暉 黒川智花 鈴鹿央士 ゲスト:美村里江 ほか/脚本:野木亜紀子/Twitter公式アカウントは「@miu404_tbs」、予告動画等は番組公式サイトで公開している。
◇「MIU404」番組公式サイト
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