「アンサング・シンデレラ」第2話も15分拡大!親子の絆を描く!第1話ネタバレあらすじと予告動画

2020年07月22日16時00分ドラマ
©フジテレビ

石川さとみ主演「アンサングシンデレラ病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ木曜夜10時から)7月23日放送の第2話も15分拡大!謎の不整脈を抱えた重篤間者が抱える娘との複雑な事情とは?薬剤師葵みどりが患者と向き合うヒューマン医療ドラマ、第2話の見どころと第1話ネタバレとあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。



知られざる薬剤師の世界を描いた新しい医療ドラマとして注目される「アンサングシンデレラ」が、放送延期を乗り越えついに第1話(7月16日)が放送された。「アンサング=称賛されない」縁の下の力持ちである薬剤師を描いたこのドラマは、病院内で次々に巻き起こる問題が主人公、薬剤師の葵みどり(石原さとみ)の視点で描かれ、テンポの良い展開に目が離せない。初回放送ではTwitterでトレンド1位を獲得し、「石原さとみのドラマははずれなし」や、「ラストに泣けた」「薬剤師の多忙で大変な仕事」など初回視聴率10.2%(ビデオリサーチ、関東地区調べ)と反響は上々だった。

7月16日の第1話では、縁の下の力持ちである薬剤師の姿が丁寧に描かれた。患者がちゃんと薬を飲めているかチェックしたり、大量の処方箋をさばいたり、医者とのコミュニケーションをとったりと仕事量の多さに驚かされたとネットでも話題になった。そして、主人公葵みどりを演じる石原さとみの存在感が光っている。特にドラマの終盤、患者から感謝され、こらえきれず涙を流すみどりのシーンや、桜が満開の中、「入院中も、退院してからもずっと一緒だから。」と言葉をかけるみどりの優しさがにじみ出るシーンにぐっときてしまう。さらにエンドロールに流される、今回出演の患者のその後が描かれるのもにくい演出だった。元気になっていく患者の傍にはみどりの存在を知らせる薬袋があるなど、陰で支える薬剤師の姿がここでも描かれ、最後まで見ごたえ抜群の回となった。

23日放送の第2話では、ゲストに大後寿々花が登場し、小林隆と20年振りに再開する親子の絆を描く。大後寿々花は『北の零年』(2005年)で石原さとみの少女時代を演じているが撮影は別々だったので、今回ドラマで初共演を果たすことになる。毎回ゲストが登場するのもこのドラマの見どころの1つ。みどりや調剤室の仲間たちが患者とどう向き合っていくのか、次回も楽しみにしたい。

■第1話 ネタバレあらすじ
葵みどり(石原さとみ)は萬津総合病院に勤務するキャリア8年目の薬剤師。救急センターで、蜂に刺されて患者が搬送されてきた。みどりは薬剤部部長の瀬野章吾(田中圭)と、救急センターの豊中瑠衣医師(臼田あさ美)と共に患者への投薬のサポートをしていた。そこへ、薬剤部部長の田聡子(真矢ミキ)が新人の相原くるみ(西野七瀬)を教育担当のみどりのもとに連れてきた。心肺停止に陥った患者の衣服から、日常服用している薬に気づいたみどり。すぐ医師に報告したことで、患者の心拍は回復した。薬剤師が命を救ったことに感動したくるみだったが、患者の家族は医師に感謝を伝えるのみ。瀬野からも「救ったのは医者だ」と一蹴されてしまう。くるみはみどりに疑問をぶつけるも、みどりからは「感謝されたいなら、この仕事はむいてないかな。」と言われてしまう。

患者の投薬状況を見て回り、移動は早足のみどりに小走りでついていくくるみ。2人が向かったのは小児病棟。糖尿病患者の渡辺奈央(安藤美優)の血糖値が安定しないと医師から相談されたみどりは、慣れで注射のやり方が雑になって薬が効いていない可能性があると患者がいる病室に向かう。病室では同じく糖尿病患者で入退院を繰り返す森本優花(永瀬莉子)と楽しそうに談笑する奈央の姿があり、さっそくみどりは2人が投薬が正しくできているかチェックする。

調剤室に戻ったみどりは刈谷奈緒子(桜井ユキ)に一喝される。調剤室は医師から続々と届く処方箋の調剤に大忙しで、患者一人一人と向き合うみどりの働き方は非効率だと小言を言われてしまう。忙しい調剤室では羽倉龍之介(井之脇海)がくるみを紹介しても調剤室の面々は動く手を止めることなく、足踏みでくるいみを歓迎した。そんな時、みどりは林雅樹(飯田基裕)医師の処方箋に疑問を抱き、すぐに林に疑義照会(処方箋を出した医師への問い合わせ)をしに林のもとへ出向く。林に嫌味を言われながら処方変更ができたみどりは、自分のミスにも関わらず偉そうな態度の林に苛立ちながらも「正しい薬が患者に渡ればそれでいい」とくるみと共に調剤室へ戻って行くのだった。

みどりとくるみが当直の夜、新たな処方箋が届く。妊娠33週目の患者に妊娠後期では使われないロキソプロフェン(頭痛薬)の処方箋。みどりはすぐに医師に確認をとり、カロナール(副作用が少ない頭痛薬)に変更した。そこへ助産師の倉本がその患者の薬を取りに来た。患者の矢島詩織は33週目の切迫早産で入院しており、ひどい頭痛に悩まされていると聞いたみどりは、妊娠後期にみられるHELLP(ヘルプ)症候群ではないかと疑う。瀬野に相談するも、自分ではなくまず医者に相談しろと突っぱねられたみどりのもとに、産婦人科の研修医、道場健太郎(前原滉)から電話が入る。カロナールを飲んでも矢島詩織の頭痛が納まらないという。みどりは林を起こすよう道場に頼み、自身も病室に向かうのだった。

みどりが到着すると、詩織はおう吐し苦しんでおり、たまらず背中をさすっていると、やっと林医師が到着、「勝手に診察するな」と怒鳴られてしまう。しかしみどりは症状を説明し、HELLP(ヘルプ)症候群ではないかと食い下がり、おなかの張りを抑えるために使われる薬、マグセントを投与するか指示を待った。みどりからの報告を受け、林はマグセント投与。その様子を病室の外から伺う瀬野の姿があった。その後検査値からHELLP症候群と診断され緊急手術がなされ詩織は無事出産、母子ともに一命をとりとめた。しかし次の日、調剤室に販田がやってきて、産婦人科の林医師からクレームが入り、今回のみどりの行動を医療安全委員会の議題にするという。みどりは販田から「覚悟するように」と言われてしまう。

小児病棟を訪れたみどりとくるみ。そこでは相変わらず渡辺奈央の血糖値が安定しないと医師や看護婦らが話をしていた。そこへ奈央を探す優花の姿が。お昼の時間になっても戻らない奈央を心配して病院内を探していたのだ。そこでみどりや看護婦で手分けして探すことになり、みどりは非常階段で倒れている奈央を発見した。インスリンを打たなかったことで低血糖になり体調が悪化したことが原因だった。奈央は病気が原因で学校に馴染めず、優花がいて、病気の事を隠さないでいられる病院にいたくて、わざと退院を遅らせるようにインシュリン注射をずらして打っていたのだった。

患者の気持ちがわからなかった自分を責めるみどりだったが、医療安全委員会を目前に控え、刈谷から人の心配より自分の心配をするよう言われてしまう。その夜、中華屋「娘娘亭」に立ち寄ったみどりは小野塚綾(成田凌)という男に出会い、給料のいい調剤薬局ではなく、なぜ病院薬剤師なのかとたずねる小野塚に対し、みどりは薬剤師になったきっかけを話し出す。

ついに医療安全委員会がはじまった。林はみどりが勝手に診断し、医師の許可なく薬を投与しようとしたとし、1か月の謹慎を課すべきと主張。それに対し、瀬野が処分は解雇にすべきと言い出す。みどりは患者の為に医者に意見する薬剤師だが、それが事故になるというのであれば解雇にするべきだと発言。すると救急センターの豊中が、先日みどりの気づきによって患者の命を助けることができた。医師は薬剤師の意見を聞くべきだと思うと主張した。そこへ販田がこっそり林のもとへ行き、以前みどりが行った疑義照会の書類を見せる。HELLP(ヘルプ)症候群の症状が出ていたにも関わらず、薬剤師の意見もぞんざいにしたことは、みどりが責任をとった場合、この書類も明るみに出て、林も不利な立場になってしまう。それを聞いた林は態度を一変し、みどりの謹慎処分を取りやめると言い出すのだった。

その結果はすぐに調剤室にも伝わり、みどりの処分が免れたことを喜ぶ仲間たち。実は、決めてとなった疑義照会の存在に気づき、用意していたのは瀬野だったのだ。陰で瀬野が助け船を出していたことを知る由もないみどりは、道場に呼ばれ、矢島詩織の病室にいた。詩織は自分と子供の命を救ってくれたみどりにお礼を伝えると、みどりは感極まって涙を流すのだった。

一方、糖尿病患者の奈央の数値も落ち着き、退院する日がやってきた。また友達を失い、一人になる孤独から病院にしか居場所がないと涙を流す優花に対し、みどりはインシュリンを打てば日常生活を送れること、薬と向き合い、普通の未来を手にして欲しいと説くのだった。つらいかもしれないけど、奈央と一緒にがんばっていけると優花の背中を押すみどりだった。そして優花は奈央に、病院じゃなくて外で会おう、そして大人になったら一緒にお花見して、いっぱい笑おうと約束するのだった。

■第2話 あらすじ
葵みどりと相原くるみは入院患者が薬をしっかり飲んでいるか確認するため、病棟を早足で回っていた。販田聡子には人手が足りないから早く調剤室に戻るようにきつく釘をさされていたからだ。ある病室の前まで来ると、右腕の骨折で入院している大宮清と娘の篠原麻利絵が言い争いをした。2人をなだめた後、入院前に飲んでいた薬はないかとみどりが大宮にたずねると、「知らないよそんなこと。」と吐き捨ててポーチを持ってトイレに行ってしまう。困ったみどりが麻利絵に大宮の最近の体調について質問するも、わからない様子だ。2人は親子だと言うが、どうやら事情が隠されている様子で・・・。

一方調剤室では慌てた販田が入ってきて、突然、厚生労働省の麻薬取締官が医療麻薬の管理調査に来ると告げる。病院で扱っている医療用麻薬が適切に管理されているかの監査が入ることになり、薬剤部主任の刈谷は調剤室にある医療麻薬と帳簿を照らし合わせ、問題ないことを確認。そして販田は他の保管状況を調べる為、工藤たちを連れて麻薬管理室へ。

そんな中、病室の外が騒がしくなりみどりとくるみが病室の外へ出てみると、大宮が意識不明で倒れていた。みどりはくるみを調剤室に帰し、自分は搬送される大宮に付き添って応急措置室へ。医師と瀬野と共に大宮のケアにあたるみどりだが、容態は重篤に陥ってしまう。そして麻薬管理室で調べていた販田たちは、そこにあるはずの薬剤の数が足りないことに気づくのだが・・・。

木曜ドラマ「アンサングシンデレラ」フジテレビ毎週木曜夜10時から放送。出演:石原さとみ 西野七瀬 成田凌 桜井ユキ 井之脇海 金澤美穂 真矢ミキ 迫田孝也 池田鉄洋 でんでん 田中圭ほか/ゲスト:安藤美優 永瀬莉子 西原亜紀ほか/脚本:黒岩勉 公式Twitter公式アカウントは「@unsung2020」、予告動画は番組公式サイトで公開している。

「アンサングシンデレラ」番組公式サイト

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