「サイコだけど大丈夫」第3-4話あらすじと見どころ:眠れる森の魔女~ゾンビの子
6月20日より韓国tvNにて放送開始し、Netflixでもほぼ同時に独占配信中のキム・スヒョンとソ・イェジン主演の「サイコだけど大丈夫」、勤務先を変えたガンテを追いかけてきたムニョンは…舞台をガンテ兄弟の故郷に移して新たな展開となる、第3話~第4話のあらすじと見どころを紹介しよう。
(※場面写真は話数と異なることもあります)
「サイコだけど大丈夫」は、手に負えない人生の重さで愛を拒否している精神病棟の介護士ムン・ガンテ(キム・スヒョン)と、生まれつきの欠陥で愛を知らない童話作家コ・ムニョン(ソ・イェジ)が、お互いの傷を労り治癒していく、ファンタジー童話のようなロマンチックコメディ。
■第3話「眠れる森の魔女」
勤務先を変えたガンテを追いかけてきたムニョンは「OK精神病院」へやって来る。そこには精神を病んだムニョンの父も入院していた。ガンテに執着するムニョンは、院長の勧める病院の文芸クラスの講師を引き受け、呪われた城で暮らすことに。そこは、父がムニョンのために森の奥深くに建てた寂れた屋敷だった。ガンテはムンテや親友のチョ・ジェスと一緒にジュリの家に居候していたが、ガンテに恋するジュリは、ガンテがムニョンと一緒にいるのを目撃し不安に駆られる。その夜、悪夢にうなされたムニョンは、ガンテの幻に癒される。
翌朝、事態収拾してくれと泣きつくイ代表からの電話に、認知症の父親をだしに人情話で切り抜けるよう策を授ける。ムニョンの型破りな文芸クラスが始まる。一方、トラウマ治療の第一人者のオ院長は、ムンテに病院のエントランスに壁画に描くよう勧める。ガンテのためにお金が欲しいムンテは報酬をくれるならと引き受ける。そんな中、春になると躁(そう)状態が深刻になる国会議員の息子クォン・ギド(クァク・ドンヨン)が短期入院してくるが、ムニョンの助けを借りて病院から抜け出し、大混乱を引き起こす。その様子を見ていたガンテは…。
「OK精神病院」の院長オ・ジワン役を演じているのは「星からきたあなた」でキム・スヒョンと良い相性を見せてくれたキム・チャンワン(「星から来たあなた」親友・チャン弁護士(キム・チャワン)紹介)。本作でも二人の姿を見ることができてファンとしては嬉しいばかり。
更衣室で着替えるガンテの上半身をじろじろと眺め、触ろうとする積極的なムニョン!このシーンは、まるでムニョンが視聴者の心の声を体現してくれている?と思ってしまうほど、キム・スヒョンの鍛え上げられた肉体にドキッとしてしまうだろう。
また3、4話にはクァク・ドンヨンが特別出演。彼はとある番組で「露出シーンなども多くキャスティングが難しかったようで急遽自分が決まったが、台本もとても魅力的で即決した」と出演契機を明らかにしている。その言葉通り登場シーンではモザイクがかかることも多く、ぶっとんだ役柄にドラマ放送当時彼の名前がリアルタイム検索語に上がったほど話題になった。しかし病気の原因が明かされると一転、彼がヘラヘラ笑いながら逃げ回る姿もただ単純に笑うことはできず、色々と考えさせられる。ガンテにも大きな影響を与えたはずだ。
■第4話「ゾンビの子」
家族から蔑ろにされていたギドがうっぷん晴らしをするのを見たガンテは、思わずムニョンと遊ぼうと口にするが、すぐに前言取り消しされてしまう。愛の告白も無視されガンテの心が読めずに戸惑うムニョン。そんなムニョンの新刊『ゾンビの子』が出版差し止めになり、イ・サンイン代表がムニョンを訪ねて来て、連れ帰ろうとするが失敗する。後日、クォン議員が遊説を邪魔されたと病院に怒鳴り込んでくる。ムニョンを庇って一人対応するガンテは、「役に立たない子はいらない」という議員の暴言に「それなら産むな」と言い返し、ビンタを喰らう。機転を利かせたオ院長はその場を納めた上に、議員から寄付をせしめることに。
一方、ムニョンは壁画描きのために病院に来ていたサンテと仲良くなり、ガンテのご機嫌取りのために父親の散歩もさせようとするが、興奮した父親に首を絞められる。ムンテを怒鳴りつけてしまったガンテは一人帰って『ゾンビの子』を読み、辛い記憶をまた思い出す。ところが親友のジェスからムニョンが父親に首を絞められたと聞き…。
‘サイコだけど大丈夫’特別童話シリーズ 2 「ゾンビの子」書影
(Amazon でチェック)これまで、理不尽なことにもひたすら我慢してきたガンテだが、クォン議員に抵抗した彼の気持ちは痛いほどよく分かる。今回のテーマとなった絵本『ゾンビの子』は絵もストーリーもかなり強烈で、ドラマ内でも会議中にグロテスクだと指摘されてしまうほどの内容だが、後半にガンテが泣きながら絵本を読むシーンでは、涙なしでは見られない。「兄のことを助けてもらおうとおまえを産んだんだ」幼い子供が母からそんなことを言われ、どれほど深く傷つくだろうか。それでも母は唯一無二の存在。
ガンテの子供時代を演じているのは、現在「一度行ってきました」にも出演中の人気子役ムン・ウジン。子供時代のガンテが、寝ている母にそっと寄り添うシーンは、手元だけでも感情をしっかり表現しており秀逸。そして涙に拍車をかけるOSTはJanet Suhh(자넷서) の「In Silence」。またソ・イェジの演技力にも改めて驚かされる。これまでひたすらぶっとんだ姿ばかり見てきたが、ここで初めて彼女の弱い部分が描かれたように思える。その繊細な感情を見事に表現しており、第4話は第一の大きな見どころポイントだろう。
【「サイコだけど大丈夫」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや関連動画、韓国での評判などをまとめて紹介する。
■キャスト
ムン・ガンテ役:キム・スヒョン
ムン・サンテ役:オ・ジョンセ
コ・ムニョン役:ソ・イェジ
ナム・ジュリ役:パク・ギュヨン
チョ・ジェス役:カン・ギドゥン
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